【青学(青山学院大学)総合文化政策学部の国語】傾向と対策を徹底解説

女性の方が多い青山学院大学の総合文化政策学部。国語が結構重要な科目となっており、英語と同じくらい大事にしたい科目でもあります。

今回は総合文化政策学部の国語に着目し、これまでの国語の傾向や対策、そして、おすすめの参考書などについて解説します。

青学(青山学院大学)総合文化政策学部の国語の入試情報

総合問題でも取り扱われている国語。ここではこれまでの国語の入試情報を解説します。

基本情報

国語は試験時間が60分で大問が2題、すべてマーク式で答えていきます。すべて現代文で構成されており、古文などは出てきません。共通テスト利用入試でも現代文のみを用いるなど、徹底されています。その分、論説の内容は幅が広く、絞り切れないのが実情です。

青学総合文化政策学部の国語の配点情報

総合文化政策学科・全学部日程

350点満点中、国語の配点は100点です。

総合文化政策学科・個別A方式

300点満点中、国語の配点は共通テストの100点と総合問題の100点ですが、現代文がだいたい3分の1を占めており、実質130点程度です。

総合文化政策学科・共通テスト利用入試3科目型

400点満点中、国語の配点は100点です。

総合文化政策学科・共通テスト利用入試4科目型

500点満点中、国語の配点は100点です。

総合文化政策学科・共通テスト利用入試5科目型

600点満点中、国語の配点は100点です。

出題範囲

共通テストでは近代以降の文章、いわゆる現代文が出題されるように、出題範囲は現代文に絞られます。全学部日程でも古文漢文は除かれるため、総合文化政策学部志望の学生は現代文に特化して勉強を行っていくことになります。

問題量と時間配分

試験時間は60分で大問は2題だけと楽に見えますが、問題文をしっかりと読み込み、正誤問題を正しく解くことを考慮すると、実際はそこまで余裕はありません。1題あたり25分程度を目安にしていくのがよく、テキパキと読んで、スピーディに解いていく訓練を重ねていくのが理想的です。

大問ごとの特徴

大問1

文章量はだいたい4000字程度で、文章量自体は結構あります。しかし、問題量がそこまで多くはないため、的確に読み進めていけば問題はないでしょう。その分、論説の内容がかなりバリエーション豊かで、硬派な内容も多いことから、語彙力を身につけることが非常に重要であり、現代文のテクニックも問われやすいです。

大問2

大問2も基本的に大問1と同じようなスタイルで問題ありません。過去には総画数の問題が出るなど、若干トリッキーな出題があるものの、知識問題対策を積み重ねていけば十分です。後は時間との戦いになるため、時間切れにならないよう、細心の注意を払いましょう。

青学総合文化政策学部の国語の難易度・レベルはどれくらい?

現代文のみ、マークシート中心なので、激ムズとまではいきません。しかし、文章量が多いために中途半端に読んでしまうと痛い目を見がち。悠長に読み進めていけば誤答を招くため、テキパキと読むことを心がけ、練習段階で時間を意識して問題を解いていくようにしましょう。

青学の総合文化政策学部の国語で古文・漢文は出題される?

現状では古文漢文は出題されず、2023年度の入試要項でも共通テストまで含めて、現代文のみの扱いとなっています。過去には現代語訳された古文が出題されたこともありましたが、現代語訳されているので、文法を問うような問題はほとんどありませんでした。今後も古文・漢文の出番はなさそうです。

青学(青山学院大学)総合文化政策学部の国語の傾向と対策

現状では一部総合問題で出てくる国語ですが、これまでの傾向はどのようなものだったか、解説します。

知識問題

知識問題は漢字の読み書き、意味などが出てくるなど、標準的なレベルとなっています。しかし、扱われている題材に専門性があるため、現代文の用語として覚えておくべき言葉は多く、知識問題で登場するしないに関係なく、語彙力強化は必須です。文章を素早く読んで内容理解に努めるには、語彙力強化が重要です。

読解問題(現代文)

読解問題は、読解の方法を知ることだけでなく、演習量を多くこなすことが大切です。結構な長文が出題され、専門性の高い内容を解く分、色々なテーマの読解問題を解いている方が初見でも対応しやすくなります。できれば解説が細かい参考書を積極的に活用し、読解力を高めていきましょう。

青学(青山学院大学)総合文化政策学部の国語対策におすすめの参考書

論述などもあるので、国語力の強化が必須である総合文化政策学部の国語。ここではおすすめの参考書をご紹介します。

知識問題

入試 漢字マスター1800+

「入試 漢字マスター1800+」は、入試で出やすい漢字の読みや書きをまとめた参考書です。改訂版が定期的に出ているため、その都度バージョンアップされ、現在は四訂版が発売されています。電車の中でも見やすく、スキマ時間の活用にもおすすめです。

現代文キーワード読解

「現代文キーワード読解」は、現代文で出やすい言葉をテーマ別に解説した参考書です。読解力につながるキーワードのほか、意味を知っておくべきキーワードも多数収録されているので、読解対策や知識問題対策両方に使えるスグレモノです。

読み解くための現代文単語

「ことばはちからダ!現代文キーワード」は、論説文などで出やすい単語をまとめた参考書です。現代文を解く上で欠かせない語彙が詰まっており、現代文を苦手とする人、文章力を高めたい人にとって持っておいて全く損がない1冊に仕上がっています。

読解問題(現代文)

大学入試 柳生好之の現代文プラチナルール

「大学入試 柳生好之の現代文プラチナルール」は、様々な問題形式があっても素早く答えを導き出すために必要なルールがまとめられた参考書です。解き方が端的に掲載されているので、そのルールを踏まえて何度も解いていくことで読解力をつけていくことができます。

ゼロから覚醒Next フレームで読み解く現代文

「ゼロから覚醒Next フレームで読み解く現代文」は、9つのフレームワークを通じて現代文のスキルアップが図れる参考書です。現代文には型があり、その型を素早く見極めて読み進めていくことで、正確な理解につなげられます。

無敵の現代文記述攻略メソッド

「無敵の現代文記述攻略メソッド」は、問題文の読み方から要約までの道筋を示し、内容理解までの時間を短縮できる参考書です。しっかりと読めば解ける問題が入試問題で出てくるため、どの点に注意して読み進めていけばいいかを示し、記述問題が急に出てきても対処できるようになります。

青学(青山学院大学)総合文化政策学部の国語の過去問情報

総合文化政策学部の国語の過去問はどこに存在するのか、過去問情報をまとめました。

2021年度の国語の過去問

有名な大学を中心に過去問を掲載している大学受験パスナビですが、2021年度に関しては過去問の掲載がありません。赤本が発売されているので、そこで過去問の確認をしましょう。

2021年度以前の国語の過去問

入試改革以前の国語に関しても、大学受験パスナビでは掲載がありませんでした。国語は著作権の関係もあり、掲載されにくいのが実情です。東進過去問データベースでも過去問が収録されていますが、国語があるかは微妙。やはり赤本での確認をおすすめします。

まとめ

総合問題や論述など、国語力の強化は総合文化政策学部で結果を出すためには必須です。語彙力は必ずつけておくほか、現代文対策にも力を入れていきましょう。また文章力向上に関しては小論文対策の本を読み込んでおくことをおすすめします。偏差値65と難易度が高い総合文化政策学部ですが、やるべきことをこなしていけば、合格に近づきます。

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