【青学(青山学院大学)総合文化政策学部の世界史】傾向と対策を徹底解説

総合文化政策学部では独自問題として総合問題が出され、その中に世界史が登場します。では、どのような問題が出題されるのか、そしてこれまではどんな問題が出てきたのか。

今回は総合文化政策学部の世界史にスポットを当て、世界史の傾向や対策、おすすめの参考書などをご紹介します。

青学(青山学院大学)総合文化政策学部の世界史の入試情報

総合問題で出題される世界史、そしてこれまで入試に出てきた世界史についてまとめました。

基本情報

総合文化政策学部の世界史は試験時間が60分、大問3題、他の科目と同じくマーク式のみです。総合問題の世界史ではサンプル問題を見る限り、小問1つ分もしくは2つ分と少なめ。このあたりは年度によって変化が予想される部分です。

青学総合文化政策学部の世界史の配点情報

総合文化政策学科・全学部日程

350点満点中、世界史の配点は100点です。

総合文化政策学科・個別A方式

300点満点中、世界史の配点は共通テスト100点プラス総合問題の点数となり、総合問題での出題割合がだいたい4分の1程度なので、総合的な配点は125点程度になります。

総合文化政策学科・個別B方式

350点満点中、世界史の配点は共通テストの50点のみです。

総合文化政策学科・共通テスト利用入試3科目型

400点満点中、世界史の配点は100点です。

総合文化政策学科・共通テスト利用入試4科目型

500点満点中、世界史の配点は100点と比率は低めです。

総合文化政策学科・共通テスト利用入試5科目型

600点満点中、世界史の配点は100点とさらに比率が下がります。

出題範囲

総合問題では、世界史(現代史)が出題範囲であることが示されています。現代史部分の世界史のみを勉強していればいいということです。以前は基本的に全範囲でしたが、現代史なども出ており、現代史がキーポイントになるのは今も昔も同じです。

問題量と時間配分

総合問題は60分で行われる分、現代文や地歴公民それぞれに時間を割くことになります。サンプル問題では世界史の割合が少なめだったため、そんなに時間をかける必要はないでしょう。現代文が多くを占め、現代文に時間を割くようにし、世界史は最長でも10分程度に配分するのが理想的です。

大問ごとの特徴

大問1

大問1は前近代など時代がやや古めの題材が選ばれやすいです。1つの国を取り上げてその国に関する問題が出されることが多く、昔であれば古代ローマなど取り上げられそうな国の知識をつけていくことが対策につながります。

大問2

総合文化政策学部だけあって、文化史の問題が出やすいのが大問2。その文化史も先ほどのように特定の国に関する文化史などが出る可能性があるので注意が必要です。またテーマ史でも文化史が出やすいため、対応していくべきでしょう。

大問3

大問3では現代史が出やすくなっており、学校であまり取り上げない分野だからこそ要注意です。東南アジアが出やすいとされ、サンプル問題でもインドネシアがピックアップされています。東南アジアや中東など現代に入って激しく動き始めたエリアも多く、押さえておくべきエリアは多いかもしれません。

青学総合文化政策学部の世界史の難易度・レベルはどれくらい?

現状では教科書レベルの問題が出され、あとはどこまで網羅できているかの勝負になります。あまり触れてこなかった分野が出され、教科書さえしっかりと勉強していればできていたなんてことも出てくるでしょう。基礎固めが非常に重要であり、インプットとアウトプットを徹底して行っていくと情報がスムーズに出やすく、時間を浪費せずに済みます。

青学(青山学院大学)総合文化政策学部の世界史の傾向と対策

総合問題の出題範囲が狭い分、傾向が出やすい世界史。ここでは傾向と対策をご紹介します。

日頃のニュースへの関心が現代史対策に

世界史の現代史部分は、現在の世界情勢に通ずる部分が多々見受けられます。テロとの戦い、中東でのいざこざなど、すべては連動しており、日頃のニュースへの興味関心があれば苦労せずに勉強が行えます。もちろん参考書で現代史対策を行うのが大事ですが、同時並行でニュースも日々チェックしていくことで、理解がより深まりやすくなります。

マーク式でも用語は正しく覚える

総合文化政策学部ではマーク式になっており、記述式ではない分、正確に言葉を覚える必要はないと思いがちです。しかし、他の学部では細かな数値問題など、あやふやに覚えているだけでは解けない問題ばかり。たとえマーク式であったとしても用語は正しく覚えることが求められます。

テーマ史理解の前にまずは通史理解

文化史対策などやらないといけないことが多いのは明らか。しかし、テーマ史理解から行っていってもなかなか定着しないことがあります。それは通史理解が進んでおらず、土台が固まっていないからです。歴史は何事にも通史で覚えることが重要であり、それを先に終わらせてからテーマ史理解に入ります。だからこそ、早めの通史理解が求められます。

青学(青山学院大学)総合文化政策学部の世界史対策におすすめの参考書

総合問題でも出てくる世界史。ここでは世界史の点数を高めるための参考書についてご紹介します。

インプット系参考書

神余のパノラマ世界史

「神余のパノラマ世界史」は、世界史の通史理解を行う上でのポイントがまとめられた参考書です。講義形式で進められ、すべてカラーで地図なども使って紹介される分、視覚的にも理解でき、内容理解につながりやすいのが特徴的です。

世界史用語 マルチ・トレーニング

「世界史用語 マルチ・トレーニング」は、文章や地図などを活用し、知識定着につなげられる参考書です。動画でも地図学習が行えるようになっているので、よりわかりやすく世界史を学び、何回でも解き直して基礎固めを行っていくことができます。

一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書

「一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書」は、主語を最大限固定して、1人のストーリーとして歴史が語られていくタイプの参考書です。年号が出てこない分、因果関係によって結びつきを行い、歴史上の出来事を1つの線で覚えていける参考書となっています。

アウトプット系参考書

山川一問一答世界史

「山川一問一答世界史」は、山川出版社が発行した教科書の内容を中心にまとめた参考書です。赤シートを使って一問一答形式の問題を解いていくことができ、基礎固めの確認をする際に利用できます。

斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版

「斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版」は、世界史に出てくる用語を網羅した参考書です。アプリを活用して知識の定着が行えるほか、重要度を示してくれるので共通テスト対策なども一緒にできるので、効率的な勉強が行えます。

実力をつける世界史100題

「実力をつける世界史100題」は、難関私大などで出てきやすい問題をまとめた参考書です。難関私大で出てきやすい分野から、ここだけは押さえておきたいという分野まで要所を押さえており、世界史で高得点を狙っていきたい人におすすめです。

青学(青山学院大学)総合文化政策学部の世界史の過去問情報

総合文化政策学部でこれまでに出てきた世界史の過去問を解きたい場合にどこをチェックすればいいのか、世界史の過去問情報をまとめました。

2021年度の世界史の過去問

青山学院大学のほか、180の大学の過去問を収録する大学受験パスナビですが、2021年度は独自問題の収録がありませんでした。そのため、書店で青学総合文化政策学部に関する赤本をチェックすることをおすすめします。

2021年度以前の世界史の過去問

文系学部では2018年度までの過去問が収録されることが多い大学受験パスナビですが、世界史に関しては収録されていません。東進過去問データベースでも収録されている可能性はありますが、赤本でチェックするのが確実でしょう。

まとめ

総合問題で世界史が登場するなど、個別A方式を受ける受験生にとってはケアすべき科目が多くて大変かもしれません。しかし、現代史で統一されている分、世界史といっても日本史や政治経済にも通じる部分も出てくるため、日頃のニュースをチェックし、関心を持っていれば解ける問題と言えます。現代部分に関する重要用語を網羅するほか、共通テストで利用する場合には通史理解からテーマ史理解につなげていくやり方をおすすめします。

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