学び
2021.09.30
「MARCH(マーチ)と上智で志望校を迷っている」
「MARCH(マーチ)と上智大学はどっちが上?」
この記事ではこのような疑問を解決します。
具体的には以下の順に解説します。
・MARCH(マーチ)と上智大学はどっちが上なの?W合格の進路も解説
・MARCH(マーチ)と上智大学はどっちが上なの?両者を徹底比較
・MARCH(マーチ)と上智を一括りにする「SMART」という名称も
・MARCH(マーチ)と上智大学を併願するのはあり?
・MARCH(マーチ)と上智大学にW合格した場合はどうする?
8分ほどで読めるのでぜひ一読ください。
初めにMARCH(マーチ)と上智大学を徹底的に比較していきます。
大学受験パスナビによるとそれぞれの大学の偏差値は以下のようになっています。
明治大学:57.5~65.0
青山学院大学:52.5~65.0
立教大学:57.5~67.5
中央大学:55.0~65.0
法政大学:52.5~65.0
上智大学:55.0~70.0
偏差値を見ると上智大学の方が高い結果となりました。とはいえどちらも簡単には入学できない高偏差値の部類に入るでしょう。
入試試験の難易度はMARCH(マーチ)よりも上智大学の方がたかいと言えます。
特にMARCH(マーチ)の中でも偏差値の低い中央大学、法政大学と上智大学では明確に差があるといえるでしょう。
しかしMARCH(マーチ)の上位学部が上智大学の下位学部より、偏差値が高いこともありますから自分が志望する学部を比較することが大切です。
上智大学のキャンパスは以下の5つです。
・四谷キャンパス
・目白聖母キャンパス
・石神井キャンパス
・秦野キャンパス
・大阪サテライトキャンパス
キャンパスは5つありますが、ほとんどの生徒が使用するのは四谷キャンパスのみ。
・神学部
・文学部
・総合人間科学部
・法学部
・経済学部
・外国語学部
・国際教養学部
・総合グローバル学部
・理工学部
・大学院
のすべての学部が四谷キャンパスに設置されています。
四谷キャンパスは東京都千代田区にあり交通アクセスは以下の通り。
JR中央線/四ツ谷駅 下車、麹町口・赤坂口から徒歩約5分
東京メトロ丸ノ内線/四ツ谷駅 麹町口・赤坂口から下車徒歩約5分
東京メトロ南北線/四ツ谷駅 麹町口・赤坂口から下車徒歩約5分
引用:上智大学公式HP
非常に便利なアクセスとなっています。
一方、MARCH(マーチ)のどのキャンパスも駅から近く、アクセスで困ることはありません。
お店や遊ぶ場所も充実しているので、アルバイトや就職活動もしやすく学校以外の人間関係を作りやすいというメリットがあります。
MARCH(マーチ)と上智大学では知名度・イメージ面はどうなっているのでしょうか。
リクルート進学総研が高校3年生を対象に行った「有名な大学」ランキングの調査では以下のような結果になっています。(引用:リクルート進学総研)
1位:東京大学
2位:早稲田大学
3位:青山学院大学
4位:慶応大悪
5位:明治大学
6位:上智大学
7位:一橋大学
8位:学習院大学
9位:中央大学
10位:日本大学
上智大学は6位にランクイン。上智大学の上にはMARCH(マーチ)である青山学院大学、明治大学、下には中央大学がランクインしています。
知名度の面では上智大学、MARCH(マーチ)は同格と言えるでしょう。
就職面について解説します。
上智大学、MARCH(マーチ)ともにキャンパスをいくつも抱えるマンモス大学であり、たくさんの学部が設置されています。
そのため
・銀行
・インフラ
・証券・投資
・建築・住宅
・情報処理
・広告
・食品・農林・水産
など幅広い職種に対応できます。
ではどちらが就職では強いのでしょうか。
結論を言うと上智大学の方が就職では有利です。特に大企業ではたくさんの応募が来るため、足切りとして大学名で志願者を切ることがおおいです。
のちに説明するように、現在はMARCH(マーチ)と上智大学を同じレベルとみなす流れもあります。しかしMARCH(マーチ)<早慶上智の印象はまだまだ強いです。
そのため就職において、どちらの大学が有利かというと上智大学ということになります。
続いて世界に視野を広げてみてみましょう。
イギリスの教育専門誌Times Higher Education(THE)による世界の大学ランキングでは
・上智大学、立教大学以外のMARCH(マーチ)大学が世界1201+のカテゴリー
・立教大学が1001–1200のカテゴリー
にランクインしています。
また「THE世界大学ランキング日本版2021」では上智大学が18位、続いて明治大学が39位になっています。
内訳をみてみると、上智大学、明治大学ともに教育充実度で高いスコアを出していますが、国際性で大きな差が。
具体的には明治大学が63.0と高い数字ではありますが、上智大学は90.1の評価を受けています。
世界ランキングの観点から見ると上智大学の方が評価は高いといえるでしょう。
ここまでMARCH(マーチ)と上智大学を
・偏差値面
・入試試験の難易度面
・立地面
・知名度・イメージ面
・就職面
・世界の大学ランキング面
で比較してきました。
結局どちらが上なのでしょうか。結論は上智大学の方が上です。
もちろん学部によってMARCH(マーチ)の方が勝っていることもありますが、基本的に上智大学が上と考えて問題ありません。
早慶上智、MARCH(マーチ)と分けられるように、偏差値や入試難易度、世界ランキングをみてもMARCH(マーチ)と上智大学では差があります。
そのため受験する際は上智大学の方が上という認識で考えていきましょう。
ここでは新たな大学群「SMART」について解説します。
MARCH(マーチ)は長年、難関私立大学として知られてきましたが、新たにSMAR(スマート)という大学群が作られています。
SMART(スマート)とはマーチ(MARCH)であった明治大学、青山学院大学、立教大学に、上智大学、東京理科大学を加えた5つの大学の総称です。
「SMART」が生まれた背景としては時代の変化があります。少子化、グローバル化が進む中で、一昔前とは大学の序列も変わってきています。
その中で現状にあった大学群が生まれてきているのです。
「SMART」のほかにも新たな大学群がどんどん登場しています。ここではそれらの大学群を一気に解説していきます。
ISMART(アイ・スマート)は先ほど紹介したSMART(スマート)に国際基督教大を加えたもの。
国際基督教大は上智大学と同じ偏差値でありながら、
・小規模である
・独特の入試科目である
という理由で大学群に入っていませんでした。
しかし大学群の見直しが進む中で国際性に富んだ国際基督教大が評価され始めています。
SMARTCH(スマート・チャンネル)はSMAR(スマート)に中央大学と法政大学を加えたもの。
つまりマーチ(MARCH)に上智大学と、東京理科大学を加えたものとも言い換えられます。
読み方はジャウではなくジョウです。上智大学、青山学院大学、早稲田大学の総称になります。
難関私立大学の中でも入試改革に力を入れている大学のくくりです。
JAL(ジャル)は上智大学、青山学院大学、立教大学の3つの総称。いずれもミッション系大学です。
実はJAL(ジャル)という言葉は1980年代後半からあります。
人気の高い明治大学に対抗して、青山学院大学、立教大学を上智大学に引き上げようとする狙いがあったのかもしれません。
私立大学は複数校受験できるため、当然、MARCH(マーチ)と上智大学を併願できます。
特にMARCH(マーチ)と上智大学は偏差値が近いため併願することをおすすめします。
偏差値がMARCH(マーチ)レベルの人でも「挑戦校として」上智大学を受験すれば合格できるかもしれません。
複数大学、受験できることは大きなメリットですから積極的に挑戦していきましょう。
MARCH(マーチ)と上智大学を併願し、W合格した場合どうすればいいのでしょうか。
結論から言うと、MARCH(マーチ)で特別にやりたいことがない場合、上智大学をおすすめします。
今まで見てきたとおりMARCH(マーチ)よりも上智大学は上。そのため上智大学を選んでおけば、就職の時などで有利にはたらくでしょう。
ここまでMARCH(マーチ)と上智大学はどちらがいいのかを解説してきました。
結論は上智大学の方がおすすめです。SMARTなど上智大学とMARCH(マーチ)を同等にあつかう流れがありますが、偏差値などを見てもまだ差があるでしょう。
ですがMARCH(マーチ)も難関私大といわれるように簡単に合格できる大学ではありません。
気を抜かずに受験勉強に励んでいきましょう。