学び

偏差値40ってどれくらいなの?偏差値40から難関大に合格する勉強法も解説

2022.07.15

学力における現状の力量を確かめるために存在するのが偏差値。偏差値50を真ん中に、上に行けば行くほど学力は優れていることを意味します。果たして偏差値40とはどのあたりのポジションなのか。

今回は偏差値40の学力について解説し、偏差値40から難関大学合格を目指すためにやるべき勉強法などをまとめました。

偏差値40ってどれくらい?

偏差値40とはどのあたりの学力を持っている人たちなのか、偏差値40に関して詳しく掘り下げます。

偏差値40の定義

偏差値は偏差値50から上下どれだけ離れているのかをチェックするために存在します。偏差値40は、偏差値50から10程離れていることがわかります。離れている度合いでいえば、偏差値60と変わらず、理論上は偏差値60と同じくらいの人数、偏差値40にもいる形です。

偏差値40は上位何パーセント?100人中何人?

偏差値50がちょうど真ん中なので、上位50パーセントになりますが、偏差値40の場合は上位84パーセントとなり、100人中84人という計算です。40人1クラスの教室単位で考えれば32人もしくは33人が上位84パーセントの中に入ります。偏差値50から10違うだけでこれだけ大きな差になります。

偏差値40の点数は100点満点だとどれくらい?

基本的に偏差値は25から75の中で運用されています。これを踏まえ、偏差値75を100点、偏差値25を0点とした場合、偏差値40は30点になります。30点といえば高校なら赤点として落第になるかどうかギリギリの数字です。つまり、偏差値40という状態は赤点レベルの偏差値であると考えていいでしょう。

そもそも偏差値とは

偏差値は偏差値50から上下にどれだけ離れているかを示すためにあります。そんな偏差値で何がわかるのか、解説します。

偏差値からわかること

偏差値では、テストを受けた中でどれくらいの実力にいるかがわかります。例えば点数そのもので評価されるのは絶対評価ですが、偏差値に関しては相対評価。大学によっては選択科目の点数を偏差値に換算して不公平感が出ないようにするケースもあります。偏差値が40ということは、平均からやや離れた場所にあり、あまり結果を残せていない様子が見て取れます。

偏差値の平均や最高はいくつ?

平均に関しては一般的に25~75で使われていますが、決してこの数字が最高と最低ではありません。時に偏差値0や偏差値100、それ以上の偏差値を持つ人もいるからです。その確率はかなり低く、天文学的数字レベル。偏差値20や80がいる可能性もあるため、多くの人が受ければ受けるほど、25~75、もしくは20~80が使われます。ちなみに平均は50です。

偏差値を使うメリット

高校や大学の受験をする際、何を目安にして志望校を選んだかを尋ねればほとんどの人は偏差値と答えます。学校別の偏差値があるため、この偏差値を見て受験校を決めることができます。もしも偏差値がなかったら、全く実力に見合っていない大学を受験したり、受ける必要が一切ないような大学に合格してしまったり、ミスマッチが起こりやすいです。偏差値の弊害もありますが、おおむね偏差値を使った方がいいことの方が多いです。

偏差値40は頭悪い?頭いい?

偏差値40とは世間一般に見て頭がいい部類なのか、悪い部類なのかを解説していきます。

一般的には頭悪いと言われるレベル

偏差値50が平均なので、偏差値40の時点で平均以下、一般レベルで言えば頭が悪いと思われても仕方のないレベルです。偏差値40が上位84パーセントにいるので、100人中84番目に頭がいい、頭が悪い順に置き換えれば16番目に頭が悪いことになり、頭が悪いと言われても仕方ありません。

どこを基準にするかで変わる

先ほどからご紹介する偏差値40ですが、実はそのテストを受ける層によって同じ偏差値40でも評価が異なります。例えば東大生だけでテストを行っても偏差値40の東大生が出てきます。あくまでも東大生の中で偏差値が決まっており、世間一般の偏差値40とは大違いです。つまり、どのような人たちを対象にしたかによってその評価は変わります。東大生の中でテストを行って、偏差値40に終わったとしても東大生であることに代わりはないので、結局は基準次第、中身次第です。

偏差値40の高校はどんな感じ?

偏差値40の高校とはどのようなところなのか、おおよその雰囲気についてご紹介します。

偏差値40の高校の雰囲気

偏差値40の高校は、勉強に無頓着な人が多く、どちらかといえば自分に甘い、誘惑に弱い人たちが集まります。時代が時代なら俗にいうヤンキーが多く、治安が悪化しやすく厳しい校則で縛っていかないと運営できないような状態です。地方の工業高校や農業高校などもおおむね偏差値40台ですが、スポーツに専念する学校、農業や工業に特化した高校はやんちゃな人が多いものの、どちらかといえば活気のある雰囲気が特徴的です。

偏差値40の高校あるある

全体的に落ち着きがない

偏差値40の高校は、落ち着きがない人が多い傾向があります。全校集会ではずっとザワザワしていて、いつまで喋ってるんだ!と生徒指導の先生に怒られたり、授業中も私語が止まらずに注意を受けたりと、落ち着いて授業を受けるという光景の方が珍しいかもしれません。落ち着いたかと思ったら寝始めるなど、勉強に対して消極的であることは確かです。

意外と学力差がある

偏差値40の高校は全員が偏差値40とは限りません。高校には指定校推薦があり、偏差値40の高校でもMARCHクラスの大学に指定校推薦で行けるケースがあります。最初からこれを狙って、偏差値50レベルの学生が入学するケースも。そのため、全員が偏差値40ではないですが、逆に定員割れをしている場合、誰でも入れるので偏差値40を割っている子が入れるケースもあります。ゆえに学力差があるのです。

教師が熱心ではない

ドラゴン桜のように、偏差値40を割るような底辺校でも熱心な教師が頑張り、東大合格者を輩出するようなことは現実では起こりにくいです。生徒は無気力、勉強にやる気を出さないのが普通なので、イチイチ怒っていたら先生の身体が持ちません。生徒の無気力さに教師も順応してしまうことも多く、熱心ではない教師の方が多いです。もちろん熱血の方もいますが、いい方向に転んでいるかは微妙です。

偏差値40の高校は恥ずかしい?

偏差値40の高校に通うのが恥ずかしいかどうかは、立場によって異なります。指定校推薦狙いで偏差値40の学校に入った人からすれば恥ずかしい気持ちが多いでしょう。ただ偏差値40の学力で入り、同じような仲間に囲まれていた人からすれば決して恥ずかしいとは思わず、むしろ愛着があるかもしれません。子供が偏差値40の高校に入る場合も、今まで不登校だった中で高校に通っている場合にはそのようなことは思わないはずです。恥ずかしいと感じる人は不本意で入った可能性が高いです。

偏差値40から難関大学に合格するための勉強法

偏差値40から難関大学を目指し、合格することは果たして可能なのか、勉強法について解説します。

そもそも偏差値40からの難関大学合格は可能?

偏差値40から難関大学を目指し、合格することは十分に可能です。勉強のやり方が分からず、勉強しないで偏差値40の人が多いので、しっかりとした勉強を行っていけばすんなりと上達し、偏差値が目に見えて変化する可能性があるからです。周囲の人たちは無理と言い出すかもしれませんが、本人の懸命な努力で難関大学は十分目指せます。

偏差値40から難関大学に合格するための勉強法のコツ

国語

語彙力や文法などが不足しており、言葉の意味が分からないために何が書かれているかわからないことが想定されます。いわば基礎が若干弱い状態にあるため、まずは語彙力や文法を勉強するところから始めます。基礎レベルの参考書で語彙力や文法を補い、現代文の解き方を学ぶ流れです。最初は言葉を理解すること、音読を行うことを心がけ、読解力などはかなり時間がかかるため、地道に取り組んでいくことが大切です。

数学

数学も地道な努力が求められます。中学レベルから数学を見直し、1つずつ基礎力をつけていくことが大切です。数学に関しては毎日取り組んでいき、基礎的な知識をつけていきます。暗記などは基礎力をつけてからの方が定着しやすいので、時間をかけてもいいのでまずは中学数学を完璧にし、高1、高2と高めていきます。基礎が分かる段階で偏差値50程度まで上げられ、あとは応用あるのみです。

英語

英語に関しては単語を覚えることを最優先に取り組みましょう。文法は偏差値40レベルだとbe動詞からやり直すぐらいが求められるため、時間がかかる恐れがあります。そのため、単語を覚えて単語だけで文章を理解するような状態に持っていくのが手っ取り早いでしょう。その後、文法などを覚えていき、読解力の精度を高めていく感じで取り組めば、苦手意識をある程度払拭して取り組めます。

理科系科目

理科系科目は物理基礎、化学基礎のように高1で学ぶ基礎から始めるのがおすすめです。内容は基礎的なものが多く、本格的な物理や生物、化学を学ぶ前段階として機能します。科目によって暗記量が異なり、物理や化学のように計算を必要とするものも。生物はその点暗記が少ないので、生物に特化して勉強していく手もあります。

社会系科目

社会系科目は基本的に通史理解から始めていきます。日本史や世界史などの知識がほとんどない場合は、マンガやYouTuberが解説する歴史などを見ながら興味を持ち、講義形式の参考書で学んでいきます。最初は歴史の流れを中心に勉強を行うことを心がけ、文化史などは通史理解が済んでからでいいでしょう。暗記科目なので歴史クイズに挑むような感覚で勉強を行い、楽しい気持ちを持てるように取り組めるのが理想です。

偏差値40から難関大学に合格する1年間の勉強法

4月~6月

6月までは基礎固めの時期であるとともに、私立大学を受ける場合にはこの段階で受験科目を絞って、集中的に勉強します。国語と英語、日本史であれば、英語なら英単語と文法、国語なら古典単語や漢文、漢字を入念に覚えていきます。日本史はスキマ時間を使って通史理解を努めていき、基礎的な素養がついている状態に持っていきましょう。

7月~9月

基礎固めはできる限り夏休みまでに済ませるのが理想的です。英語に関してもあらかた英単語や文法を覚えたら、できる限り長文読解の練習にシフトしましょう。国語も講義形式の参考書を使って現代文の解き方を学びつつ、語彙力の勉強も続けます。日本史もこの時期までには通史理解を終えておきたいところですが、優先すべきは国語と英語です。

10月~12月

秋には過去問など演習問題をどんどん解いていきます。英語であれば単語を覚える勉強よりも長文読解に専念し、文章を読んでて分からない単語をチェックしていくようなイメージでいいでしょう。国語も同様です。選択科目もこの時期になったら本格的に演習問題に取り掛かります。受験シーズンに本格的に突入してからは体調管理に専念した方がいいので、この時期にスパートをかけましょう。

12月~受験日

受験日まではできる限り無理をしないのが理想的です。とはいえ、まだまだ完璧にはできない部分もあるので微調整をかけるように問題に取り組みましょう。この時期に致命的な穴が見つかっても完璧には埋められません。埋められるとすれば小さな穴ぐらい。この状態に持っていくために秋で頑張る流れ。やるべきことがはっきりしていて受験日までを過ごせる状態が理想的ではないでしょうか。

まとめ

偏差値40からの逆転合格は頻繁に見られる光景であり、本人次第でいくらでも逆転可能です。無気力で勉強にやる気がなかっただけで気力がみなぎれば、一気に巻き返すケースもあります。大事なことは素直に取り組めるかどうか。変なプライドを持ってしまって意固地になるケースもあるので、勉強できないと言われ続ける影響は結構大きいと感じさせます。難関大学を目指す以上、周りの否定的な声を払拭できるような真剣な取り組み方を心がけましょう。