学び

勉強できない高校生の原因や特徴とは?対策も徹底解説

2021.05.08

高校に入って急に勉強ができなくなったと挫折する高校生がいます。中学までの数学や理科、英語とは比べ物にならないため、大きな壁にぶつかって苦戦する人は必ず出てきます。

なぜ勉強ができなくなるのか、その原因や勉強できない人の特徴、対策法などをまとめました。

勉強できない高校生の原因とは?

勉強ができなくなった原因とは果たして何か、勉強ができなくなる高校生3つの原因をまとめました。

中学と比べてレベルが急激に上がった

高校に入る際には入試を受けることになります。そのため、選抜された人たちが同級生となるわけですが、学力的に同じレベルの人たちで構成されるため、中学時代と比べると一気にそのレベルは上がります。偏差値的に足りなかったものの奇跡を起こして合格した場合、実力と見合っていない高校へ進学することになるため、勉強で躓きやすくなるものです。

勉強に対する意識も中学時代と比べればかなり異なり、勉強にやる気を出すのは当たり前という環境もあります。レベルが一気に上がり、ついていけなくなる可能性は十分考えられます。

部活やバイトに力を入れ始める

中学と高校で大きく違ってくる要素に部活やバイトがあります。高校時代に入ると本格的に部活を行うようになり、運動系の部活によっては夜遅くまで練習を行うケースがあり、家に帰って勉強しようと思っても体力が尽きて自宅学習ができない場合も出てくるでしょう。

スマホ代など自分で賄うように親から言われ、バイトに精を出す学生も出始めます。授業終わりにバイトを始め、帰ってくるのはやはり夜遅く。そこから勉強を始めるのは大変です。このようなことで自宅での学習ができる、授業を受けっぱなしにしてしまい、勉強ができなくなる可能性もあります。

高校でやる内容が深い

中学時代までは国語は国語、数学は数学で1つの教科にまとめられます。しかし、高校になると同じ国語でも現代文や古典、漢語、英語はライティングとリーディングで分かれるなどより深く、範囲も広くなります。テストを受ける科目も多く、しかも、授業でやる内容は深くなればテスト対策だけでも大変です。

中学時代にもあった苦手科目が高校になるとより強烈になり、赤点がチラつく教科も出てきます。苦手科目の克服ほど精神的に負担がかかるものはなく、それを避けていく中で次第に勉強への意欲が落ち、勉強自体やりたくなくなっていくのです。

高校の勉強についていけない原因と対策!おすすめ勉強法も紹介

勉強ができない高校生の特徴とは?

勉強ができない高校生の特徴としてどのようなものがあるのか、3つの特徴をご紹介します。

目標を決めていない

マラソン選手は、走る距離が42.195キロだと分かって走るため、すべての力を振り絞れて走れます。もし走る距離が分からず、突然走る距離が10キロ伸びるかもしれないと伝えられれば、全力を出して走れないでしょう。勉強も同じで、目標を決めているから全力を出して頑張れます。ただ漠然と勉強をすると、どこまでやっていのかが分からず、ダラけてしまいます。

勉強ができない高校生は目標を決めていないケースが多く、何をどこまでやればいいのか、何をすればいいのかも分かっていません。これだと本気を出したくても出せないでしょう。

勉強をやらされていると感じている

勉強は自主性をもって行うことで、勉強の意欲が増して学ぶことがどんどん楽しくなります。テレビゲームなども、やっていて楽しいから何時間でも遊べますが、これと同じことが勉強にも言えます。率先して勉強を行う人は労力をかけずに勉強をこなしていけるのです。

勉強ができない高校生の多くは、小さいときから口酸っぱく「勉強をしなさい」と言われ続けており、勉強に対してうんざりしている人です。強制されると人はやる気を失うもので、できれば避けようと思うようになります。勉強をやらされていると感じる学生は総じて勉強が苦手です。

高校生が勉強したくない原因とは?やる気を上げる方法も解説

困難から避けようとする

目の前に大きな壁があった場合、どうにかしてその向こう側に行こうと色々な手を考えます。よじ登ろうとする人が多い中で、自分には無理と決めつけてしまい、壁を登ろうとしない人がいます。目の前に難しい課題、苦手科目があった場合、自分にはできないと最初から勉強を放棄してしまう学生が出てきます。

テストの成績が悪くて怒られる、罰を受けるなどの経験があると勉強をすることに対して苦手意識を持つだけでなく、嫌なことから避けようとしがちです。それでもテストや入試は待ってくれないので、「強い決意」をしてから勉強に臨みますが、これだと長くは続きません。

受験勉強がつらいと感じる原因やおすすめの対策について解説

勉強ができない高校生の対策法

勉強ができない高校生が勉強をして結果を残すにはどうすればいいのか、複数のシチュエーションからその対策をご紹介します。

やる内容に問題がある場合

わからないことを把握して苦手をなくす

家を建てる際に、まず土台をきちんと固めてから家を建てます。土台がグラグラな状態では欠陥住宅になりやすく、地震の際にも壊れやすくなります。勉強でも同じことが言えます。基本的なことがわかっていなければ、その応用もまたわかりません。どこから躓いているのかが分かれば、そこをできるようにすることで理解度を高めることができます。

今までできなかったことができるようになれば、勉強の面白みに気づき、自然と勉強の意欲が湧いてきます。この状態になれば、苦手箇所を見つけて潰していく作業も苦ではなくなるでしょう。

わかるところを見つけて解いていく

人間には心が折れる瞬間があります。難しいことをやり続けていく中で、「何度やってもできない」、「できた!という確信があったのにできていない」などの要因で心が折れ、やる気を失ってしまいます。勉強でも、できない問題ばかりを解き続ければ心が折れやすく、やる気を失いやすくなるものです。

最初はわかるところを見つけて解いていくようにしましょう。この作業を行うことで、自分はどこまでできるのかを理解でき、ここまでは解けた!という自信にもなります。同時にできない部分をあぶり出すことにもつながるので、苦手分野の克服を行う場合にも有効です。

参考書はできる限り少なくする

勉強できない人、なかなか成績が伸びない人の中には参考書だけはやたら多く買っていて、少しだけ解いてあとは手つかずという人がいます。あの参考書がおすすめと学校などで言われ、その通りに買ったものの、結局手をつけない人もいるでしょう。手をつけないと言っても、1度は目を通すことになりますが、目を通した時に理解ができず、そっと閉じた人も多いはずです。

参考書に関してはできるだけ少なくし、1冊をやり切ることがおすすめです。その際には自分のレベルに合ったものを選び、場合によっては高2なら高1、高1なら中学生のものを選んでできるようにし、苦手分野を少しずつ克服していくのも1つのやり方です。

やり方に問題がある場合

わからない問題をそのままにしない

わかる問題をどんどん解いていくことで、わからない問題をあぶり出すことができます。しかし、あぶり出したのはいいものの、それを放置してしまえば何の意味もありません。わからない問題は決して放置するのではなく、教師や塾などで質問を行い、理解をしていく努力が必要です。

中には、質問をする事実に満足してしまい、質問して終わりになってしまう人がいますが、これはいけません。最終的には、今までわからなかった問題を自分だけで解けるようになることが大事であり、質問はいわばヒントのようなものです。

その日に学んだことはその日のうちに復習する

カナダにあるウォータールー大学で行われた研究結果は、多くの高校生にとってうれしいサプライズでしょう。学習してから24時間以内にたった10分の復習をするだけで記憶率が100%に戻り、次は1週間以内に5分、そこから1か月以内に2分から4分程度の復習をすることで知識は定着しやすくなるというのです。(参考:ウォータールー大学)

テスト対策のために勉強をしようと思っても、最後に勉強したのが1か月前だった場合、約80%も忘れています。そこから取り戻すのは大変ですが、合計20分程度の復習で1か月後も記憶は100%を保てます。復習ってどれだけすればいいの?と不安に思っている生徒もいるでしょうが、1教科10分でいいのです。塾から帰って、寝る前にその日にやったことを改めて復習するだけでテスト勉強が楽になります。

範囲を決めて集中的に解く

勉強時間は長ければ長いほどいいと考える人が多く、8時間、10時間と長く勉強を行う人もいます。すると、それだけの勉強時間が必要なのかと勉強ができない高校生からすればうんざりしてしまうことでしょう。しかし、勉強は時間も大事ですが、質も重要です。ダラダラと時間だけをかけて勉強するよりも、集中して課題をこなした方がインプットされやすくなります。

そのためには、今日はこの範囲を終わらせると範囲を指定した方が目標を立てやすく、時間をかけずに済みます。もちろん長時間勉強をする人の中にはこの作業を積み重ねた結果が8時間の勉強時間になったという人もいます。最初のうちは30分でもいいので集中して課題をこなす時間を設けていければ、段々集中して勉強できる時間が伸びていきます。

やる気に問題がある場合

志望校に行くべき意味を考え直す

なぜ勉強をしないといけないのかと疑問に感じる生徒は多いことでしょう。ほとんどの高校生は志望校に合格するために勉強します。なぜその志望校に行きたいのか、ここから考え直すのも大切です。

親に言われるがまま志望校にしたとか、友人が志望校にしていたからとか、自主性に欠ける志望校の決め方だとなかなかやる気に結びつきません。「この大学でこれを学びたい、だから、この大学に入る!」と決めれば、自然とやる気は出てくるものです。

スマホを手元に置かない

やる気に問題がある場合でありがちなのは、スマホを手元に置いているケースです。通知音が鳴ればすぐにスマホの画面を見る、返事を返すうちに盛り上がる、気づけば時間が過ぎていたなんてことはよくあるでしょう。

最近ではスマホ制限アプリがあり、それを使ってスマホを使えないようにすることができます。親に預けてそわそわするよりも、自分でスマホの管理ができれば安心して勉強に励めます。

コワーキングスペースなどを活用する

最近はテレワーク、在宅ワークが増え、自宅で仕事をする人が増えましたが、自宅だと集中して仕事ができないとコワーキングスペースなどで仕事をするサラリーマンの姿が目立ちます。これは勉強にも言えて、自宅ではなく図書館や塾・学校の自習室、コワーキングスペースなどで勉強をすることで集中しやすくなります。

コワーキングスペースには飲み物が自由に飲めるスペースがあり、お菓子程度であれば普通に食べられます。しかも、周囲にはマジメに勉強をする人ばかりで遊んでいる人はいません。コワーキングスペースに足を運ぶと高校生が参考書を広げて勉強する光景を見ることができます。ネットカフェを利用するよりも安いため、おすすめです。

まとめ

勉強は自主的に行い、自分で考えて行うものです。勉強ができないということは、どこかで他人任せ、他人への責任転嫁を行っているケースがほとんどです。そして、できないところをごまかしたり、避けたりして解決に向けて目を背けることもします。逃げずに取り組むことができ、正しい方向性で努力を行えれば、おのずと成績は上がっていくことでしょう。

大学受験に失敗したらどうなる?進路パターンややるべきことを解説

Recommended.