【青学(青山学院大学)法学部の国語】傾向と対策を徹底解説

2022年度にヒューマンライツ学科が誕生し、ますます進化を遂げていく青山学院大学の法学部。個別学部日程では総合問題が登場しますが、その中に国語が含まれています。また入試改革以前には国語単体の独自問題もあり、その傾向も探ります。

今回は青学法学部の国語における傾向と対策、おすすめの参考書などをご紹介します。

青学(青山学院大学)法学部の国語の入試情報

2022年度入試では総合問題として出題され、その中に国語も含まれていました。現状どのような出題形式となっているのか、詳しく解説します。

基本情報

総合問題として出題され、その中に内包されている国語。法学部ではA方式とB方式があり、国語の配点が高いA方式で現代文が出題されます。2021年度入試から入試形式が切り替わる際、サンプル問題が配信されました。そのサンプル問題を例にとると、大問1が丸々現代文、大問2で一部現代文が登場。試験時間は90分で、国語の大問数は1題プラスアルファ、マーク式と記述式の併用です。

青学法学部の国語の配点情報

法学科・全学部日程

350点満点中、国語の配点は100点です。

法学科・個別A方式

400点満点中、共通テストの国語、総合問題を合わせると300点になります。ただ、総合問題は国語の範囲が3分の1を少し超える程度なので、実質200点弱です。

法学科・共通テスト利用入試

350点満点中、国語の配点は150点です。

ヒューマンライツ学科・全学部日程

350点満点中、国語の配点は100点となっています。

ヒューマンライツ学科・個別A方式

400点満点中、共通テストの国語、総合問題を合わせると300点ですが、法学科同様、総合問題に占める国語の割合が3分の1をやや上回る程度なので、実質200点弱となります。

ヒューマンライツ学科・共通テスト利用入試

350点満点中、国語の配点は150点です。

出題範囲

総合問題における国語の範囲ですが、古文漢文を除く国語総合。つまり、現代文が出題されます。入試改革以前は大問1が評論文、大問2が随筆もしくは古文が出ていました。入試改革以降、古文が出なくなっており、2023年度以降の動向は夏ごろに出る試験概要でチェックする必要があります。

問題量と時間配分

総合問題では試験時間が90分ですが、国語が占めるのは全体の3分の1なので、30分で解くのが理想的です。問題量もそこまで多くはありませんが、サンプル問題では最後の問題に要約問題が登場するため、そこに時間を確保しないといけません。それ以外の問題はスピーディに解き、要約問題に時間をかける配分がいいでしょう。

大問ごとの特徴

大問1

大問1では評論もしくは論説が出題されます。文章量はやや多めですが、十分な時間があるため、じっくりと読み込めます。知識問題、語彙力の問題が多いのは昔も今も同じ。ただ入試改革以前の国語にはなかった80~120字の要約問題が加わっており、注意が必要です。

大問2

入試改革以前の大問2では随筆や古文が出題されました。特に古文は出る年出ない年が以前からあったため、がっつりと古文の難しい問題を解かされる可能性は少ないですが、一通りの古文の知識、語彙力はつけておくべきでしょう。

青学法学部の国語の難易度・レベルはどれくらい?

今も昔も傾向的に、標準的な難易度に収まっています。総合問題になってからも、内容正誤問題や知識問題が多く、要約問題が1つあるかどうか。劇的に難易度が高まっているとは言えませんが、大問1を解いても社会系科目の問題が半分以上残っているような状態なので、いかにテキパキと答えられるか、ミスを防げるかの勝負になってくるでしょう。

青学(青山学院大学)法学部の国語の傾向と対策

青学法学部の総合問題に登場する国語、過去の国語の問題における傾向と対策について解説します。

知識問題

サンプル問題で登場した知識問題は、読みの問題や接続詞の問題、同義語などが中心で、知識さえつけておけば解ける問題ばかりです。これは過去の国語における知識問題でも同様の傾向が見られます。現状では漢字の書き問題は出てきませんが、漢字の読み書きを行えるようにしておくのが理想的です。接続詞などは現代文を読んでいく中で身についてくるものなので、接続詞に着目した読解を心がけていきましょう。

読解問題(現代文)

総合問題で登場する現代文は、内容正誤問題や要約問題など、しっかりと文章を読み込んで内容を把握しなければ解けない問題ばかりです。裏を返せば、要点をうまくつかんで読み進めれば確実に点数を得られます。普段から現代文の問題を解く際に、筆者は何を言いたいのか、何が書かれているのかをまとめるクセ、要点をつかむスキルを磨くことが大事です。

古文

総合問題では出てこず、過去の国語でも出てこない年もあった古文。基本的には古文の単語、文法、古典常識の勉強をしておけば点数は得られます。青学法学部一本で勝負する人はほとんどおらず、共通テスト利用入試や別の大学の受験で古文を使うケースが多いので、そこでの対策を徹底すればいいでしょう。

青学(青山学院大学)法学部の国語対策におすすめの参考書

青学法学部の国語を受ける際、どんな参考書を使ってスキルアップを目指せばいいのか、参考書をご紹介します。

知識問題

入試漢字マスター1800+

「入試漢字マスター1800+」は、評論文を意識した例文などが登場する漢字に特化した参考書です。書き取りや読み、四字熟語などのカテゴリーに分けられており、1つの言葉から複数の派生語などを意識しながら勉強できます。

現代文キーワード読解

「現代文キーワード読解」は、評論文や論説文などで登場しやすい現代文のキーワードをまとめた参考書です。例文は実際に入試で出されたものなので、文脈をつかむために必要なキーワードを実例から吸収していくことができます。

ことばはちからダ!現代文キーワード

「ことばはちからダ!現代文キーワード」は、評論文などで出やすい重要語などをまとめた参考書です。2001年に発売され、20年以上愛され続けるなど、現代文の本質を突き、いつの時代も登場しやすい言葉をまとめています。

読解問題(現代文)

大学入試 柳生好之の現代文プラチナルール

「大学入試 柳生好之の現代文プラチナルール」は、現代文をセンスではなくスキルを磨いて解いていくことができる参考書です。現代文で出やすい問題形式を取り上げ、そのために必要なルールを紹介し、実際に解いていくことでスキルを磨けるようになっています。

田村のやさしく語る現代文

「田村のやさしく語る現代文」は、入試で登場する現代文の解き方をイチから学べる参考書です。現代文の基礎固めをしたい人におすすめで、段階的にスキルアップを図れるのも特徴的です。

入試現代文へのアクセス

「入試現代文へのアクセス」は、問題から解答までのプロセスがわかりやすく説明されている参考書です。問題文も幅広いジャンルから出題されており、全3冊のシリーズで読解力を磨いていくことができます。

古文

ステップアップノート30古典文法基礎ドリル

「ステップアップノート30古典文法基礎ドリル」は、古典文法の基礎固めには最適な参考書です。ページ数が薄いため、文法の基礎固めにはぴったり。何周もして古典文法を完璧なまでに仕上げることができます。

古文上達 基礎編 読解と演習45

「古文上達 基礎編 読解と演習45」は、古典文法を受験で応用できるようにレベルアップを図ることができる参考書です。古文常識などにも触れられており、実際に古文で点数を稼ぐためのポイントを理解し、勉強を進められます。

マドンナ古文単語230 パワーアップ版

「マドンナ古文単語230 パワーアップ版」は、入試で登場しやすい古文単語をまとめた参考書です。イラスト単語カードなど、わかりやすく覚えられるものが用意されており、古文の勉強における必需品として多くの学生に愛される1冊です。

青学(青山学院大学)法学部の国語の過去問情報

青学法学部の国語について過去問で解きたい場合、どこをチェックすればいいのか、過去問が掲載されているサイトをご紹介します。

2021年度の国語の過去問

2021年度の国語の過去問ですが、総合問題に関してはネット上に過去問が存在せず、赤本などでの確認が必要です。全学部日程の国語に関しては、大学受験パスナビで収録されているので、そちらでご確認ください。

2021年度以前の国語の過去問

2021年度以前に関しても法学部の国語の過去問は全学部日程以外では大学受験パスナビでも残っていないケースが目立ちます。そのため、東進過去問データベースなどの過去問を収録するサイトでもご確認ください。基本的には赤本で確認を行い、解説付きで何度も解けるような状態にしておくのが理想的です。

まとめ

現状、青学法学部の国語は、総合問題における問題数がそこまで多くありません。まずは共通テストでの国語などでしっかりと点数を確保し、歴史や政治経済の対策をしっかりと行うことが個別A方式で合格するためのポイントになります。共通テストであっても、総合問題であってもやるべきことは同じなので、1つ1つの積み重ねを目指し、まずは基礎固めに励みましょう。それから演習量をこなし、解説の読み込みなどを欠かさないようにするのがおすすめです。

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