学び
2021.03.28
「浪人生は学力が伸びないって本当?」
この記事ではこのような疑問を解決します。
具体的には
・浪人生は学力が伸びないって本当?
・浪人生の学力が伸びないよくある原因とは
・学力伸びない浪人生が今すぐやるべき対処法
・浪人して学力が伸びない人に共通する特徴5選
・浪人して学力が伸びる人に共通する特徴5選
の順に解説します。
8分位でよめるのでぜひ一読ください。
浪人生は学力が伸びないと言われます。しかし本当なのでしょうか。
結論は適切なやり方で学習すれば確実に伸びます。学力というのは、適切なやり方でやれば伸びますし、よくないやり方でやれば伸びません。
これは浪人生であるかどうかに関係ありませんよね。そのため正しいやり方で、きちんと量を学習できれば確実に伸びるのです。
しかし伸びない人が多いのも事実です。つまり浪人生は適切なやり方でできていない人が多いということ。
もちろん伸びている人もいますが、伸びない人も多いので、「浪人生は伸びない」と言われるのでしょう。
浪人生は学力が伸びないと言われる理由は何なのでしょうか。
浪人生は学力が伸びないと言われる理由1つ目は自己管理できないからです。
これまで小学校からずっと学校に通っていたと思います。そのためある程度生活は整えられていましたよね。
しかし浪人生は本当に自由です。夏休みを考えればわかりますが、自由な期間は自己管理ができず生活が乱れる人も多いもの。
浪人生も自己管理ができずに、勉強に集中できないということになるのです。
浪人生は学力が伸びないと言われる理由2つ目は受験に飽きているからです。
浪人生は受験期に一生懸命勉強してきました。そこからもう一度気合を入れて、勉強するというのはなかなか大変なもの。
受験勉強への飽きから受験勉強に本気になれない人が多いのです。
浪人生は学力が伸びないと言われる理由3つ目は油断するからです。
浪人生の多くは浪人を始める時に、「一年間あるから大丈夫だろう」と思います。しかしこの気持ちが油断につながるのです。
事実浪人生で、成績が伸びるのは2割程度と言われています。なんと10人中8人は現役時と同じか、それ以下の成績になるのです。
それほど浪人生を成功させるのは難しいというのは忘れないようにしましょう。
浪人生は成績が伸びにくいと言っても、浪人生にしか無い強みもあります。それは受験を一度したという経験です。
受験をした際、良かった点やもっとこうしておけば良かったなという点があると思います。
それを改善した上で受験できるのです。現役生は初めての大学受験。一度、経験しているのと、していないのでは大きな差があります。
浪人生の学力が伸びないよくある原因を3つ解説します。
浪人生の学力が伸びないよくある原因1つ目は落ちた原因を分析しないことです。浪人生の強みは一度受験をした経験があることです。
つまり現役時の反省点を改善した上で、よりよい受験生活が送れるということ。しかし落ちた分析をしなければ、現役時から成長がないことになります。
結果、浪人したのに成績が伸びなかったとなるのです。
浪人生の学力が伸びないよくある原因2つ目は勉強密度が薄いことです。浪人生は現役生より勉強の密度が薄くなりやすいです。
例えば10時間机の上に座っていたとします。こう聞くと10時間も勉強していてすごいと思うかもしれません。しかし10時間机には座っていたけど8時間他のことを考えていたらどうでしょうか。
同じ10時間でも実際は2時間分しか密度がないのです。浪人生は現役生よりも危機感がありません。その結果、このように勉強の密度が下がってしまうのです。
浪人生の学力が伸びないよくある原因3つ目は目標を立てないことです。目標を立てることは成績を伸ばす上でとても大切です。
なぜなら志望校合格から逆算して目標を立てていくことで正しい方向に進んでいけるから。
例えば長期目標として8月の模試で偏差値60を超える、短期目標として1週間で英単語帳を3周すると決めたとします。
するとその学生はまず英単語を3周すればいいのだなと8月に向けて勉強できますよね。安心して目の前のことに集中できるわけです。
しかし闇雲に勉強していると「この勉強で大丈夫だろうか」と不安になり集中できません。その結果、成績がびなかったとなるのです。
学力伸びない浪人生が今すぐやるべき対処法を3つ解説します。
学力伸びない浪人生が今すぐやるべき対処法1つ目は毎日時間割を作ることです。
時間割とはその日の計画をたてるということ。計画を立てなければ、人はなかなか行動できません。
例えば学校を例にとって考えてみましょう。多くの人が1時間目から5時間目まで時間割通りに勉強していたと思います。
しかし「今日のいつでもいいから5時間分、勉強しておいてね」と言われていたらどうでしょうか。
もちろんできる人もいるでしょうが、やり遂げられる人数は大きく減るでしょう。このように人は時間割を決めることで、やり遂げる確率が上がるのです。
そのため毎日、時間割を作ることで勉強時間を増やせます。
学力伸びない浪人生が今すぐやるべき対処法2つ目は自己分析をすることです。
自己分析とはなぜ自分の学力が伸びていないのか原因を考えること。
例えば
・勉強時間がそもそも足りていない
・勉強の密度が薄い
・インプットばかりしている
など人それぞれの伸びない原因があるはずです。
まずはそれをできるだけ書き出していきましょう。原因を認識することで、「どうやったらよくなるか」という改善策を考えられます。
学力伸びない浪人生が今すぐやるべき対処法3つ目は基礎を学び直すことです。勉強しているのに成績が伸びない場合、基礎ができていない場合がほとんど。
「基礎をやったつもり」になっているのです。
基礎ができている状態の一例をあげると、英単語で言えば1秒で意味がわかるレベルのこと。成績の伸びない人はこれを10秒でいいと考えています。
しかし長文を読む時、10秒考えてやっとわかる単語があると大きなタイムロス。とても時間が足りません。
このように「基礎ができている」のレベルは高いのです。逆に言えば基礎を極めることで成績は順調に伸びます。
勉強しているのに成績が伸びていない人は基礎を学び直すようにしましょう。
浪人して学力が伸びない人に共通する特徴5選を解説します。
浪人して学力が伸びない人に共通する特徴1つ目は春〜夏に油断していることです。現役生活を終えたばかりの春〜夏は一度ゆっくりしたいと思いますよね。
また受験は一年後ということで、春〜夏は油断しがちです。しかし伸びる学生はすでに勉強を始めているのです。
浪人して学力が伸びない人に共通する特徴2つ目は浪人生活を満喫していることです。
浪人は学校もないのである意味自由。そのため小学生に戻ったように、友達と遊んだり、好きなことをしたりしている人がいます。
しかし浪人はただでさえ成績が伸びにくいです。そんな中、遊んでいては成績は伸びません。
浪人して学力が伸びない人に共通する特徴3つ目は生活リズムがバラバラなことです。浪人生は1年間、夏休み状態。
自分で生活リズムを整えないと、どんどん狂ってしまいます。結果、昼間に眠くなり勉強に集中できないのです。
浪人して学力が伸びない人に共通する特徴4つ目はアウトプットしていないことです。
成績の伸びない人は参考書を読んでばかりいます。しかし記憶に定着させる上で大切なのは知識を使うこと。
つまり問題、試験を解くなどのアウトプットが大切です。最も記憶に最適な割合はアウトプット7割、インプット3割と言われているほどです。
浪人して学力が伸びない人に共通する特徴5つ目は復習していないことです。
人は復習しなければ忘れます。復習することで脳が「この情報は忘れてはいけない情報なのだな」と認識して長期記憶に入れるからです。
しかし成績の伸びない生徒は、一度やったらやりっぱなしが多いです。結果的に、頭には何も残らず、成績が伸びないとなります。
浪人して学力が伸びる人に共通する特徴5選を解説します。
浪人して学力が伸びる人に共通する特徴1つ目は自習時間が長いことです。
授業を受けている時と自習をしている時、成績が伸びるのはどちらでしょうか。答えは自習している時です。
授業はみんなのペースに合わせて講師が話します。たしかにわかりやすいというメリットもありますが、参考書を読めば5分でわかることを20分かけて解説している面もあるのです。
そのため自習時間が長い浪人生は成績が伸びます。
浪人して学力が伸びる人に共通する特徴2つ目は良いスタートダッシュが切れていることです。受験はみんなで一緒にスタートするものではありません。
できるだけ早くやり始めた方が当然有利なのです。そのため学力が伸びる人を見てみると受験に落ちた次の日から勉強していた人がたくさんいます。
浪人して学力が伸びる人に共通する特徴3つ目は生活が整っていることです。
生活が整っていることで、日中のパフォーマンスを高く保てます。
例えば睡眠不足の時と比べて、集中力、記憶力は何倍も変わるでしょう。
そのため浪人では生活を整えることがとても大切です。
浪人して学力が伸びる人に共通する特徴4つ目は苦手科目に取り組むことです。
誰でも苦手科目は避けたいものですよね。しかし苦手科目は一番成績が伸びます。
例えば80点を90点にするのと20点を30点にするのはどちらが簡単でしょうか。20点を30点にする方が少ない勉強時間で伸びますよね。
浪人して学力を伸ばす際は苦手科目に取り組んで効率よく点数を上げていくことが大切です。
浪人して学力が伸びる人に共通する特徴5つ目はスマホを禁止していることです。スマホは休憩時間などついつい触ってしまいますよね。
しかしスマホを使っている間、脳は大量の情報を処理しているので全く休憩になっていません。それどころか目を疲れさせ、集中力を削いでしまうのです。
また休憩時間に少し触ったら、そこからやめられず2時間経っていたということもあります。
浪人の間はスマホを解約する、家に置いて外で勉強するなどスマホと距離を取るようにしましょう。
浪人生は学力が伸びないは本当か、伸びない原因と対処法を解説してきました。
重要なポイントをまとめます。
・浪人生でも適切なやり方で学習すれば学力は確実に伸びる
・浪人生は学力が伸びないと言われる理由は自己管理できないから
・学力伸びない浪人生が今すぐやるべき対処法は毎日時間割を作ること
浪人生でも正しい勉強法で行えば必ず成績は伸びます。ここで解説した対処法を実践し成績を伸ばしていきましょう。