学び

浪人生が逆転合格をする方法

2020.10.28

模試で芳しくない評価を出してしまった浪人生が「逆転合格」をすること、これ自体は十分に可能です。ただ、そのためには自らの現状を把握することや逆転合格に向けた対策を立てなければなりません。今回は、

・逆転合格をする浪人生の特徴
・逆転合格を達成する方法

を中心に、ご紹介します。

逆転合格に向け、どこを頑張ればいいのか、まずは現状把握から始めていきましょう。

浪人生と現役生の割合はどれくらい?

2019年度に入学した浪人生の割合を調べると、東京理科大学が37.7%と最も高く、MARCHの一角をなす明治大学が26.7%、中央大学が22.9%、法政大学が20.9%とだいたい20%ほどの浪人生が逆転合格を果たした計算です。(参考:大学リサーチ)

文部科学省が出している平成30年度の「学校基本調査」では、18歳の現役生が全体の77.7%を占めており、浪人生の割合は22.3%であることがわかります。(参考:文部科学省・学校基本調査)

難関大学と言われるところほど浪人率は高く、最高学府である東京大学に至っては浪人率が30%に達しています。(参考:河合塾)

浪人生が多ければ多いほど、それだけ背水の陣で勉強している人が多く、より気合を入れて勉強する必要があります。

浪人生が逆転合格する事は可能か

浪人生が逆転合格する事は可能なのか、結論から言えば、それは可能です。それにはいくつかの理由があります。

1つ目は、現役生以上に勉強時間を確保できる点です。

現役生の場合、部活などをやっていれば本格的に受験勉強を始められるのは夏休みあたりです。しかも、2学期までは学校の授業もあるため、物理的に受験勉強に割ける時間は限られます。

その点、浪人生はタイムマネジメントさえしっかりすれば、現役生以上に勉強が可能です。

2つ目は、効率的な効果的な勉強法を身につけている点です。

暗記すれば大学入試をパスできるほど甘い世界ではありません。例えば、英単語をどれだけ覚えても、文法、構文、英文読解など総合的にできなければ大変です。浪人生が予備校で学ぶ際、文法は文法、読解は読解と個別に学べます。

適切なやり方で取り組めれば逆転合格は十分に可能です。あとは、何が適切なやり方なのか、それを知ることが大切です。

逆転合格する浪人生の特徴

時間を確保して勉強机に向かう、それだけで合格できるわけではないのが大学入試です。ここでは逆転合格をする浪人生の特徴をまとめました。

特徴1.志望校がハッキリとしている

マラソンがそうですが、ゴールがハッキリと分かっているからこそ苦しい状態を迎えても何とか乗り切れます。大学受験でも同じで、志望校が明確だからこそ、辛く厳しい受験勉強をこなせます。

行きたいのは行きたいけど自分には無理かもしれないと諦めモードなのはよくありません。一生懸命志望校を目指す、その姿勢があるからこそモチベーションを維持できるわけです。

特徴2.復習を習慣化している

人間は「忘れる生き物」であり、1回聞いたことをいつまでも覚えられません。知識を定着させるには復習が大事であり、この復習を理解する人ほど逆転合格しやすくなります。

エビングハウスの忘却曲線をご存じでしょうか?学習した1時間後には学習内容の半分以上、翌日には3分の2を忘れているという有名なものです。

寝る前に、その日に学んだことを復習することで、元々覚えていた知識、忘れてしまった知識に再び触れ、記憶の定着につながります。もちろんこれだけでは不十分です。1週間後、1か月後とどんどんやっていくことで記憶は定着しやすくなります。

復習を習慣化することで、学びっぱなしを避け、着実に知識を定着させられます。それが逆転合格への足がかりとなるはずです。

特徴3.隙間時間を有効活用している

誰に対しても平等なリソース、それが時間です。24時間をいかに有効活用するのか、このタイムマネジメントこそ逆転合格には必須であり、無駄な時間を少しでも削ることが求められます。

予備校の最寄駅まで電車に乗っている時間、お風呂に入っている時間、食事をしている時間など人には必ずスキマ時間が存在します。

そのスキマ時間の中で時間を有効活用できる人は、効率よく知識を定着させられます。例えば、1日1分のスキマ時間を1年間積み重ねれば、6時間になり、馬鹿になりません。

もちろん、勉強に集中する分、息抜きの時間をあえて確保するのも1つの戦略です。ただ漫然とその時間を過ごすのではなく、意味のある時間を過ごし続けること、これが逆転合格において大きな要素となっていきます。

浪人から逆転合格をつかむ方法

浪人から逆転合格をつかむための方法とは何か、3つの方法をご紹介します。

方法1.苦手分野をつぶして基礎を重ねる

何かしらの科目に苦手意識を持つ浪人生がほとんどですが、共通して言えるのは、根本的な知識や考え方が欠落していることです。

英語であれば基礎的な英単語や文法を理解していない、現代文や古文漢文であれば言葉の意味を理解していないなどです。基礎がガタガタな状況で応用を重ねても苦手意識を強化させるだけに終わります。

自分は何を理解しているのか、それをノートに書き出します。中学時代のことから復習しなければならない場合でも、そこをしっかりとさせて次の段階に進み、基礎を重ねます。

自分はその科目で何が完璧にできるのか、項目別に確認していくのがオススメです。その項目の内容を正確に他者に伝えられる、少しあやふや、一切分からないとチェックしていけば、何ができて何ができないか、可視化されます。あとはできない部分を潰していくのみです。

方法2.模試の問題を100点にするまで続ける

浪人生にとって模試は、他の浪人生との位置を知る数少ないツールです。そして、A判定が出て満足するツールではなく、自分ができないところをあぶり出す貴重な存在でもあります。

E判定になった模試の結果なんか誰も見たくありませんが、実は「逆転合格を実現させるお宝」です。ケアレスミスが多いとか、基礎的な知識がない、時間を有効に使えてないなど、色々な分析が行えます。

その分析を踏まえて、もう1度同じ模試を解く、そこで間違えればまた分析する、これを繰り返して100点を目指します。いかに高得点を取るのが難しいかを理解できるとともに、点数を落とす傾向をはっきりと体感することで、工夫した勉強法を編み出せるようになります。

方法3.第3者にダメ出ししてもらう

ストイックに自分の力だけで逆転合格を目指すことはできないわけではありませんが、厳しいのが実情です。自分を厳しく律し続けることはなかなか難しく、どこかで甘えが生じます。

いかにその甘えを払拭するか、そのためには第三者の目が必要です。例えば、模試の結果を公表する、勉強法を紹介する、親などに志望校を宣言するなどのことをします。

お前なんかにできないとはっきり言われる人もいれば、こちらの方が効率的だと提案する人、そして、あなたに絶対負けないとライバル視される人もいるはずです。

誰かの目があれば気を抜かずに頑張れる人は多いです。1人ですべてできる人は必要ありませんが、1人だとついついサボってしまう人は第三者の目、厳しい管理が必要かもしれません。

宅浪と予備校・塾通いはどっちが良い?

浪人生の中には宅浪する人がいます。最大のメリットはお金がかからない点です。予備校に通うだけで大学に通うのと同じだけの学費がかかります。親に出してもらうにしても経済的な負担がかかりますし、自分で捻出するのであればアルバイトをしなければなりません。アルバイトをするために時間を割くために勉強時間を確保できないという本末転倒な事案が発生する可能性もあります。

つまり、予備校・塾通いの最大のデメリットは経済的負担とそれに伴う代償です。これが嫌だからと宅浪を選択する人がいるぐらいです。

一方、予備校・塾通いの最大のメリットは効率的な効果的な勉強法が身につくことです。面白おかしく授業をする人、居眠りする学生を容赦なく叱り飛ばして真剣な環境で授業をする人など様々です。その中で自分に足りないもの、伸ばしたいものを学べる環境はありがたく、質問できるのはかなりのメリットです。逆に、この部分が宅浪の大きなデメリットになります。

宅浪の場合、自分で勉強法を見つけて、効果的に身につけなければなりません。先ほど紹介したように、「自分で自分を厳しく律する」ことができる人は宅浪に向いています。1度決めたルール、約束事は曲げないという信念を持つ人も同じく向いているでしょう。

逆転合格に向けてやるべきことがはっきりし、それだけ潰せばどうにかなるという自信がある人は宅浪、その自信がない人は予備校・塾通いという分け方がオススメです。

まとめ

浪人直後の模試で第一志望の大学がD判定やE判定となると、落ち込んでしまうものです。しかし、ここから下がることはないんだと思って巻き返していくしかありません。

揺るがない目標が決まっている、それに向けたやり方が確立されている、時間の使い方に無駄がない、目標を周囲に伝えているなどのことをやれば、逆転合格は十分にできます。

浪人して逆転合格を目指すプロセスは、現役合格生にはない能力を与えることにもつながります。少しだけ回り道をしてもいくらでも巻き返せるものです。

だからこそ、できるだけ逃げ道を作らない、やるべきことをやり続ける、決めたことは曲げない、まずはこれだけを意識し、自分に合った勉強法を模索していきましょう。

逆転合格を目指す人へ

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