【青学(青山学院大学)法学部の数学】傾向と対策を徹底解説

青学(青山学院大学)法学部の数学の入試情報

法学部を受験する際、現状では全学部日程と共通テスト利用入試のみで登場する数学ですが、これまではどうだったのかを振り返ります。

基本情報

過去に登場した法学部の数学は、大問3題で構成されていました。マーク式と記述式の併用で試験時間は60分。小問集合はマーク形式、その他の2題は記述式で三角関数や2次関数などが出されています。一般的な問題が多く、特段難易度が高いわけではありませんが、基礎が分かっていなければ苦戦する問題が目立ち、基礎固めの重要性を感じます。

青学法学部の数学の配点情報

法学科・全学部日程

350点満点中、数学の配点は100点です。

法学科・共通テスト利用入試

350点満点中、数学の配点は100点。

ヒューマンライツ学科・全学部日程

350点満点中、数学の配点は100点となっています。

ヒューマンライツ学科・共通テスト利用入試

350点満点中、数学の配点は100点と法学科と同じです。

出題範囲

全学部日程の数学は数ⅡBまで範囲となっていますが、法学部で出された数学も同様です。範囲は広範囲に及び、特定の分野だけが集中して出ることはありません。ただ関数系の問題などはよく出てくるため、基礎から徹底して勉強を重ねていくことが求められます。

問題量と時間配分

過去の傾向を見ると、試験時間は60分、大問は3題と1題あたり20分ぐらいしか時間をかけられないことから、スピーディに解いていくことが求められます。小問集合はマーク式なので、できるだけ15分程度で解き、記述式の2題に少しでも時間をかけていく時間配分が理想的です。

大問ごとの特徴

大問1

大問1では小問集合問題が出され、マーク式で出題されます。数ⅠAの問題が出てくるなど、基本的な問題が中心です。ここで取りこぼしをするのはかなりきついため、15分で解き切るぐらいのテキパキさが求められます。

大問2

以前の大問2では三角関数などが出題されています。三角関数は文系学生が苦手にしやすく、ゼロから基礎固めを行ってようやく苦手意識が薄くなっていくほど、なかなか大変な分野です。教科書レベルの問題が出てくることを考えても、微分積分や関数系は必ず対策を立てておくべきです。

大問3

大問3も大問2と同じように数ⅡBの問題が有力視されていますが、満遍なく出てきやすいため、ヤマを張ることは得策とは言えません。過去には大問3で2次関数の問題が出ており、時間を使います。ただ難易度は標準レベルなので、基本的な問題をこなせて、それを踏まえた応用問題でも対応できるかどうかが大事になるでしょう。

青学法学部の数学の難易度・レベルはどれくらい?

文系数学全体に言えることとして、難しい問題がドカンと出てくる可能性は低いでしょう。いかに基礎ができていて、ミスなく解き切れているかが大きなポイントになります。なので、難しい問題ばかりを解こうとするのではなく、まずは全範囲で基本的な知識を抑え、苦手意識を排除できるかが重要です。そして解くスピードを高めていけば、点数が狙えるでしょう。過去の法学部の数学、共通テスト、全学部日程いずれにも言える話です。

青学(青山学院大学)法学部の数学の傾向と対策

過去の青学法学部の数学に関する傾向、今後復活した際の対策などをまとめました。

苦手分野が命取りになる

比較的広範囲から出てくる法学部の数学において、特定の分野だけ苦手のままにしておくのは得策ではありません。例えば、大問3で苦手分野が出てきた場合、その部分の点数を丸々失うことになります。これでは合格は厳しくなるでしょう。法学部に限らず、文系数学は全体的に標準レベルの問題が出されるため、基礎を固めて演習量をこなせば点数を得られやすいです。苦手分野をまずは潰すことを心がけて勉強に励みましょう。

与えられた時間は短い

過去の法学部の数学では60分が試験時間となっており、大問1題あたり20分しか与えられません。全学部日程でも多くの問題を解かなければならず、いかにテキパキと、正確に解くかが非常に重要です。慎重に解くことも当然必要ですが、慎重過ぎればタイムアップになりやすく、急ぎ過ぎればミスが出やすく、バランスが大切です。演習量を多くこなしていくことで解き方の引き出しが増え、引き出しの開け方や見つけ方がより素早くなるため、基礎固めを終えたら時間を意識して解き、ミスの傾向を知ることも大事です。

基本的な内容は頭に叩き込む

何度も説明する通り、文系数学のレベルは標準レベルにあり、基本的な内容をしっかりと頭に叩き込んでいれば合格できるレベルの点数は確保できます。MARCHだからといって難しいレベルまで解く必要はなく、黄色チャートを1冊解き切り、何周もするぐらいで十分です。もちろん青学の過去問を踏まえてレベルを知ることも大事ですが、過去の傾向から急な難化は考えにくく、基礎を疎かにしないことだけ考えていきましょう。

青学(青山学院大学)法学部の数学対策におすすめの参考書

全学部日程や共通テスト、今後法学部の試験で数学が復活する時に備え、初心者から上級者までの数学の参考書をご紹介します。

初心者向け参考書

高校数学Iをひとつひとつわかりやすく。

「高校数学Iをひとつひとつわかりやすく。」は、高校数学の基礎固めに活用できる参考書です。シリーズ化されており、高校数学の基礎から勉強できるほか、苦手になりやすい部分をかなりかみ砕いて紹介しているので、数学が全く分からない人でも安心して解いていくことができます。

やさしい高校数学

「やさしい高校数学」は、数学が苦手な人向けに作られた参考書です。会話形式で進んでいくため、展開がわかりやすいほか、別冊の問題集で躓いた部分があれば参考書を見ながら、躓いた部分を確かめられるので、独学で数学のレベルを高めたい人にとってもおすすめの1冊です。

中級者向け参考書

チャート式解法と演習数学I+A

「チャート式解法と演習数学I+A」は、教科書レベルの問題から入試に出てきやすい問題までをカバーした参考書です。いわゆる黄色チャートであり、基礎固めから段階的に始めていくことができ、最終的にはMARCHレベルの数学力が身につくようになります。

数学I・A基礎問題精講

「数学I・A基礎問題精講」は、入試で登場しやすい標準的な問題を中心にまとめた参考書です。シリーズ化されているので、数ⅡBも購入していくと全体的なレベルアップにつなげられます。小問集合問題で取りこぼしをしないように演習量を増やしていくのにおすすめの1冊です。

上級者向け参考書

数学I・A標準問題精講

「数学I・A標準問題精講」は、難関大学レベルの数学の問題を中心にまとめた参考書です。少し余裕をもって青学の数学に挑みたい場合におすすめで、難しい問題まで理解できることで、難易度が下がった時の解くスピードを高めることにつながっていきます。

文系数学の良問プラチカ 数学1・A・2・B

「文系数学の良問プラチカ 数学1・A・2・B」は、文系数学で登場しやすい良問をまとめた参考書です。レベル的にはMARCHやその上を狙えるレベルですが、青学の問題も収録をされており、おおよそのレベルをつかみ、ブラッシュアップをするのに適した1冊と言えます。

青学(青山学院大学)法学部の数学の過去問情報

青学法学部の数学について過去問で解いてみたい時にどのサイトをチェックすればいいのか。過去の問題が載っているサイトをご紹介します。

2021年度の数学の過去問

2021年度における青山学院大学の過去問は、大学受験パスナビで掲載されています。ただ数学が収録されているのは理系学部が中心。2021年度の数学に関してネット上で過去問を探すのは難しいでしょう。

2021年度以前の数学の過去問

2021年度以前に関しても大学受験パスナビでは掲載されているケースが少なく、法学部の数学の過去問を解くには赤本を購入して解いていく必要がありそうです。一方、数学に特化した過去問サイトであるSUUGAKU.JPでは、理工学部限定ながら数学の過去問があります。他にも、東進過去問データベースなどのサイトでもチェックしてみましょう。

まとめ

法学部に入るために数学を利用するとなると、全学部日程もしくは共通テスト利用入試を活用することになります。ただ今後復活する可能性はゼロではないため、過去の傾向を探ることはとても重要です。文系数学のレベルは標準的なので、基礎固めを行いながら演習量をこなしていくことが求められます。

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