学び

勉強の仕方がわからない人が意識すべきこととは?5科目の勉強法もご紹介

2022.07.15

勉強が苦手な人の中には、勉強とはどのようにやればいいのか、勉強の仕方が分からないという方がいます。スポーツが上手になりたくてもそのやり方が分からなければうまくなりようがないように、勉強の仕方がわからなければ当然学力は上がりません。

今回は勉強の仕方がわからない人の原因や勉強の仕方を構成する3つの要素、各カテゴリーでの効率的な勉強方法などをまとめました。

勉強の仕方がわからない原因とは

どのように勉強をしていけばいいかわからないと嘆く人は意外に多いです。なぜ勉強の仕方がわからないのか、その原因をまとめました。

勉強の仕方を教わっていない

近年は作文の書き方が分からず、めちゃくちゃに書いてしまう中学生が増えているそうです。それはなぜかと原因を探ると作文の書き方を教わっていないからだとか。勉強にも通じる話で、どのように勉強をするべきなのか、そのイロハを親などに教わっていないために、勉強の仕方が分からないのです。何から手を付けていいのかわからないのも納得で、その状態で勉強しろと言われても、言われる方は悲しくなります。

ゴールの設定が分かっていない

ただ闇雲に勉強をすればいいわけではありません。今日はこれくらいやる、明日はこれをやると大まかに決めて、効率的に勉強を行っていくことで学力につながっていきます。どこまでやるべきかというゴールの設定があやふやでは、勉強は捗りません。そして、1日のゴールをどこに設定するのかが分かっていないとなかなか効率のいい勉強はできないので、その設定について学んでいかないと大人になってからが大変です。

自分に合ったやり方を模索していない

勉強の仕方は全員共通のやり方である必要はなく、自分に合ったやり方が必ずあります。小学生までは復習しなくても勉強ができた人が、中学以降できなくなるのは、脳の仕組みが変化するためです。つまり、勉強の仕方は常にアップデートしていく必要があります。自分に合ったやり方を常に模索していかないと、なかなか効率のいい勉強はできませんし、結果も出にくくなるでしょう。

勉強の仕方がわからない人が意識すべき3つのこと

勉強の仕方は3つの要素で成り立っています。1つは学習計画、もう1つは実行力、最後に学習理解度。これらを完璧にすることで最適な学習につなげられるのです。では、1つずつのことについて掘り下げていきます。

学習計画

まず学習計画を立てることが大切です。定期テストがある場合は目標点数を大目標とし、その点数に到達するために必要なことを洗い出して計画を立てます。定期テストがない場合はその日の復習を行う、予習を行って分からない場所を洗い出すという計画を立てておけば、そこに注意して授業に臨めます。準備を入念にすることは社会人でも重要ですが、学習計画は定期テストに挑むまでの長い準備期間における道しるべでもあります。

実行力

どれだけ立派な計画を立てても実行しなければ意味がありません。夏休みに大層な計画を立てながら結局実行できず、なあなあに終わってはダメです。毎日実行できるものを確実にこなし、どんどんその量を増やしていくことが実行力につながります。裏を返せば、今までの実績に全く見合わない勉強量を計画しても無謀なので、今ならこれくらいはできるというもので計画を立てるようにし、徐々に実行力を高めましょう。

学習理解度

闇雲に勉強をしても理解していなければ無駄に終わるだけです。学習理解度は基礎固めを入念に行っていくことで高められます。基礎が固まっているかどうかを最初に注目し、固まったら難度を上げる形にしていくと目に見えて学習理解度は高まります。いきなり難しいことをやらずにまずは基礎から始めていく姿勢であれば、理解度は徐々についていき、あるタイミングで一気に深まるでしょう。

勉強の仕方がわからない人におすすめの効率良い勉強法

勉強の仕方がわからない人はどのような勉強法が効率的なのか。中学生、高校生、社会人それぞれのカテゴリー別のおすすめの勉強法をまとめました。

中学生におすすめの効率良い勉強法

まずは授業の予習復習を行う

中学の主要科目は基本的に週4時限の授業があります。1日に2時限やるケースは稀なので週4日数学や社会、英語などの授業を受けるはずです。エビングハウスの忘却曲線をチェックすると、新しい情報を取り込んだら半日もすれば半分以上抜けてしまいます。復習をすることで再び新鮮な状態となり、授業は少しずつ進んでいくので、授業の冒頭には前回の内容を取り上げるのでまた記憶が強化されます。

予習復習を行うだけで常に新鮮な記憶力で授業に臨めるわけです。なぜ宿題があるか、その理由も記憶の定着だと考えれば、ちゃんと理にかなっています。

使う参考書は今の学力よりやや下を選んで完璧にする

基礎固めを完璧にする状態は、できて当たり前のことを当たり前のように解いて初めて成り立ちます。参考書を買う際、ついつい難しめのものを選びますが、あえてレベルがやや低いものを選んで完璧にすることで、このレベルは完璧にできたという自信になります。基礎的な内容を応用して発展的な内容をこなせるので参考書に関しては背伸びをする必要は一切なく、「これくらいはできるでしょ?と思えるもの」から始めましょう。

自分の解き方と相手の解き方を比較する

1+1=2であればプロセスも何もありませんが、関数や方程式となると、プロセスが重要です。なぜこの答えになるのか、その解き方を聞こうとするのは答えだけを見て○×をつける人と変わりません。解き方のとっかかりすらつかめない場合は基礎がなっていないだけです。

自分なりの解き方で解いて不正解だった場合、「自分はこうやって解きましたが、先生どこから違いますか?」と尋ねましょう。プロセスを見れば、この生徒はどこから理解していないか先生はすぐにわかります。そこを突き詰めていくことで勉強に工夫が生まれ、勉強の仕方のバリエーションが増えるでしょう。

高校生におすすめの効率良い勉強法

中学時代と同じく復習は徹底する

科目数が多くなり、予習まで行うのは大変かもしれません。しかし、その日に学んだことを復習すること自体は高校時代でも効率のいい勉強方法です。エビングハウスの忘却曲線では、授業当日の夜に10分程度の復習を行うだけで100%まで回復します。そして1週間後に同じ内容の復習をする際、たった5分で100%に戻るのです。その間、授業もあるので記憶は定着しやすいです。復習をしなければその日のうちに多くを忘れて次の授業に臨み、知識はつきにくくなります。高校生でも復習は重要なのです。

模試を活用する

高校生になると定期的に模試を受けることになります。たいていの人は受けっ放しになりますが、現状の学習理解度を含め、今の立ち位置が明確にわかるので無駄にするわけにはいきません。解答には詳しく解説が書かれているので、それを読んだ上で完璧に解けるかを確かめます。何度も解いて完璧な状態にするまでに自分に何が足りていて何が足りていないか、ミスはどれだけしているのかがわかります。

検定を活用する

英検や漢検を始め、数学検定など、様々な検定があります。しかも、一定の級数を確保すれば自己推薦の出願要件や内申点アップが見込めるほか、立教や上智のように英語の検定での得点が一般入試の英語の点数に置き換えられることも。英検や漢検、数検などは大変重要です。高校生であれば2級ないし準1級が目標になるので、それを目指して勉強を重ねていきましょう。

大目標ができればそれに向けた学習計画などを立て、日々の勉強につなげられます。このスキルが足りないから集中的に鍛えるなどの工夫も見られるようになり、それが学校の授業にも応用されていくはずです。

社会人(大人)におすすめの効率良い勉強法

スキマ時間を無駄にしない

社会人は学生のように勉強時間を確保するのは大変です。そこで通勤時間やお昼休みなどのスキマ時間をフルに活用しましょう。資格を取得する場合には、難しい単語を覚えるほか、原則と例外をセットで覚えるなど、このスキマ時間で必ず知識を定着させるという意識で臨むと無駄にせずに済みます。エビングハウスの忘却曲線的に考えれば、朝電車の中で学んだことをお昼休みに復習し、夜の電車内でまた復習して、寝る前に確認するというような流れなら記憶は定着します。スキマ時間の有効活用は必須です。

会社の制度をフル活用する

会社によってはスキルを磨いてもらおうと資格手当のほか、スクールに割引で入学できるなど色々な特典が用意され、資格取得にかかった費用を負担してくれるケースもあります。もしこれらの制度がある場合はフル活用しましょう。会社の経費で学べるわけですから、結果を出さなければ大変です。実行力は確実に高まりますし、周囲に本気度も伝えられます。逃げ道を絶って資格取得に励む状況が効率のいい状態を生み出します。

練習問題を毎日解いてアウトプットを行う

スキマ時間を使ってインプットをし続ける社会人は多いですが、意外とアウトプットをしていない方が目立ちます。この場合のアウトプットとは、練習問題を解くなどインプットした内容が正確にアウトプットできるかどうか。いわゆる学習理解度に通じる部分です。アウトプットしないと本当に理解しているかはわかりません。学習理解度が低ければインプットの方法を見直さないといけないので、アウトプットは積極的に、できるだけ毎日行いましょう。

効率良い勉強法を主要科目ごとに解説

国数英理社の5科目それぞれ効率的に学べる勉強法があります。それぞれの教科の特性に応じた最適な勉強法をご紹介します。

国語の効率良い勉強法

一番時間がかかるとされる国語は、漢検などを通じて漢字など語彙を学ぶところから始めます。読解力を高めるには、書かれている内容を要約することが一番です。要するに何が言いたいかを自分なりにまとめます。これを人に説明して理解してもらえれば、要約はうまくいっています。これを繰り返すと要約をする力、読み解く力、内容理解力が格段にアップします。あとは現代文の解き方が書かれた基礎的な参考書を活用しましょう。

数学の効率良い勉強法

数学はまず公式を覚えないといけません。裏を返せば、必ずパターンがあるのでそのパターンさえ理解すれば、あとはいかに具体的な数字を埋めればいいか、読解力の勝負になります。文章題が苦手な人は国語が苦手でもあるので、数学の計算能力を先に高めるようにしましょう。簡単なレベルの問題を反復的に何度でも解き、公式を完璧に理解します。後は演習問題をどんどん解いて、文章題のパターンを知れば問題ありません。

英語の効率良い勉強法

英語の場合は、単語や文法を先に学んでおく必要があります。現代文を読む際に言葉の意味や文法のルールが分からないと何が書かれているかわからないように、英語も同じです。英検の場合、単語も文法も必要なので英検を通じて段階的に学び、読解に挑むようにするのが効率的です。中学生であれば3級、高校生であれば2級、難関大学に行きたい場合は準1級を目安に語彙力をつけ、参考書で長文の解き方を学ぶようにしていくのがベストです。

理科系科目の効率良い勉強法

理科系科目は科目によって多少異なるものの、基本的に暗記すべき内容が多く、その暗記した内容を材料に問題を解いていきます。暗記に関してはエビングハウスの忘却曲線を参考に、まず当日に復習を行い、その翌日、翌々日に復習を行います。その後1週間、2週間、1カ月と学び直すことでしっかりと記憶に残ります。スキマ時間を活用し、毎日のように暗記を行っていけばよく、スキマ時間内で完結できます。あとは覚えた内容で演習問題を解いていくのみです。

社会系科目の効率良い勉強法

社会系科目も基本的に理科系科目とやるべきことは同じです。暗記のタイミング、アウトプットのやり方も理科系科目でご紹介した内容と一緒で問題ありません。1つ1つの単元で行っていけば確実に点数を高められるので、長い時間をかけて社会系科目と理科系科目はコツコツと取り組んでいくぐらいがちょうどいいでしょう。

まとめ

脳の仕組みは常に変化し、小学生の時に神童とまで言われた人が中学以降に落ちこぼれていく光景は全国で見られます。小学生のうちは勉強しなくても高得点が取れるので、当然勉強しないようになりますが、それは小学生まで。中学以降は勉強しないと成績が上がりません。その日に教わったことを復習するのは当然として、定期的に復習を行っていくことで知識が定着します。特に学生のうちは、授業も定期的にあるので日々の復習さえしていれば、知識は定着する一方。勉強の仕方が分からない人もまずは復習を行うことを心がけましょう。