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大学受験で全落ちした人がすぐにやるべきこととは?進路パターンも解説

2021.05.08

近年、大学の定員厳格化の問題もあり、日東駒専レベルの大学でも難化が進み、今まで以上に競争が激化しています。そのせいもあってか、大学受験で全落ちをしてしまう人も出てきています。

全落ちをしてしまった場合、何をすればいいのか、すぐにやるべきことや全落ちした人に与えられる選択肢、その後の成功のポイントなどをまとめました。

大学受験で全落ちした人がすぐにやるべきこととは?

まず全落ちといっても、まだ受験が残されている可能性があります。例えば国公立大学であれば後期受験があり、前期で合格した人は後期は受けないため、難易度も下がるため、諦めずに最後まで頑張るようにしましょう。

私立大学に目を向けても3月以降に出願できる大学は全国にたくさんあります。残された時間は少ないですが、まだ全落ちが決まったわけではありません。今から猛勉強をして3月入試で合格する可能性は十分あるのです。

大学受験に全落ちした場合の7つの進路パターンとは?

大学受験に全落ちしたことが確定した場合、その後に想定される選択肢は主に7つあります。その7つの選択肢についてまとめました。

浪人して塾や予備校に通う

大学合格を目指す場合、学校のような環境に身を置いて規則正しい生活をしながら勉学に励むのが一番確実です。自習室もあるのでそこで勉強をすれば朝から晩まで勉強漬けの毎日を過ごせます。

大学に入るのと同じレベルの学費はかかりますが、高校時代に模試を受けていた場合、キャンペーンで入会金などが無料もしくは半額になるケースがあります。これを活用して初期に必要な学費を抑えることができます。

自宅で浪人(宅浪)する

経済的に余裕がない場合、自宅で浪人、いわゆる宅浪をする選択肢もあります。自分のペースで勉学に励むことができ、24時間すべて自由時間になるのでより柔軟に計画を立てられるようになりますが、注意点も。

これまでは高校に通っていた分、朝6時や7時に目覚めてご飯を食べて規則正しい生活を送ることができていました。これが宅浪になると6時や7時に起きる必要がなく、ダラダラとしてしまい、メリハリのない生活を送るかもしれません。宅浪をすることで自己管理が問われることになります。

専門学校に進学する

大学受験を諦め、専門学校に進学して専門的な知識を身につけていく選択肢もあります。映像系の専門学校に通って動画編集を学び、YouTubeの編集の仕事を行うのはかなり現代的であり、子供たちの憧れであるYouTuberとも密接した関係があります。

人によっては、なぜ大学受験をしたのに専門学校に切り替えたのかと疑問に思う人もいるでしょう。なぜ大学受験をして、そこから切り替えたのか、その動機が揺るがないものなのかどうか、そのあたりを見ないといけません。

就職する

進学を諦めて就職を目指すのも選択肢として考えられます。就活シーズンは過ぎているので、急いで働き口を見つける必要がありますが、ハローワークでは求職者支援訓練という職業訓練を募集しており、手当をもらいながら就職に向けて技術や知識を身につけ、すぐに働き口を見つけることができます。

中小企業は人手不足が慢性化しており、職を選ばない覚悟があればすぐにでも仕事は見つかります。就職しても大学の夜間部に入る選択肢もあるので、そこまで視野に入れた就職活動をしていくべきです。

留学する

学ぶこと自体は海外でもできます。そのため日本ではなく、海外に留学してそこで勉強をしたり、働いて生活をしたりして身も心も鍛えるのはとても有意義であり、立派な選択肢です。事前に語学勉強などをして留学することもできますが、現地の語学学校で学ぶのもいいでしょう。

留学をすることでこれまでの世界観、人生観が大きく変わった人もいます。留学をすることで学ぶことはたくさんあります。

アルバイトをする

全落ちをしてしまい、自分で色々なものを賄わないといけなくなった場合、アルバイトを行って生計を立てていくことになります。今までは親が出してくれていたものを自分で支払うようになり、高い学費を出してくれた両親に対して感謝の気持ちを持つようになるでしょう。

一方、アルバイトをしていく中で学費をためて再び受験勉強に挑戦する、専門学校の学費に活用するなども可能です。しっかりとお金を得ることで選択肢がまた出てきます。

フリーランスになる

どこにも属さないフリーランスとして働くのは令和のトレンドとも言えます。クラウドソーシングの中にはデザインの仕事や文書作成の仕事などたくさんあり、選り好みをしなければいくらでも仕事にありつけます。自分の趣味に関する仕事などもあるので、アルバイトよりも楽しみやすい側面も見られます。

時間と場所を確保しやすく、うまく工夫すれば勉強時間を確保しながら仕事も行える一石二鳥状態です。のめり込みすぎて勉強時間が確保できなくなれば本末転倒ですが、将来的なキャリアにもつながるでしょう。

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大学受験に全落ちした人に最もおすすめの進路とは?

大学受験に全落ちした人にとって最もおすすめな進路とは何かですが、一番は塾や予備校での浪人です。大学受験をしたということは、大学に入る意思があったことを意味します。そして、全落ちしたとはいえ受験勉強で築き上げた基礎なども残されているわけですから、改めてこの部分を強化すれば大学に合格する可能性は増します。勉強のやり方を叩きこむ意味合いや生活リズムをできるだけ崩さないことを含めて塾や予備校で浪人生活を送ることをおすすめします。

大学進学者で浪人の割合は結構多い

大学に無事進学した人の中に浪人生はどれくらいいるのでしょうか。文部科学省が行っている「学校基本調査」によると、18歳で入学、いわゆる現役合格を果たした全体で約78%いました。浪人は22%ということになりますが、そのうちの多くは19歳、1浪の人です。男女別でみると、男性は現役合格が約74%、女性は82%で女性の方が浪人せず大学に入る傾向にあります。(参考:学校基本調査)

一方、難易度が上がれば上がるほど、浪人率が上がり、最高学府である東京大学の場合、現役合格率は2020年で68%となっています。(参考:SAPIX)

早稲田大学の場合、現役合格率は学部によって異なりますが、6割から8割とされ、慶應義塾大学でも同じ傾向にあります。難しい大学を狙えば狙うほど浪人生は多くなる一方、様々な入試形式がある私立大学となると浪人率はやや下がります。(参考:早大塾)

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大学受験に全落ちした人が浪人で成功するためのポイント

大学受験に全落ちした人が浪人生活を送り、次の受験で合格をつかみ取るためにどんなことが必要なのかをまとめました。

反省点をしっかりと把握する

一生懸命勉強した一方で、どこかに落ちる要素があったがために全落ちという結果になってしまったと考えられます。なぜ落ちてしまったのか、反省点を把握することは大事であり、それをしない限りは同じことを繰り返す恐れがあります。

浪人生活を始める際に今一度大学入試の問題を解いてみて、どこが難しかったか、どこができなかったかを理解するとともに、高1から振り返り、躓いたところを改善していくことから始めていきましょう。

目標設定を低くすることもアリ

大学を全落ちするということは、自分の実力よりも上の大学ばかりを受けていたことになります。実力相応な大学であれば合格した可能性もあるわけで、目標設定を下げて浪人生活を送ることも考えてみましょう。ただ浪人生活が始まって間もない時期から目標を下げることはおすすめしません。途中まで目標は高くしておくことで、わずかに力が及ばない状況になってもその時に1つ目標を下げれば合格の確率は高まるからです。

人によっては浪人をすることで強気になり、1つ目標を上げようとする人がいますが、これでは大変です。スタートラインはできるだけ変えず、成長次第で柔軟に切り替えていきましょう。

入試科目を絞って学習する

高校生まではテスト勉強をしないといけなかったり、たくさんの科目を勉強する必要があったりと、絞り込んだ学習ができませんでした。ですので、浪人生活を送るにあたり、入試科目を絞って学習を行うことをおすすめします。入試で必要なのは、英語、国語、プラス選択科目の3科目な事が多く、その選択科目も日本史や地歴公民、数学と大学でさほど違いはありません。

例えば英語と国語、日本史に絞ればその3科目で必死に勉強を行っていくことで集中的に3教科の知識が得られます。テスト勉強などもしなければならない高校生にはできない芸当です。国公立大学を目指していた人はたくさんの科目に手を出さないといけませんでしたが、私立大学に切り替えることができれば科目を絞って勉強ができます。集中して学ぶためにも必要な作業です。

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大学受験に全落ちした人へのアドバイス

大学受験だけで人生は決まらない

大学受験を行うにあたり、青春を犠牲にしながら全力投球で臨むため、全落ちした時のショックは計り知れないものがあります。人生が終わってしまったと感じる人もいるでしょう。しかし、大学受験の結果だけで人生が決まるわけではありません。確かに大学受験で学業の優劣を判断するため、学力で負けてしまった事実はありますが、運動能力がすこぶる悪いと人生が終わるわけではないように、1つの能力で人生が左右されることはほぼないです。

若いうちにどれだけ成功を収めても30代40代で失敗して立ち直れない人もいれば、若いうちに失敗を重ねてもそこから復活して晩年まで成功し続ける人もいます。いわば大学受験は1つのピリオドに過ぎず、次のピリオドまでに挽回すればいいだけのことです。

失敗してから挽回する姿こそ人に見られる

社会人になると、仕事でミスを犯し失敗することは多々あります。当然失敗することで評価を落としますが、過度に気にする必要はありません。必ず挽回の機会は与えられ、その機会で必死に頑張って結果を出せば、試練を乗り越えたとして高く評価し、成長を認めてもらえます。これは大学受験にも言える話です。

全落ちしてもしかすると周囲からの評価は落ちるかもしれません。それでも浪人をして必死に勉強をして第一志望の大学に合格したとします。その時、周囲の人々は、「よく頑張った!」、「成長したね!」と絶賛することでしょう。全落ちして落ち込み続ける姿を人は見ています。もしも周囲の人を見返す気持ちがあるのであれば、今からでも必死に勉強し挽回していくことをおすすめします。

今行っている努力は人生のどこかで報われる

横浜市では毎年「横浜市民意識調査」を行っています。その中で、「今の世の中は努力すれば報われる社会だ」という設問があり、そのことをどう思うかを尋ねているのですが、昔と今でその考えはだいぶ変わっているようです。1988年にはそう思うと答えた人が全体の4割以上に達したのに対し、2016年では15%にまで落ち込んでいたのです。つまり、努力をしても報われるわけではないと感じている人が日本で急増していることが言えます。(参考:NOMA総研)

若い人ほど、努力が報われるとは限らないと思いやすいため、大学を全落ちした際に、今までやってきた努力は報われないんだろうかと思ってしまうのも無理はありません。一方で、学生のうちは結果よりもプロセスを評価するべきだという声もあり、困難な道に挑み続ける姿は大人から称賛されやすいのも事実です。現状、努力することをプラスに捉える学生は少なく、結果ありきで考えがちです。ですが、努力をして得られる結果こそ、その人の確固たる成長の証です。すぐに報われないかもしれませんが、今行っている努力は人生のどこかで報われることでしょう。

まとめ

大学受験で全落ちをするのはショックが大きく、無力感に苛まれるのも無理はありません。しかし、いつまでも落ち込んでいる暇はなく、もう次の大学受験に向けてスケジュールは動いています。継続すべき努力と見直すべき努力があるので、どのように改善をしていけばいいのか、塾や予備校に通いながら、アドバイスを送ってくれるチューターを活用しつつ、次の受験に向けて一歩を踏み出しましょう。

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