【青学(青山学院大学)国際政治経済学部の世界史】傾向と対策を徹底解説

全国的に人気を集める国際系学部。偏差値も上昇しており、トレンド学部にもなっています。中でも青山学院大学国際政治経済学部は看板学部になるほどに成長。全国的にもその名が知られるレベルです。

今回は国際政治経済学部の世界史に着目し、世界史についての入試情報や傾向、世界史の点数に関係するおすすめの参考書などをご紹介します。

青学(青山学院大学)国際政治経済学部の世界史の入試情報

青学の国際政治経済学部は現在流行の国際系学部の中でも歴史がある学部。その学部を受験する際に世界史を使う場合に備え、入試情報をまとめました。

基本情報

世界史など社会系科目は基本的に大学入学共通テストもしくは全学部日程で利用できます。過去には世界史の独自問題も出題されており、マーク式と記述式の併用で、大問3題、試験時間は60分でした。2023年度入試でも総合問題が課せられるなど、傾向は変わっていませんが、国際系学部のため、世界史が復活する可能性も考えられます。

青学国際政治経済学部の世界史の配点情報

国際政治学科・全学部日程

350点満点中、世界史の配点は100点です。

国際政治学科・個別A方式

200点満点中、世界史の配点は共通テストが25点と割合が低めです。

国際政治学科・共通テスト利用入試3科目型

400点満点中、世界史の配点は100点です。

国際政治学科・共通テスト利用入試4科目型

600点満点中、世界史の配点は100点と3科目型入試より低めです。

国際経済学科・全学部日程

350点満点中、世界史の配点は100点です。

国際経済学科・個別日程

200点満点中、世界史の配点は25点です。

国際経済学科・共通テスト利用入試3科目型

400点満点中、世界史の配点は100点です。

国際経済学科・共通テスト利用入試4科目型

600点満点中、世界史の配点は100点となっています。

国際コミュニケーション学科・全学部日程

350点満点中、世界史の配点は100点です。

国際コミュニケーション学科・個別A方式

200点満点中、世界史の配点は25点と低めです。

国際コミュニケーション学科・共通テスト利用入試

400点満点中、世界史の配点は100点です。

出題範囲

過去の世界史の入試問題は、地域を中心に出題され、東洋史、ヨーロッパ史など様々な地域が満遍なく登場しています。現代史も出てきますが、どのエリアの現代史かは傾向として定まっていないため、全エリアの現代史を勉強しておく必要が出てくるでしょう。

問題量と時間配分

試験時間は60分と短めで、大問3題で、記述式とマーク式の割合はわずかにマーク式が多く、記述式も結構な問題数です。正確に記述をしないといけないため、時間切れになる可能性もあることから、1題あたり15分で解いていくことを心がけ、残りは見直しの時間に回すのが理想的です。

大問ごとの特徴

大問1

2020年度の世界史ではアメリカの独立に関する問題が出ています。空所に埋めるべき語句を記述式で解く問題など、知識に関する問題が多く出題されているのが特徴的です。既に18世紀の問題が大問1で出てくるなど、全体的に新しめのところから出題される可能性が想定できます。

大問2

2020年度では、説明文がすべて英文というトリッキーな出題形式となっており、注意が必要です。英文をしっかりと読み込んで答えなければならないため、英語の知識がかなり問われる形になっています。知識問題よりもまずは英文の対策が求められます。

大問3

大問3は現代史から出題されやすく、基本的に知識問題が中心です。年号問題なども出やすいため、年号を正確に覚える必要が想定できます。2020年度ではその問われ方が細かいので、あやふやな覚え方では誤答を連発する可能性すらあるでしょう。

青学国際政治経済学部の世界史の難易度・レベルはどれくらい?

実際に必要な知識は教科書レベルのため、そこまで難しくはありません。しかし、英文での出題や正確な年号、数値を求める問題が多めに出てくるため、いかに正確に知識を蓄えていくかが非常に重要です。その点では一筋縄ではいかない科目であることは確か。共通テストや全学部日程の場合も、求められるレベルは教科書レベルであったとしても正確な知識を身につける努力はしていくべきです。

青学(青山学院大学)国際政治経済学部の世界史の傾向と対策

これまでの世界史に関する傾向、今後の対策をまとめました。

傾向の変化に注意

2019年度と2020年度ではおおよそ出題時期などにそこまでの変化はありません。しかし、問題文がすべて英文の大問、適切ではないものを選ぶ問題など、かなり2019年と2020年で違いが見られました。2018年度ではセンター試験っぽい問題が多く、必要な知識量は変わらずとも、出題の仕方が全く違うため、まずは知識に関する基礎固めを優先しましょう。時間切れに注意

問題数が結構多いため、1問に時間をかけすぎると時間切れになる恐れも。要約問題などがないため、知識をいかに素早く引き出して正確に答えるかが重要になるので、インプットとアウトプットを正確に行う演習を積み重ねていきましょう。

教科書レベルの知識を固める

いささかトリッキーな出題傾向ではあるものの、求められる知識は教科書に書かれているレベル。教科書に書かれていることであれば、どんな内容を出されても答えられるようにするのが理想的で、講義形式の参考書を活用して基礎固めを行っていきましょう。

青学(青山学院大学)国際政治経済学部の世界史対策におすすめの参考書

青学国際政治経済学部で世界史の独自問題が復活した場合に備えて確保しておきたいおすすめの参考書をご紹介します。

インプット系参考書

一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書

「一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書」は、勉強をし直す社会人でもわかりやすく学べるように設計された参考書です。公立高校で教師として働くYouTuberが書いており、要点がわかりやすく、すべてが1つのストーリーとして構成されているので読みやすさも兼ねているのが特徴的です。

これならわかる!ナビゲーター世界史B

「これならわかる!ナビゲーター世界史B」は、世界史の基礎固めを徹底的に行いたい人にとって持っておくべき参考書です。何冊かに分かれており、時代やエリアごとに通史理解を深めていけるほか、自信がない年代だけを勉強していくようなこともできるので、苦手の時代だけを勉強していくことも可能です。

時代と流れで覚える! 世界史B用語

「時代と流れで覚える! 世界史B用語」は、穴埋めになっている部分を埋めながら世界史の流れを覚えていける参考書です。インプット、アウトプットそれぞれに活用できる参考書なので、ノートに答えを書いていくことでそれぞれの場面で利用できます。

アウトプット系参考書

大学受験 ココが出る!! 世界史Bノート

「大学受験 ココが出る!! 世界史Bノート」は、テーマに分けて問題が出題される参考書です。この参考書で登場するのは過去に入試などで出てきた問題なので、自分がどこまでインプットできてアウトプットできているかが一目瞭然です。

山川一問一答世界史

「山川一問一答世界史」は、世界史の教科書に準拠した内容を一問一答形式でチェックできる参考書です。実際に教科書に出てきた用語しか出てこないため、教科書レベルの知識のインプットやアウトプットに活用できます。

新 よくでる一問一答 世界史

「新 よくでる一問一答 世界史」は、用語を厳選して解説を詳しく掲載している参考書です。入試傾向を踏まえて学ぶべき用語を減らした分、解説が詳しく掲載されているため、内容把握がしやすく、定期テスト対策にも活用できます。

青学(青山学院大学)国際政治経済学部の世界史の過去問情報

国際政治経済学部の世界史について、これまでの入試ではどんな問題が出てきたのか、ご紹介します。

2021年度の世界史の過去問

2021年度から入試改革で論述・総合問題しか出題されていないため、青山学院大学の過去問が掲載されている大学受験パスナビに世界史の過去問掲載はありませんでした。ちなみに全学部日程の世界史は収録されています。

2021年度以前の世界史の過去問

2020年度以前に関してですが、世界史は大学受験パスナビで2018年度分まで掲載され、チェック可能です。東進過去問データベースなどでも、過去問掲載があるので確認してみましょう。

まとめ

現状では社会系科目の配点は全学部日程が最も高く、個別A方式ではわずか8分の1程度の割合にとどまっています。世界史が復活する際には全学部日程と同程度の割合になると予想され、これまでの傾向も使える可能性が考えられます。今回紹介した参考書などで勉強していきましょう。

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