学び
2021.01.19
「仮面浪人で早稲田大学って合格できるの?」
「仮面浪人で早稲田合格の難易度や勉強法を知りたい!」
このような疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。この記事では仮面浪人で早稲田大学を検討している人の悩みを解決します。
具体的には
・仮面浪人で早稲田に合格することは可能か?
・仮面浪人で早稲田大学に合格する難易度を大学レベル別に解説
・仮面浪人で早稲田大学に合格するための勉強法
・仮面浪人で早稲田大学を目指す際におすすめの参考書
・早稲田大学で仮面浪人はできる?
の順に解説します。
10分くらいで読めますのでぜひ一読ください。
仮面浪人で早稲田合格は可能なのでしょうか。
結論は仮面浪人で早稲田大学に合格することは可能です。
ただし難易度はとても高いです。早稲田大学といえば、日本でもトップレベルの難私立大学。
毎年、受験勉強を本気で頑張ってきた生徒が受験し、ほとんどの人が不合格になっていきます。
そんな早稲田大学に仮面浪人で合格するのは簡単ではありません。
早稲田大学に行きたいなら、通常浪人で全力で勉強すべきです。
仮面浪人は次のようなデメリットがあります。
・大学の授業があるため受験勉強の時間が取りにくい
・まわりは大学生活を楽しんでいるため、受験勉強に集中できない
・受験に関する情報が入ってこないので、全ての情報を自分から取りに行く必要がある
先ほど述べたように早稲田大学は多くの人が万全の状態で挑んでも、不合格する大学です。
その早稲田大学にこのようなデメリットのある仮面浪人で挑むのは得策ではありません。
すべての時間を受験に捧げられる通常浪人をおすすめします。
仮面浪人から早稲田大学に合格は可能ですが、難しいと説明してきました。しかし正確には難易度は現在の学力によって変わります。
ここでは仮面浪人している各大学別に難易度を解説します。
1つ目は仮面浪人でFラン大学から早稲田大学に行くパターンです。このパターンでの合格はほとんど不可能と言えます。
Fラン大学から早稲田大学に行くには、偏差値を30~40あげなければなりません。しかも仮面浪人の場合、大学に通いながらの受験勉強です。
もしこの少ない時間でFラン大学から早稲田大学に行けた場合、「本当はとても頭はよいが、単純に勉強をしてこなかった」人だといえます。
もし
・自分は理解力がない
・勉強を全力でやったけど向いていないと思った
場合、Fラン大学から早稲田大学を目指すことはやめておくべきでしょう。
2つ目は仮面浪人で日東駒専から早稲田大学に行くパターンです。このパターンはFラン大学から早稲田大学を目指すよりは可能性があります。
しかしまだまだ普通の人には難しいレベルです。具体的には偏差値を20~30上げる必要があります。
日東駒専から仮面浪人で早稲田を目指すのもおすすめできません。
3つ目は仮面浪人でマーチから早稲田大学にいくパターンです。このパターンになると合格の可能性は大きくなってきます。
マーチは早稲田の併願校として人気があります。そのため早稲田大学に落ちて、マーチに入学している人が多くいるのです。
「早稲田への気持ちを諦められない!」
という人が実際に、仮面浪人をして早稲田大学に合格しています。
4つ目は仮面浪人で関関同立から早稲田大学に行くパターンです。このパターンはマーチから早稲田大学に行くのと、同じ難易度といえます。
マーチと関関同立は偏差値が近いため、早稲田大学の併願校として両方受けたという人も多いはずです。
マーチも関関同立も関東、関西を代表する私立大学です。すでに学力がある程度あるため、早稲田大学合格をもっとも狙いやすい偏差値帯といえます。
ここからは実際に仮面浪人で早稲田大学に合格するための勉強法を3つ解説していきます。
仮面浪人で早稲田大学に合格するための勉強法1つ目は基礎を固めることです。
「そんなの当たり前じゃん!」
と思った人もいると思いますが、時間が限られている仮面浪人では、これを意識することがなによりも大切なのです。
その理由は早稲田大学の問題の難易度にあります。
早稲田大学の問題は以下のようになっています。
・基礎:6~7割
・発展、基礎を使った応用:2~3割
・とても難解な奇問:1割
あの早稲田大学といえども、6~7割は基礎から出題されているのです。
そのため早稲田大学では「基礎問題を完答し、できるだけ発展問題の解答率を上げる」ことが大切になります。
これも当たり前だと、思うかもしれませんが基礎を完ぺきにできている人は、とても少ないのです。
例えば一般的な英単語帳には2000単語ほどの単語が載っていますが、それを一秒以内に全問正解できるでしょうか。
9割は正解できる人はたくさんいますが、満点取れる人はあまりいませんよね。早稲田大学に合格する人の「基礎を固める」とはこのレベルのことを言うのです。
小数第3位まで算出される合格ボーダーラインは、本当に0.001点の差で合否が決まります。
時間の限られている仮面浪人はとにかく基礎に時間を投資するようにしましょう。
仮面浪人で早稲田大学に合格するための勉強法2つ目は疲れる前に休憩することです。
「勉強法なのに休憩の話?」と思った人もいるかも知れませんが、受験では休憩のとり方を知っているかどうかで、勉強の効率が何倍も変わってくるのです。
なぜなら休憩は集中力をたもつための重要な作業だからです。「朝はやる気を出して集中できるけど、午後は手に付かない」となってはいないでしょうか。
最近の休憩の研究では以下のことがわかっています。
・疲れる前に休憩を取ると短時間の休憩でも回復する
・疲れた後の休憩では、回復に長時間の休憩がいる、もしくは翌日まで回復しない
・夜よりも朝の休憩のほうが効率が高い
つまり「疲れる前に休憩をとる」ことで最も効率よく勉強し続けられるのです。仮面浪人は量で、通常浪人に勝てないため、休憩を効率よくとり質を上げることは必須です。
仮面浪人で早稲田大学に合格するための勉強法3つ目は復習重視の勉強をすることです。なぜなら人間は繰り返したもの以外は忘れるようにできているからです。
例えば一週間前の夕食を覚えているでしょうか。ほとんどの人が覚えていませんよね。では母親の名前は答えられるでしょうか。
多くの人が即答できると思います。これは人生の中で何度も反復してきたからです。
このように人間の脳は何度も繰り返した情報のみを「忘れてはいけない重要な情報なのだな」と認識し、長期記憶に保存するようにできています。
そのため「参考書を1回読んだ」だけでは記憶されないのです。
具体的には2週間に3回復習した情報は長期記憶に保存されます。参考書や問題集で学んだことは、2週間に3回復習するようにしましょう。
受験に関する参考書は毎年膨大な数が出版されています。そのため種類が多くてどれがいいのかわからないという人も多いでしょう。
ここでは仮面浪人で早稲田大学を目指す際におすすめの参考書を
・英語
・国語
・数学
に分けて解説します。
はじめに英語でおすすめの参考書を解説します。
1つ目は「ターゲット1900」です。「ターゲット1900」は英単語が1900個のっている英単語帳になります。
「ターゲット1900」のいいところはとにかく効率的に英単語が覚えられること。具体的には膨大な大学入試の過去問を分析し、頻出な英単語順に掲載されているのです。
また赤字になっているのは一単語に付き、一つの訳のみ。最も重要なものを一語一義で覚えていきます。
この重要なものから徹底的に勉強するスタイルの参考書は時間のない仮面浪人にピッタリの参考書になります。
2つ目は「NEXTSTAGE」です。「NEXTSTAGE」は文法を中心に、語法、イディオム、会話、アクセントを網羅した参考書です。
文法というと、問題集を何冊もやらなければならないイメージがありますよね。しかし「NEXTSTAGE」は早慶に必要な文法をすべて網羅しています。
そのため早稲田大学の英語で必要な文法の参考書はこれ一冊でいいのです。
使い方としては、一周目でできなかった問題にチェックを付けていきましょう。そして2周目以降はできなかった問題のみを繰り返します。
3周目はさらにできなかった問題というように間違えたところがゼロになるまでやりましょう。
やりきった頃には英語の力がぐんと伸びているはずです。
3つ目は「ポレポレ英文読解プロセス50」です。「ポレポレ英文読解プロセス50」は英文解釈の参考書です。
50個の良質な例文が載っており、この参考書をマスターすれば早慶のハイレベルな英文もすべて読める力が付きます。
しかし内容は発展的なため、英単語、英文法、英文解釈を一通りやった後に、進めましょう。
ページ数が130ページしかないので、短期間で反復できるのもポイントです。
次に国語でおすすめの参考書を解説します。
1つ目は「現代文 キーワード読解 頻出テーマ×必修語160×入試問題」です。
「現代文 キーワード読解 頻出テーマ×必修語160×入試問題」は大学受験に頻出のテーマやキーワードが解説されています。
現代文が解きにくいと感じるときとは、どんなときでしょうか。内容ついて理解できないときのことが多いと思います。
しかし「現代文 キーワード読解 頻出テーマ×必修語160×入試問題」をやることで、現代文で出るテーマをほとんど網羅できます。
そのためどの問題でも「すでにある程度知っている」状態で挑めるのです。
2つ目は「現代文読解力の開発講座」です。「現代文読解力の開発講座」はなんとなく読んでいた現代文を「論理的に読む」ことができるようになる一冊。
具体的には
・対比、相同関係
・段落ごとの要旨
・全体の要約
ができるようになります。
根拠を持って解答できるようになれば、安定した得点につながるので必ずやっておきたい参考書です。
3つ目は「現代文と格闘する」です。「現代文と格闘する」は早慶などの難関大学に対応できる参考書です。
扱われている問題の難易度が高く、文章量も多くなっています。そのため一度で理解できるものではなく、何度も反復することが前提です。
難しい問題を通して、どこを重点的に読んでいけばいいのかがわかるようになります。
「現代文と格闘する」を解けるようになれば早稲田大学で十分合格点が取れるでしょう。
次に数学の参考書を解説します。
1つ目は「初めから始めるシリーズ」です。「初めから始めるシリーズ」は解説がとにかくわかりやすい参考書です。
「学校の授業を聞いてもわからなかった」
「数学が苦手」
という人でも理解できるように書かれています。
さらに良問をあつかっているため、少ない問題数でも徹底して勉強することで、どんどん成績を伸ばしていけます。
2つ目は「基礎問題精講」です。「基礎問題精講」は先ほど、紹介した「初めから始めるシリーズ」のような解説書ではなく、問題を解いていくことに重点が置かれた参考書です。
数学の参考書といえば問題数が多くて大変というイメージがありますよね。「基礎問題精講」
のいいところはちょうどよいレベルの問題がちょうどよい数収録されていることです。
仮面浪人は時間がありませんから「基礎問題精講」のような効率的に勉強できる良書を使っていきましょう。
3つ目は「合格る計算」です。「合格る計算」は計算に特化した参考書。
「合格る計算」を学べば、
・問題を解くスピードが早くなる
・計算ミスがなくなる
といったメリットがあります。
数学が得意な人は実は、普通の人よりも簡単な解き方に見当をつけるのが上手なだけだったりします。
「合格る計算」ではそんな数学が得意な人の思考を学べます。
ここまで仮面浪人で早稲田大学合格は可能なのかを話してきました。では早稲田大学にいながら仮面浪人はできるのでしょうか。
早稲田大学で仮面浪人は可能です。実際に、早稲田大学には毎年仮面浪人している人が多くいます。
志望校としては東大、京大などの国公立や、医学部が多いです。
早稲田大学には仮面浪人サークル「AERAdot」もあります。
このようにサークルを作ることで、大学という浪人している人がいない中で、助け合うことができます。
仮面浪人サークルは知られていませんが、いろんな大学にあります。気になる人は「大学名+仮面浪人サークル」で検索してみましょう。
ここまで仮面浪人で早稲田大学合格は可能か、難易度や勉強法を解説してきました。
重要なポイントをまとめます。
・早稲田大学に仮面浪人で合格することは可能だが難しい
・早稲田大学に行きたいなら通常浪人で全力で勉強すべき
・仮面浪人で早稲田大学に合格するための勉強法は基礎を固める
仮面浪人で早稲田大学に行くことは可能です。ここで紹介した勉強法、参考書を参考にぜひ合格を掴んでください。