学び
2021.01.20
「MARCHを志望校に考えているけど理系数学の難易度はどれくらい?」
「MARCHの中で理系数学が簡単なところはある?」
この記事ではこのような疑問を解決します。
具体的には
・MARCH理系の数学難易度はどれくらい?
・MARCH理系の数学難易度順ランキング
・MARCHの理系数学の特徴を大学別に解説
・MARCH理系数学の勉強法
・MARCH理系数学の勉強におすすめの参考書3選
の順に解説します。
8分くらいでよめますのでぜひ一読ください。
「MARCHの理系数学って難しいのかな?」
MARCHを理系数学で受験しようと思っている人にとって、気になる情報ですよね。まずはMARCHの理系数学の難易度を解説していきます。
MARCH理系の数学難易度は高いです。基礎ができているのは当たり前として、各単元が合わさった融合問題も出題されます。
しかし才能がないと合格できないということはありません。正しい順序で勉強すれば、十分合格点は狙えます。
MARCH理系の数学難易度順ランキングを解説します。
まずは偏差値のランキングを解説します。データは大学偏差値 研究所を参照しています。
1位:立教大学 64
2位:青山学院大学63
3位:明治大学 62.9
4位:中央大学 61.2
5位:法政大学 60.8
最も偏差値の高い大学は立教大学、ついで青山学院大学、明治大学、中央大学、最後は法政大学という結果になりました。
この順番は一般的なMARCHの序列のイメージと変わりないのではないでしょうか。
受験者のレベル面のランキングを解説します。
1位:立教大学
2位:青山学院大学
3位:明治大学
4位:中央大学
5位:法政大学
順位はつけましたが、どこもMARCHです。受験者の層はかぶりやすいことは忘れないようにしましょう。
MARCHの理系数学の特徴を大学別に解説します。
はじめに明治大学について解説します。
確率・場合の数、微分積分が頻繁に出題されます。数Ⅲは1題+(小問集合)程度の出題です。
ここ数年は90分、大問3つが続いています。大問によって難易度に差があるので、数学が苦手な人は簡単な問題をミスなく解くようにしましょう。
逆に数学が得意な人は簡単な問題をいかに早く解けるかがポイントです。
大問1は多くの場合、小問集合です。また大問2以降は、小問で誘導がある形。そのため誘導の意図を読み取れるかどうかが鍵となります。
次に青山学院大学について解説します。
大問は5題で2~3題が数Ⅲの出題。その他の大問では確率、ベクトル、数列の出題が多くなっています。
時間は100分で5題とボリュームがあります。そのため、数ⅠAⅡBの解きやすい問題を判断し、正確に解くことが求められます。
大問ごとにテーマがあり、設問によって誘導がある形。難しい問題ほど、設問が増え難易度が上がりすぎないように調整してあります。
記述問題もあり、図示せよという問題も出題されるので対策が必要です。
次に立教大学について解説します。
幅広い分野から出題されますが、毎年、微分積分の問題は必ず出題されています。三角比、三角関数の問題も頻出なので、苦手な人は意識した対策が必須です。
試験時間は75分(数学科は90分)。時間に対して問題数が毎年多いので、素早く解く練習が必要です。
大問1は小問集合。それ以降は丁寧な誘導のついた大問です。ですが融合問題が出題されることが多く、一見どう解けばいいかわからなくなります。
そのため過去問をやりこみ、融合問題に慣れておくことは必須です。
次に中央大学について解説します。
中央大学は数Ⅲ、数Ⅱに関わらず、微分積分の問題が頻出です。また単独の単元からの出題ではなく、融合問題もよく出るため対策が必要でしょう。
試験時間は4題で100分。しかし1題に25分という配分ではなく、解きやすい問題から解いていきましょう。
どの大問も設問が誘導になっている形。大問1~2は解答の空欄を埋める問題で、大問3~4は記述式となっています。
次に法政大学について解説します。
法政大学は数Ⅲを含む学科と含まない学科があります。数Ⅲが出題される学科では数Ⅲは微分積分からの出題のみです。
試験時間は90分。問題数は5題です。問題数が多いので素早く解くことが求められます。
大問1は小問集合。それ以降は一般的な誘導問題が続きます。すべてマーク式で問題も典型的な物が多いことから、基本的な力をしっかりと付けておくことが重要です。
MARCH理系数学の勉強法を解説します。
MARCH文系数学の勉強法1つ目は基礎をしっかりと固めてから、標準問題に取り組むことです。
数学の伸びない人の特徴は「基礎を理解しないままに次に進むこと」です。数学は積み重ねの科目。
基礎の知識を使って、標準問題を解き、標準問題の知識を使って、発展問題を解きます。
そのため最も重要な土台である基礎を適当に済ませてしまうと、取り返しのつかないことになるのです。
基礎の問題を解いてわからないところを「まあいいか」でスルーしないことが大切です。
MARCH文系数学の勉強法2つ目は5分考えてもわからない問題は解答をみることです。
数学を勉強する際の落とし穴は1問に数十分も時間を使ってしまうこと。
数学的な思考力はもちろんあったほうがいいですが、それは数学の基礎を理解して問題演習をして身につけていくもの。
考えているだけでは成長はありません。受験は時間との勝負です。5分考えてわからない場合はすぐに解答をみて理解をすることに時間をかけましょう。
MARCH文系数学の勉強法3つ目は復習を重視した勉強をすることです。なぜなら人間は一度勉強しただけでは忘れる生き物だから。
例えば一週間前の晩御飯を思い出せるでしょう。多くの人は思い出せないと思います。何度も復習していないからです。
しかし親の名前を答えてと言われたら、多くの人が答えられるでしょう。人生で何度も知識を使っているからです。
このように人間は何度も使った情報は必要なのだと判断し、長期記憶に保存するのです。
そのため復習を重視した勉強が必須。具体的には2週間に3回使った情報は長期記憶に入ると言われています。
2週間に3回は復習するようにしましょう。
MARCH理系数学の勉強におすすめの参考書3選を解説します。
MARCH理系数学の勉強におすすめの参考書1つ目は「初めから始める数学シリーズ」です。
「初めから始める数学シリーズ」の一番の特徴は解説の詳しさです。
絶対に抑えておきたい問題に絞っているため、問題数は少ないですが、その分どの参考書よりも解説がわかりやすくなっています。
そのため解説を読んでもわからないというストレスがないためスラスラと勉強できるのです。また問題数が少ないため、何度も復習でき、効率的に学力を高められます。
解説の詳しい参考書がいいと考えている学生のおすすめの参考書です。
MARCH理系数学の勉強におすすめの参考書2つ目は「数学重要問題集ー1・2・3・A・B」です。
「数学重要問題集ー1・2・3・A・B」は数研出版から出版されている教科書。数研出版は高校の教科書を作っている会社です。
そのため大学受験に必要な力をつけるのに適した問題が網羅的に学べます。
難易度別にA、B、Cに分かれているので、まずはB問題から解き、不安なところはA問題で、重要公式の知識の復習をしましょう。
MARCH理系数学の勉強におすすめの参考書3つ目は「合格る計算 数学I・A・II・B/数学Ⅲ」です。
「合格る計算 数学I・A・II・B/数学Ⅲ」は計算に特化した参考書。世の中に数学の公式や、問題を解説した参考書はたくさんありますが、計算に特化した参考書はこれのみです。
数学の問題を解いていて、異常に計算が早かったり、問題を解いたりするのが早い人っていますよね。
そのような人は計算自体が早いというより、無意識のうちに、楽な計算を展開していたり、工夫していたりするのです。
「合格る計算 数学I・A・II・B/数学Ⅲ」ではそのような数学が得意な人が無意識でやっているやり方を学ぶことができます。
ここまでMARCH理系の数学難易度、難易度順ランキングを解説してきました。
MARCHの理系数学の難易度ランキングは以下です。
1位:中央大学
2位:立教大学
3位:法政大学
4位:青山学院大学
5位:明治大学
MARCHを受験する人は是非参考にしてみてください。