青山学院大学教育人間科学部の概要
⻘⼭学院⼤学教育⼈間科学部は、“⼈間”について総合的に学ぶことが出来る学部となっています。教育⼈間科学部は教育学科と⼼理学科の 2 学科で構成されており、交わらないように思える 2 つの学問を学ぶ中で各分野の点と点が線になり、1 分野だけでは到達することの出来ない深い学びを得ることが出来ます。
また、⼈間について知る上で重要となるコミュニケーションや実践が豊富であり、1 年次から演習科⽬があるなど学びをインプットで終わらせず、アウトプットまでこなすことで経験に基づいた知識を得ることが出来るカリキュラム構成が組まれています。
青山学院大学教育人間科学部の特徴

理論だけでなく実践を通して深い学びを得る
理論を学ぶだけでは実践で活かすことは出来ません。⻘⼭学院⼤学教育⼈間科学部ではそのことも考慮しており、演習や実習によって、体験として知識を学びにするための授業を⾏っています。
1年次や2年次に理論を学び、3年次から実践的な学びを得る⼤学は多いですが、⻘⼭学院⼤学教育⼈間科学部では 1 年次から演習科⽬を設置することで、バランスの良いカリキュラムが構成されています。
幅広い視野から教育学・心理学の専門的な知識を深める
「臨床」「発達」「情報」「⾝体」という 4 つの領域を学ぶことで、教育学と⼼理学に共通した学びを得ることが出来ます。分野の核となる学びを得ることは、科学的な⼈間理解に⽋かせないものです。こうした共通認識を学べる分野を設置することで、両学科による学びの相乗効果を実現することが可能になります。
幅広い視野を⾝につけながら、教育学と⼼理学の専⾨的知識を深められる環境が教育⼈間科学部には⽤意されています。
人間について深く学ぶことで真に社会貢献できる人間を目指す
教育学では⼈の成⻑・発達を教育という視点から理解し、⼼理学では⼈間の⾏動を⼼理という視点から探究することで⼈間理解を図ります。この教育学と⼼理学という近しい 2 分野を理論だけでなく実践を通して、総合的に学ぶことが教育⼈間科学部では可能です。
青山学院大学教育人間科学部の学科紹介

教育学科
教育学科は⼈間形成探究、臨床教育・⽣涯発達、教育情報・メディア、幼児教育学、児童教育学の 5 つの履修コースを設けており、現代社会における様々な課題を解決するための⼒を知識・実践を通して学んでいきます。
教育の本質は表では⾒えていないことが多く、理想を追うことが教育に最も悪影響を与えます。そこで教育の本質と理想について考えることで、課題がない社会実現を⽬指し、社会に活きる能⼒を⾝につけることが可能です。
実績としても、これまで多くの社会教育現場に⾼い能⼒を持った⼈材を送り出しています。
心理学科
⼼理学科は発達・社会・認知・臨床の 4 分野において、研究の核となる基礎から最新研究まで幅広い学びを得ることが出来ます。実践的な学びを得るために、調査や実験などの参加型学習を重視しており、科学的な視点から“⼼”を研究していきます。
現代社会では⼼が原因で発⽣する問題が増加しており、⼼の問題を解決できる⼈材の需要は増加しています。現場で求められる⼈材に成⻑するために必要な実践的な解決能⼒を様々な視点から学べる学科です。
青山学院大学教育人間科学部のキャンパス情報
⻘⼭学院⼤学教育⼈間科学部が⽴地している⻘⼭キャンパスは、⽂化・情報の発信地である“渋⾕・⻘⼭エリア”に存在しており、豊かな⽴地を活かして教育と⼼理を実践的に学ぶ機会も数多くあります。
正⾨からキャンパスに⼊ると存在する銀杏並⽊は、両脇の銀杏の⽊によって四季折々の彩りを⾒せます。また、クリスマス 4 週間前の⾦曜⽇にはロータリーでクリスマスツリーの点⽕祭が⾏われます。
渋⾕駅から徒歩 10 分の位置に存在しているため、キャンパス周辺にはオシャレなカフェや飲⾷店が数多く存在し、“⼤学⽣らしい⼤学⽣活”を送る上で困らない好⽴地です。
青山学院大学教育人間科学部の男女比率
⻘⼭学院⼤学教育⼈間科学部の男⼥⽐率は 1:2(男:⼥)で、⼥⼦学⽣の⽅が男⼦学⽣の倍近く在籍しています。⻘⼭学院⼤学は MARCH と呼ばれる⼤学群の中でも⼥⼦学⽣の⽐率が⾼く、多くの⼥⼦⾼⽣が憧れる⼤学として認められています。
その裏には⻘⼭学院⼤学ミスコンのブランド⼒や、⻘⼭キャンパスに通えることで得られるキラキラした⼤学⽣というイメージが強くあると考えられます。
青山学院大学教育人間科学部の地方出身者の割合は?
⻘⼭学院⼤学教育⼈間科学部の地元占有率はおおよそ 1:1 で、地⽅出⾝学⽣と地元学⽣の⼈数がほぼ同じ⼈数在籍しています。厳密なデータでは地⽅出⾝学⽣の⽅が微かに多く在籍しているようですが、そこに⼤きな差はないため様々なバックグラウンドを持った学⽣と交流を図ることが可能です。
青山学院大学教育人間科学部の入試情報
ここからは⻘⼭学院⼤学教育⼈間科学部の⼊試情報についてです。学科ごとに偏差値が異なるため、志望する学科の偏差値ボーダーラインを把握することが必要になります。
青山学院大学教育人間科学部の偏差値
⻘⼭学院⼤学教育⼈間科学部の偏差値は 62.5 となっており、2 つの学科間で偏差値の違いは⾒られませんでした。
62.5 という偏差値は⻘⼭学院⼤学全体を通して多く⾒られる偏差値になっており、62.5 より低い学部・学科も存在しますが、教育⼈間科学部に関しては教育学科・⼼理学科どちらも 62.5 という偏差値になっています。
教育人間科学部各学科における⼊試⽅式と受験科⽬・配点
教育学科
・⼀般選抜(個別学部⽇程)
共通テスト:外国語 100 点、国語 100 点
独⾃問題: ⼩論⽂ 100 点
・⼀般選抜(全学部⽇程)
独⾃問題:外国語 150 点、国語 100 点、地理歴史または公⺠または数学 100 点
・共通テスト利⽤
共通テスト:外国語 200 点、国語 200 点、地理歴史または公⺠または数学または理科 100 点
フランス文学科
・⼀般選抜(個別学部⽇程)
共通テスト:外国語 100 点、国語 100 点
独⾃問題: ⼩論⽂ 100 点
・⼀般選抜(全学部⽇程)
独⾃問題:外国語 150 点、国語 100 点、地理歴史または公⺠または数学 100 点
・共通テスト利⽤
共通テスト:外国語 200 点、国語 200 点
地理歴史または公⺠または数学または理科 100 点
青山学院大学教育人間科学部の倍率
⻘⼭学院⼤学教育⼈間科学部の直近 3 年間の倍率が下記の表となっています。

教育学科と⼼理学科で倍率は違いますが、学部で⾒ると上記の倍率です。学科ごとの違いで⾒ると、全学部⽇程とセンター利⽤では⼼理学科の⽅が倍率が⾼くなっており、個別⽇程では教育学科の⽅が⾼い倍率となっています。
青山学院大学教育人間科学部の教科ごとの入試対策(独自問題)
これまで⻘⼭学院⼤学教育⼈間科学部の⼊試情報について書いてきましたが、ここからは具体的な⼊試対策をまとめていきます。また、今回は個別⽇程の独⾃問題対策のみを解説していきます。
小論文(教育学科)
特徴
教育⼈間科学部では教育学科・⼼理学科どちらも⼩論⽂が出題されます。また、⼩論⽂は従来出題されていなかったため問題の予測が難しいという⾯もあります。
教育学科で出題される⼩論⽂は⼤問 2 つで構成されており、提⽰された図や表の読み取る能⼒・読み取った内容から考察をする能⼒を求められる問題と、提⽰された⽂章における内容の要約・主張に対する⾃分の考えを論述する問題が出題されます。
対策・勉強法
⽂章構成能⼒はもちろんですが、まずは⼩論⽂に対応するために他⼤学の⼩論⽂問題を解くことが必要になります。特徴に記した教育学科の出題予想を元に、同じような出題がされる⼤学の⼩論⽂問題を何度も解くことで、⼩論⽂への対応と⽂章構成能⼒を同時に⾝につけることが出来ます。
また、2 つ⽬の問題は⾃分の考えを論述するという問題になっているため、新聞の記事など出版されている⽂章を読み、それに対する⾃分の考えを論述する勉強⽅法も⼩論⽂への対策になると考えられます。
小論文(心理学科)
特徴
⼼理学科の⼩論⽂問題も教育学科の⼩論⽂同様、⼤問 2 つで構成されており、問題⽂読解に基づいた⽂章の要旨把握・論理展開・字数制限のある論述など、様々な⽂章読解における総合的な能⼒が求められる問題と、複数のデータや図表を総合的に読み取り、読み取った内容を基に考察する能⼒を求められる問題で構成されます。
教育学科の⼩論⽂よりも問題に複雑さがあるため、様々な能⼒が求められそうですが⽂章読解が中⼼になっているので、⽂章読解に⼒を⼊れた学習で攻略することが可能になりそうです。
対策・勉強法
従来の問題と⽐較することが出来ない問題ではありますが、他の⼤学で⾏われている⼩論⽂問題を解くことで対策をすることが出来ます。
⼼理学科の⼩論⽂問題は、⼩論⽂として出題される図表の読み取りや要約、考察など、全ての内容を含めている出題範囲となっているため、⼩論⽂を多く解くことで⽂章読解のスピードを⾼め、理解→考察というプロセスを⾝につけることが重要になります。
MARCH 以上の⼤学で⼩論⽂を取り⼊れている⼤学の⼩論⽂を何度も解くことが対策になります。
まとめ
本記事は【⻘⼭学院⼤学教育⼈間科学部】と題して、⻘⼭学院⼤学教育⼈間科学部についてまとめました。⻘⼭学院⼤学教育⼈間科学部は、“⼈間”について総合的に学ぶ上で、様々な経験・知識を積むことが可能な学部です。
教育という最も⼈間の成⻑に必要な視点や、教育の裏で現代社会の問題にもなっている⼼理の視点など、⼈間を総合的に理解する上で必要となる 2 つの学問を専⾨的に学ぶことが出来、その学びを実践として⾃⾝の知⾒に収めることが出来ることは魅⼒的な学部だと⾔えます。
また、⻘⼭学院⼤学の⻘⼭キャンパスに通うことが出来ることも⼤きな魅⼒の 1 つと⾔えるのではないでしょうか。他学部を含めた多くの学⽣と交流することは、⼈間を様々な視点で⾒る上で重要なことです。⽇本におけるコミュニケーションの最先端と⾔っても過⾔ではない渋⾕でのキャンパスライフは⼈間科学を学ぶ上で⼤きな財産になることと想像出来ます。