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偏差値30ってどれくらいなの?偏差値30から難関大に合格する勉強法も解説

2022.07.15

偏差値は自分の実力をチェックするために必要な指標です。この偏差値に一喜一憂するのが普通であり、こだわりを持っている人も少なくありません。しかし、偏差値があまりにも低いと、偏差値そのものへの興味関心が持てなくなる人も多く、偏差値30クラスだとそれが如実。

今回は偏差値30にスポットを当て、偏差値30からの難関大学合格は可能なのか、偏差値30というポテンシャルがどのようなものかを見極めていきます。

偏差値30ってどれくらい?

そもそも偏差値30とはどのような状態なのか、偏差値30の定義や100人中どのあたりのポジションなのか、それぞれ解説します。

偏差値30の定義

そもそも偏差値30とはどのような定義なのか。これはテストなどを受けた際に算出された偏差値が30だった場合に偏差値30が用いられます。後ほど偏差値に関する紹介がなされますが、あくまでも「テストごと」の偏差値なので、あのテストでは偏差値30、別のテストでは偏差値35というケースも想定できます。今回の偏差値30は複数のテストを受けた平均が偏差値30だったと仮定します。

偏差値30は上位何パーセント?100人中何人?

偏差値は真ん中が50なので、最も人数が多いのが偏差値50前後です。偏差値50の時点でちょうど真ん中になるので、上位50パーセント、100人中に換算すれば50人となります。では、偏差値30とは上位何パーセントか。実は上位97.72パーセントが偏差値30なので、100人中97位、もしくは98位という計算に。偏差値40だと上位84.13パーセントなので、偏差値を10上げるだけでだいぶ変わることがわかります。

偏差値30の点数は100点満点だとどれくらい?

偏差値30の点数を100点満点ではどれくらいかですが、まず偏差値の最高と最低がどれくらいかで決まります。例えば偏差値75を最高とし、偏差値25を最低とした場合、偏差値の差は50あります。100点満点を50で割った場合、偏差値が1つ上がるたびに持ち点は2点増える計算。偏差値75を100点満点とした場合、偏差値30の点数は100点満点でわずか10点のみ。偏差値50にするのにあと40点必要と考えると、偏差値30とは結構大変なポジションと言えます。

そもそも偏差値とは

偏差値30がいかに大変な状況で、ここから難関大学を目指すとしたらどれだけ苦労するのか、想像できたかもしれません。偏差値からわかること、偏差値の平均や最高について、改めて解説します。

偏差値からわかること

偏差値は、集団の中の立ち位置がどこかを端的に示す指標です。平均点が30点だろうが、50点だろうが、70点だろうが、全体の立ち位置が悪ければ偏差値30となります。いわば相対的に自分の力量を判断する際にとても判別しやすい指標なのです。偏差値30ということは、集団の中では最底辺である可能性が極めて高く、相当頑張らなければ偏差値50まで高めることは難しいことを示唆します。そして、大学受験は基本的に相対評価で判断されるので、偏差値が役に立ちます。

偏差値の平均や最高はいくつ?

基本的に偏差値は100まで存在し、0もあります。ただし、偏差値が0や100になる可能性は、200万分の1とされており、同じ年に生まれた人全員でテストを行った場合、偏差値0や100を持つ人物が1人も現れない世代が出てきます。偏差値10や90でも出現率は低く、偏差値20や80でようやく現実的に出始めるでしょう。偏差値20から80に収まるのは全体の99.73%。最高を偏差値80と考えていいかもしれません。平均に関しては偏差値50がちょうど真ん中となるので、偏差値50が1つの目安になります。

偏差値を使うメリット

偏差値を使うメリットとして、受験をする際の目安になるほか、相対的に見てどの立ち位置にいるかを示すのにも活用できます。偏差値が分からない状態で東大や京大を受けようとしても、足切りと呼ばれるシステムで二次試験を受けるまでに終了になることも。偏差値が分かっていれば東大京大以外の大学を目指せるようになります。客観的に実力を知るのに偏差値は非常に便利であり、偏差値を高めることが自分の自信につながっていくのもメリットの1つです。

偏差値30の人間に共通する特徴3選

偏差値30の人はどのような特徴があるのか、その共通点についてご紹介します。

基礎が全く分かっていない

偏差値30の人物は、基本的に基礎が全く分かっていません。基礎の基礎から分かっていない可能性まであり、その知識の穴はとてつもなく深く、広いです。これを埋めるには途方もない勉強量だけでなく、イロハのイのところから基礎を詰め込む必要があります。場合によっては小学生レベルから基礎固めを行っていく必要があるため、一定の基礎固めまでに相当な時間、労力、創意工夫が問われます。

分からないところが分からない

偏差値がそれなりにある人は、もし分からないところがあればどのように解けばいいかなど、分からないところが分かっています。だからこそ、参考書でやり方を探してそれを見ながら解けますが、偏差値30まで行くと、分からないところが分からなくなります。この状態は基礎がほとんどないため、とっかかりがほぼありません。この場合もイロハのイからやり直していき、基礎を徹底的に学ばなければならないでしょう。

勉強のやり方が分かっていない

偏差値はちょっと勉強を行い、点数を獲得できればそれなりに上がっていきます。特に偏差値30からであれば少し正解すれば、偏差値35、40と上げられるでしょう。しかしながら、どのように勉強をしていけばいいのか、そのやり方が分かっていません。そして、勉強の習慣も皆無なので、勉強机に座って学校の復習をするところから始めないといけないでしょう。あまりにもやることが多すぎて、基本中の基本から始めなければならないのが偏差値30の特徴です。

偏差値30から難関大学に合格するための勉強法

偏差値30から、偏差値60以上の難関大学に合格するにはどんな勉強法が必要になるのか。偏差値30からの大逆転合格に必要なことをまとめました。

そもそも偏差値30からの難関大学合格は可能?

そもそもの話、偏差値30から難関大学を目指し、結果的に合格するのは可能なのか。結論から言えば、それは可能です。偏差値30台から早稲田など早慶上智に合格する人もいるなど、難関大学合格は十分に可能でしょう。そのためには様々なことをしなければならず、勉強の習慣から始めなければなりません。受験生なら誰しもが当たり前のように持っているものを、偏差値30の人は持っておらず、やるべきことは多いです。

当然時間もかかるので、浪人を余儀なくされることはあるでしょう。それでも諦めきれずに努力を重ねれば合格は十分にありえるのです。

偏差値30から難関大学に合格するための勉強法のコツ

国語

国語の場合は、まず語彙力をつけるところから始めます。漢検も5級から始めてみて徐々にレベルを高めます。いきなり受験に必要な漢字を覚えようとしても、なかなかきつく、基礎の基礎から固めていくことが求められます。次に現代文の解き方に関する初心者向け参考書を購入し、現代文の解き方をゼロから学んでいきます。国語はかなり時間がかかりますが、基礎が固まれば一気に偏差値が高まるので、地道に基礎の基礎から取り組みましょう。

数学

数学の場合も基礎の基礎から始めるため、中学数学から勉強し直すことをおすすめします。この中学数学がわからなければ、高校数学は到底解けません。中学数学が理解できたら白チャートで基礎固めを行います。チャート式で最も簡単なレベルが白チャート。それができたら黄色に上げて、完璧になったら偏差値60レベルまでいきます。そこまでいけば、あとは大学の過去問など演習量をこなすのみ。まずは中学数学から始めましょう。

英語

英語も語彙力が必要になるので、英検5級レベルから語彙や文法の勉強を行いましょう。英検が目安になりやすく、最終的に英検準1級までたどり着けば、難関大学合格に近づきます。5級から準1級まではなかなかなハードルで、偏差値50レベルの学生であれば準2級あたりから始めるので、偏差値30からだとなかなかな道のりです。しかし、段階的に学んでいけば、文法の理解力もあがりやすくなるので地道に頑張りましょう。

理科系科目

理科系科目は何を学ぶかで変わりますが、おすすめは生物です。生物は暗記科目なので、覚えるべきものをしっかりと覚えましょう。理科系科目は基礎があるので、生物であれば生物基礎から勉強を行います。あとは1つずつ覚えていくしかなく、図、イラストなどを上手く活用してイメージで覚えていきましょう。

社会系科目

社会系科目も暗記科目中心なので、最初は分かりやすい参考書、ストーリーになっているものを選んで楽しく歴史を学びましょう。興味を持って取り組むことができれば、あとは前のめりになって勉強していくだけ。講義形式の参考書を活用し、通史理解を努めながら重要語句を覚えていきます。あとはアウトプットで過去問をどんどん解いていけば、成績は上がるはずです。

偏差値30から難関大学に合格する1年間の勉強法

4月~6月

春先のシーズンは基礎固めに専念します。国語であれば漢字や語句、数学なら公式、英語なら語彙と文法など、これらのインプットに専念していきます。そのスキルがないとテスト問題を解きようがないので、いわば体力づくり、筋トレのようなものです。夏までに終わらせるのが理想的ですが、前倒しをして6月にできるだけ終わらせておくと、それだけ演習問題に取り組む時期が長くなります。

7月~9月

夏のシーズンは基礎固めと並行して、演習問題をこなしていきます。この時、演習問題をいきなり解こうとしても苦戦しやすいので、解説をしっかりと読みます。その解説通り、自分で解けるかどうかを確かめていきます。解説を見なくても解けるようになるまで繰り返して、参考書の内容が丸々頭の中に入っているレベルまで持っていければ合格の可能性は十分に考えられます。

10月~12月

秋になると基礎固めは終わっていて、いかに演習問題を量を多くして解いていくかが重要になります。過去問も取り入れ始め、模試なども解き直して自信をもって解ける状態にまで高めます。入試までは余裕をもって調整していけるようになるのが理想的であり、この時期が一番の追い込み時です。そして、分からないところが出てくれば修正できる最後のチャンスでもあるので、だからこそ、積極的に問題をこなしていきましょう。

12月~受験日

受験日までは、参考書を何度も解いて1冊を完璧にするような勉強法をしていきます。1冊完璧に覚えれば、参考書が内蔵されているようなものなので相当な自信になるでしょう。この時期に追い込みをかけて、本番に万全の状態にならないこともあります。もちろん追い込むことも大事ですが、追い込まざるを得ない状況だけは避けたいところ。ゆえに秋に頑張ることが必要になるのです。

まとめ

偏差値30はかなりランキング的には低く、1000人規模で考えれば980位あたりが偏差値30と相当下位に位置します。ここから逆転合格を目指すとなれば、本当に大丈夫?と疑われるのがオチ。しかし、時間をかけて基礎の基礎から固めていけば、難関大学合格は十分に考えられます。偏差値30からの逆転合格は、うまく成功できればそれが成功体験となり、人生の糧になるでしょう。まずは基本的な漢字や単語、文法など中学レベルから勉強し直すところから始めるべきです。