青学(青山学院大学)総合文化政策学部の傾向と対策!難易度も解説

少子化が進み、より魅力的な学部学科が求められるようになった21世紀。青山学院大学では2008年に総合文化政策学部が誕生しました。メディアや都市のプランニングなど21世紀に即した学びが行えます。

今回は青学総合文化政策学部について、これまでの入試情報や傾向と対策、MARCH内部での難易度の違いなどについて解説します。

青学(青山学院大学)総合文化政策学部の入試情報

総合文化政策学部が設置されたのは2008年。主に文化領域を極め、思想や哲学など様々な学問を取り入れた学部です。女性が過半数以上を占め、女性に人気のある学部とも言えます。そんな総合文化政策学部の入試情報をご紹介します。

青学総合文化政策学部の学科ごとの偏差値

総合文化政策学科 偏差値 65.0

総合文化政策学部は総合文化政策学科のみで、偏差値は65.0です。6つの入試形式があり、いずれも偏差値65.0で、共通テストで必要な得点率も大きな差がなく、どこの入試形式でも偏差値はほとんど変わらず、難しめの学部です。

青学総合文化政策学部の入試方式ごとの配点・試験時間・合格最低点

総合文化政策学科・共通テスト利用入試3科目型

必須・英語:リスニングあり200〔100〕点(80分)
必須・国語(近代以降の文章):100点(80分)
選択・世界史Bor日本史Bor地理B:100点(60分)
選択・現社or倫理政経:100点(60分)
選択・数ⅠAor数ⅡB:100点(60分)
必須2教科+選択1教科の合計3教科で行う。
合計:400点

総合文化政策学科・共通テスト利用入試4科目型

必須・英語:リスニングあり200〔100〕点(80分)
必須・国語(近代以降の文章):100点(80分)
必須・世界史Bor日本史Bor地理Bor現社or倫理or政経or倫理政経:100点(60分)
必須・数ⅠAor数ⅡB:100点(60分)
必須4教科で行う。
合計:500点

総合文化政策学科・共通テスト利用入試5科目型

必須・英語:リスニングあり200〔100〕点(80分)
必須・国語(近代以降の文章):100点(80分)
必須・世界史Bor日本史Bor地理Bor現社or倫理or政経or倫理政経:100点(60分)
必須・物理or化学or生物or地学から1科目もしくは物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎の基礎科目2科目:100点(60分)
必須・数ⅠAor数ⅡB:100点(60分)
必須5教科で行う。
合計:600点

総合文化政策学科・共通テスト併用個別A方式

共通テスト2教科2科目
必須・国語(近代以降の文章):100点(80分)
選択・世界史Bor日本史B:100点(60分)
選択・倫理政治経済:100点(60分)
選択・数ⅠAor数ⅡB:100点(60分)
必須1教科+選択1教科の合計2教科で行う。
個別学力試験
総合問題:100点(60分)
合計:300点
合格最低点:238.5点

総合文化政策学科・共通テスト併用個別B方式

共通テスト2教科2科目
必須・英語:リスニングあり100〔50〕点(80分)
選択・世界史Bor日本史B:50点(60分)
選択・倫理政治経済:50点(60分)
選択・数ⅠAor数ⅡB:50点(60分)
必須1教科+選択1教科の合計2教科で行う。
個別学力試験
論述:200点(80分)
合計:350点
合格最低点:261点

総合文化政策学科・全学部日程

必須・外国語:150点(80分)
必須・国語総合(古文・漢文を除く):100点(70分)
選択・世界史Bor日本史B:100点(60分)
選択・政治経済:100点(60分)
選択・数学:100点(60分)
必須2教科+選択1教科の合計3教科で行う。
合計:350点
合格最低点:283点

青学(青山学院大学)総合文化政策学部の傾向と対策

総合文化政策学科とマーケティング学科、入試形式が全く同じで、違うのは合格最低点ぐらい。ここでは総合文化政策学部全体に関する傾向、対策をご紹介します。

総合文化政策学部全体の傾向と対策

共通テスト利用入試がバージョンアップ

2023年度から共通テスト利用入試は3つの方式に別れ、3教科型・4教科型・5教科型に増えます。3教科型は従来のスタイルですが、4教科型や5教科型は事実上国公立大学志望の学生の併願先として用意された入試形式と言えます。英語の配点のみ200点で他は100点、国語は現代文のみと得点率の勝負になりそうです。事実、共通テストの得点率ボーダーは80%後半と高く、国公立を視野に入れた学生との高いレベルの争いになる可能性があります。

英語資格ゲットでチャンス広がる

総合文化政策学科の個別A方式では出願資格として英語資格が必須となります。英検では英検2級合格レベルを若干上回るCSEスコア2100点以上が求められます。ここをクリアすると、残りは共通テストの現代文と選択科目、そして総合問題だけです。共通テストの得点率ボーダーも若干下がるため、英語資格を確保しておくことはそれなりのアドバンテージになるでしょう。

意外とB方式が狙い目?

個別B方式の総合問題は論述問題が出てきますが、過去の傾向や合格最低点を見る限りでは、論述さえしっかりとこなせれば十分に合格が狙えます。要約や反論など色々な論述問題が出され、答えていきます。実際は過去の個別学部日程でも出てきた小論文の傾向を引き継いでいるので、A方式よりも対策が立てやすいのもポイントです。小論文対策を行っていけば、配点自体は英語の倍なので、チャンスはあるでしょう。

科目別の傾向と対策

英語

英語は大問5題ある中で、2題が長文読解と会話文、もう1題は語彙・文法の問題です。語彙力や文法力を問う問題が結構多いのが特徴で基礎固めの徹底が求められます。長文読解での語数も比較的広めで、脚注がほとんどない分、語彙力の重要性が高いです。

国語

総合文化政策学部では以前から現代文のみの出題で、大問2題、マーク式のみの出題です。学部の性質上、評論問題のテーマは広く、哲学的なもの、文学的なものなど様々。その分、背景となるものをしっかりと勉強し、知識問題もこなしつつ、多くある設問を時間内に解いていく処理能力が問われます。

数学

数学は大問4題で構成され、すべてマーク式です。内容的には一般レベルで、教科書を理解していれば解けるものばかり。ただ、微分積分やベクトルなど文系の学生であれば苦戦するような分野が頻出で出てくるため、苦手分野を先に潰す勉強などが必要になるでしょう。

日本史

A方式の総合問題で出てくる日本史は、時代の縛りこそありませんが、17世紀以降の問題が出やすく、サンプル問題でもその傾向にあり、難易度もさほど高くはありませんでした。過去では全範囲から満遍なく出ており、史料問題が頻出しているのが特徴的。サンプル問題では近代史、現代史が出やすくなっており、そのあたりのケアが必要です。

世界史

世界史に関しても総合問題の中で出題されますが、サンプル問題の難易度が意外と高く、世界史の近現代史分野の難しさを痛感させられます。社会系科目が総合的に問われ、圧倒的に難易度が高めなのが世界史。もちろん2022年度の入試などで変化はあるでしょうが、大学側が事前に示したサンプル問題を見る限り、日本史以上に対策が欠かせません。

政治経済

倫理政治経済というカテゴリーで出される政治経済。科目の性質は現代社会に似ており、対策は立てやすいでしょう。過去の政治経済では政治分野、経済分野が満遍なく出され、時事問題が結構目につきました。日ごろから時事的な話題に興味関心を持つことが重要です。

総合問題

総合問題は現代史、日本史、世界史、倫理政治経済が範囲となっており、若干現代史に偏っています。ただそれぞれの分野の知識がないと苦戦してしまうため、社会系科目は満遍なく勉強しておくのが確実です。世界史分野で難易度が高めになる傾向もありますが、まずは基礎から固めていきましょう。

青学(青山学院大学)総合文化政策学部の難易度はどれくらい?

青学総合文化政策学部の難易度はおおよそどれくらいなのか、様々な観点から解説を行います。

青学総合文化政策学部の難易度

偏差値65と高いため、その偏差値に応じた難易度となります。共通テストの得点率が高く、国公立志望の学生の参戦が今後想定されるため、難易度はより高まっても不思議ではありません。現在の偏差値やボーターの得点率が高くなることも考えられ、より一層の対策が求められます。

青学内での総合文化政策学部の難易度はどれくらい?

偏差値では学部間の争いで上位に来るなど、看板学部クラスの立ち位置にいることは間違いありません。今後偏差値がより高まれば青学を代表する学部になる可能性もあるため、英米文学科に次ぐ難関学部になってもおかしくないでしょう。

MARCH内での青学総合文化政策学部の難易度はどれくらい?

偏差値65は早慶上智の学部も名を連ねるレベルなので、MARCHの中で比較すれば最上位学部の1つであることが言えます。まして国公立志望の学生向けの共通テスト入試がいくつか新設されたことで、共通テスト入試を中心に偏差値が上昇する可能性もあり、早慶レベルの難易度を持つ学部になってもおかしくありません。

まとめ

総合文化政策学部は非常にレベルの高い学部であり、優秀な女子学生が集まる学部になっていくでしょう。3つの共通テスト入試がどのような影響を与えるかは来年、再来年以降にチェックするしかありませんが、難化の可能性は十分に考えられ、より一層の基礎固めや英検など英語資格をゲットして出願資格を確保しておくことなど、やるべきことをこなしていきましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

選ばれる理由
定員制、逆転特化
FAST-UP青学塾とは

K.T君

3865

偏差値27up

偏差値38から
青学3学部に逆転合格

高2の頃、焦りから独学で勉強を始めましたが、何をやってよいかさっぱりわかりませんでした。FAST-UPでは、1日単位の効率的なカリキュラムを作ってくれたので、迷うことなく合格まで進むことができました。僕の人生を変えてくれたFAST-UPに感謝しかありません。

H.I君

5167

偏差値28up

志望校を上げて
早稲田に逆転合格

高3の春に、MARCH志望でFAST-UPに入塾したのですが、入塾から2ヵ月ほどで予想以上に偏差値が上がったため、第一志望を早稲田に変更しました。そこからの学習で驚いたのは、個別講義にて早稲田特化の授業をしてくださったことです。これにより、常に早稲田の傾向やレベルを意識しながら学習に取り組むことができました。FAST-UPのメソッドで学習すれば、志望校を上げることも可能だと思います。

Y.M君

3664

偏差値28up

偏差値36から
明治大学に逆転合格

受験勉強を開始し右も左もわからない状態の時にFAST-UPに出会いました。FAST-UPでは、毎日自分に最適なTodoが提示されたため、一切迷うことなく合格まで突き進めたと思います。自分の勉強法に不安がある人や、やるべきことがいまいちわからない人にはとてもおすすめの塾だと思います。

まずは無料相談