学び
2021.05.13
「志望校を無理かもしれない…」
「志望校を無理と言われたけどどうしたらいいの?」
この記事ではこのような疑問を解決します。
具体的には
・「志望校無理かも」と感じたら下げても良いの?
・志望校合格が無理だと感じた時に諦めるデメリットとは?
・志望校合格が無理だと感じた時に諦めるメリットはある?
・志望校が無理だと感じて諦めた人がすぐにやるべきこととは?
・「志望校は無理だ」と塾や学校で言われた場合の対処法とは?
の順に解説します。
8分くらいで読めるのでぜひ一読ください。
「志望校無理かも」と感じたら諦めそうになりますよね。しかし簡単に諦めてしまったらいけない気もします。「志望校無理かも」と感じたら下げても良いのでしょうか。
基本的には志望校は下げないほうが良いです。受験で志望校は高いほうがいいと言われますよね。その理由の一つはやる気がでるから。
逆に目標が低いと、油断が生まれるのです。
志望校を無理と感じた時に諦めても良いケースを解説します。
志望校を無理と感じた時に諦めても良いケース1つ目は実力とかけ離れているときです。
例えば12月なってもE判定の場合、合格できる可能性はかなり低いです。
成績はやってすぐに上がるものではありません。毎日コツコツやったことが大きな成果につながるのです。
そのため、あまりにも実力とかけ離れている場合諦めるのも選択肢の一つです。
志望校を無理と感じた時に諦めても良いケース2つ目はネームバリューだけで選んだ場合です。
志望校を「有名だから」という理由で決めた人もいるのではないでしょうか。
ネームバリューで志望校を選び、勉強が捗らない場合、志望校を下げるのもありです。
その結果、身の丈にあった勉強ができかえって成績が伸びるかもしれません。
志望校を無理と感じた時に諦めても良いケース3つ目はどうしてもできない科目がある場合です。
人によっては数学が苦手、化学ができないなど苦手分野がありますよね。苦手分野に取り組むと時間もかかり、受験が嫌になることも。
志望校を変えることで、苦手科目のない大学を選ぶこともできますので、一度検討してみるのもいいでしょう。
志望校合格が無理だと感じた時に諦めるデメリットとはなんでしょうか。
志望校合格が無理だと感じた時に諦めるデメリット1つ目はやりたいことができないことです。
もし自分のやりたいことがあり、それを実現できる大学が志望校であった場合、やりたいことはできません。
もちろん諦めることで、他のやりたいことができるなど次のステップに進めることは確かです。
ですがやっぱりやりたいという気持ちが消えずに、再度受験を考えることもあるのです。
本当に志望校を諦めて良いのか自問してみましょう。
志望校合格が無理だと感じた時に諦めるデメリット2つ目は後悔が残ることです。
志望校を諦めるということは挑戦しなかったということです。
挑戦した結果、不合格になったのと、挑戦すらしなかったのでは気持ちに大きな違いがあります。
あのとき頑張っておけば受かったという気持ちが残るからです。
そうならないためにも志望校を諦めるかの判断は慎重にすることが大切です。
志望校合格が無理だと感じた時に諦めるデメリット3つ目はモチベーションが下がることです。
高い志望校を見ているときは、緊張感があります。
緊張感があるとき、ノルアドレナリンという物質が分泌されて、集中力や記憶力は上がるのです。
しかし志望校を下げることで「頑張らなくても受かる」という油断が生まれます。
こうなるとモチベーションは下がり新たな志望校にも受からないということになりかねません。
志望校合格が無理だと感じた時に諦めるメリットはあるのでしょうか。
志望校合格が無理だと感じた時に諦めるメリット1つ目は気持ちが楽になることです。
志望校を諦めたことで、油断が生まれる一方で過度なストレスから解放されることもあります。
ストレスが大きすぎてかえって勉強の質を下げている人もいるのです。
そのような人にとっては志望校を下げることで、適切な緊張感になり受験がうまくいくパターンもあります。
志望校合格が無理だと感じた時に諦めるメリット2つ目は受験科目が減る可能性があることです。
国公立大学を目指す場合、5教科7科目が必要です。しかし私立大学の多くは3教科での受験ができます。
これにより「こんなにたくさんの成績を上げなければならない」という気持ちから「3教科だけ勉強すればいいんだ」と前向きになれるのです。
実際、分散していたエネルギーが3教科に注がれるので成績の伸びも早くなるでしょう。
志望校合格が無理だと感じた時に諦めるメリット3つ目は優遇待遇が得られる可能性があることです。
もし志望校を下げることで、特待生になれたとします。その場合、大学によっては学費が無料や半額になることもあるのです。
学費は親に払って貰う人が多いでしょうから、親孝行にもなります。
志望校が無理だと感じて諦めた人がすぐにやるべきことを解説します。
志望校が無理だと感じて諦めた人がすぐにやるべきこと1つ目は新たな志望校を決めることです。
目標を見失ったまま時間を過ごすのは非常にもったいないことです。すぐに新たな志望校を決めましょう。
その際、現在の学力を考慮することが大切です。模試で言えば、すくなくともD判定が出ているところにしましょう。
もしE判定の大学を志望校にすると、また目標が高すぎることになってしまいます。
志望校が無理だと感じて諦めた人がすぐにやるべきこと2つ目は新たな志望校の受験対策をすることです。
志望校を変えることで受験科目が変わる人もいると思います。その場合、受験をはじめたときから勉強している人に遅れを取っている状態です。
すぐに新たな科目に取り組んでいきましょう。
志望校が無理だと感じて諦めた人がすぐにやるべきこと3つ目は全力を尽くして勉強することです。
志望校を変えたとしても受験に対する姿勢は変えてはいけません。なぜなら受験は油断した状態で合格できるほど甘くないからです。
自分の中で後悔なくやりきったと言えるかどうかを自問自答してみましょう。毎日「やりきった」と言える人はたとえ結果がどうなっても納得できるはずです。
「志望校は無理だ」と塾や学校で言われる場合もあります。その場合「志望校を諦めたほうがいいのかも」と悩みますよね
。
悩んでいる状態は勉強への集中もしにくいものです。対処法を確認していきましょう。
まずは「志望校無理」と言われる原因・本当の意味を把握していきましょう。
パターンの1つ目は本当に志望校への合格が無理な場合です。
例えば11月になって偏差値50の人が医学部受験をしたいと言い出したらどうでしょうか。
勉強できる残り時間と目標の高さを計算し、どうやっても合格できないとなりますよね。
その場合、塾や学校側としては現実的な意見を伝えなければなりません。自分の志望校を考え、あまりにも現実からかけ離れていないか見直してみましょう。
パターンの2つ目はやる気にさせるために言っている場合です。
塾や学校の先生は、今まで何人もの学生を見てきています。今のあなたよりも勉強をしていたが落ちてきた人も見てきているわけです。
つまり「志望校無理」は「今のあなたでは志望校は無理」の意味。勉強への姿勢を入れ替えさせるために言っている場合もあります。
パターンの3つ目は学校や塾が諦めさせたいと考えている場合です。
志望校が高いために学校や塾も指導経験が無いパターンです。学校や塾も高いレベルを対象にしているところと、低いレベルを対象にしているところがあるはずです。
もし今いる環境のレベルが高くない場合、高レベルな志望校を選ぶ人は珍しいでしょう。指導経験がない大学よりも指導し慣れている大学をおすすめしたくなるのですね。
「志望校無理」と言われた場合の対処法を解説します。
「志望校無理」と言われた場合の対処法1つ目はどのレベルなら受け入れられるか考えることです。
具体的には以下のように志望校から順に大学を並べていきます。
・志望校
・大学A
・大学B
・大学C
そのなかでどのレベルの大学なら受け入れられるか考えてみましょう。
すると志望校しか考えていなかったけど、大学Aまでなら行ってもいいと思えることに気づけるかも知れません。
「志望校無理」と言われた場合の対処法2つ目は経験者に頼ることです。
どうしても「志望校以外の大学には行きたくない!」という場合、経験者に頼りましょう。自分の志望校に合格した先輩に話を聞くのです。
「志望校無理」と言われる原因・本当の意味とは?で見てきたようにいろいろな事情から塾や予備校は志望校に反対します。
協力が得られない以上、自分で勉強法について情報を集めるしかないのです。
例えば
・受験初期はどんな勉強をしていましたか?
・暗記はどうやってしていましたか?
など聞いてみましょう。
「志望校無理」と言われた場合の対処法3つ目は自分を信じて頑張ることです。
結論、未来のことをわかる人はいません。先生が「志望校はきびしい」と言っても、あくまで予想でしかないのです。
本当に志望校に行きたい場合、自分を信じて勉強しましょう。
「志望校無理」と言われた場合の親の対処法を解説します。
「志望校無理」と言われた場合の親の対処法1つ目は諦める方向で話すことです。
志望校は人生の通過点。そうわかっていても志望校に固執してしまうのが受験生です。
親は子どもと話し合いをして長い視点で考えるように促してあげましょう。
その結果、志望校を下げることで不合格というショックを受けずにすむかも知れません。
「志望校無理」と言われた場合の親の対処法2つ目は応援することです。
「結果がどうなっても子どもの意思を尊重してあげたい」という親は応援してあげましょう。
子どもからしても挑戦した結果ダメだったのと、挑戦せずにダメだったのとでは大きく違います。
挑戦しなかったことで一生後悔が残るかも知れません。
子どもの人生は子どもが決めるのだと見守ってあげましょう。
「志望校無理」と言われた場合の親の対処法3つ目は環境を変えてあげることです。
子供の意思を尊重し、志望校を変えない場合は、なるべく良い環境を整えてあげるようにしましょう。
例えば
・塾に入れてあげる
・家庭教師をつける
などです。
親ができるのは子どものサポートだけ。しかしそのサポートが子どもを支えます。
ここまで「志望校無理かも」と感じたら諦めても良いのか、「無理」と言われた時の対処法も解説してきました。
重要なポイントをまとめます。
・志望校は基本的には志望校は下げないほうが良い
・志望校が無理だと感じて諦めた人がすぐにやるべきことは新たな志望校を決めること
・「志望校無理」と言われた場合の対処法どのレベルなら受け入れられるか考えること