学び
2021.04.15
日東駒専は関東にある大体偏差値50の大学4つで構成されています。4つの大学とは日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学で、それぞれの頭文字を取ってまとめられています。
産近甲龍は関西にある大学4つで構成されています。その4つの大学とは京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学で、それぞれの大学の文字が省略して組み込まれています。
日東駒専はMARCHの次、産近甲龍は関関同立の次の大学群と言われています。
まず始めに日本大学について。この大学の平均偏差値は約50です。
最も偏差値が高い看板学部は医学部で偏差値は64です。
逆に1番偏差値が低い学部は生産工環境安全工学科で、35です。
日本大学は学部も生徒数も多いことで有名じゃないでしょうか。全部で87学部もあります。マンモス校と言われる所以です。
次に東洋大学についてです。この大学の平均の偏差値は約50です。
最も偏差値が高い看板学部は社会社会心理学科で偏差値は58。
逆に1番偏差値の低い学部は理工生体医工学科で、40です。
続いて、駒沢大学について。この大学の平均偏差値は約53です。
最も偏差値の高い看板学部が文心理学科で偏差値は58。
逆に1番偏差値の低い学部は仏教仏教学科、禅学科で、44です。
最後に専修大学についてです。この大学の平均偏差値は約53です。
一番偏差値の高い看板学部が人間科学心理学科と文日本文学文化学科で偏差値は57。
逆に一番偏差値の低い学部はネットワーク情報ネットワーク情報学科で、50です。
まずは京都産業大学についてです。この大学の平均偏差値は約54です。
最も偏差値の高い看板学部が経済学で、偏差値は58です。
逆に1番偏差値の低い学部は情報理工情報理工学科で、48です。
続いて近畿大学についてです。この大学の平均偏差値は約52です。
最も偏差値の高い学部が医学部で、偏差値は64です。
逆に一番偏差値の低い学部は産業理工電気電子工学科で、41です。
次に甲南大学についてです。この大学の平均偏差値は約56です。
最も偏差値の高い看板学部が経営学科と英米文学科です。偏差値は59です。
逆に一番偏差値の低い学部は知能情報知能情報学科で、52です。
最後に龍谷大学です。この大学の平均偏差値は約53です。
一番偏差値の高い看板学部が歴史学科/日本史学専攻で偏差値は58。
逆に一番偏差値の低い学部は文真宗学科で、46です。
日東駒専と産近甲龍の偏差値は50~55程度で、ほぼ同じレベルです。もちろん大学の良さは偏差値だけに留まらず、知名度やブランド力、就活力、そもそも学べる分野や特徴が違いますからあくまで偏差値の比較です。
偏差値50~55と言いますと、同世代の上位20~30%ほどと考えて良いでしょう。日本の大学進学率は50%ですから、まさに中堅大学群と言えるレベルでしょう。
まず、日本大学の人気企業への就職実績は11.1%です。1割よりはいるというかなり厳しい数値なのではないでしょうか。
続いて東洋大学ですが人気企業への就職率は9.9%です。日本大学よりも低く、1割に満たないということがお分りいただけるでしょう。
次に駒沢大学についてです。この大学の人気企業への就職率は9.9と東洋大学に並んでいます。同様に1割に満たないという点でかなり厳しい数値であるということが分かるでしょう。
最後に専修大学についてです。この大学の人気企業への就職率は8.4%とかなり低くなっています。他の3大学と差があることももちろん、8.4という数値の低さが気になります。
まず、京都産業大学についてです。この大学の人気企業への就職率は13.1%です。日東駒専と比較すると若干高いと言えるでしょう。
続いて近畿大学についてです。近畿大学の人気企業への就職率は10.0%です。ちょうど1割ということで、あまり高い数値とは言えないでしょう。
次に甲南大学についてです。この大学の人気企業への就職率は14.5%です。ここまで比較してきた大学の中で最も良い数値です。
最後に龍谷大学についてです。この大学の人気企業の就職率は9.4%です。ここで1割を初めて割っています。
就職面で比較すると、甲南大学が最も良い数値だとわかりました。産近甲龍・日東駒専の大学群の中では頭一つ抜けています。また産近甲龍の方が就職面では強いということが言えるでしょう。ただ、この8大学は大きく差があるとは言えません。ほとんど評価は変わらないということです。結局は自分の努力次第だと言えますから対策をきちんとしましょう。
関西では産近甲龍>日東駒専、関東では日東駒専>産近甲龍という印象が強いと考えられます。そのため就職においても関東で就職するのか、関西で就職するのかということをよく考えて進学することをお勧めします。
日本大学 52.5
東洋大学 57.5
駒澤大学 55
専修大学 55
京都産業大学 52.5
近畿大学 55
甲南大学 55
龍谷大学 52.5
こちらを見ていただくと東洋大学の文学部が1つ頭が出ていることがお分かりいただけるでしょう。逆に他の大学ではあまり大きく差はありません。
日本大学 55
東洋大学 57.5
駒澤大学 55
専修大学 57.5
京都産業大学 52.5
近畿大学 57.5
甲南大学 52.5
龍谷大学 52.5
こちらを見ていただくと関東では東洋大学、関西では近畿大学の偏差値が高いことが分かります。全体的に見ると、関西の大学の方が偏差値は易しめの印象です。
日本大学 55
東洋大学 60
駒澤大学 55
専修大学 55
京都産業大学 50
近畿大学 57.5
甲南大学 52.5
龍谷大学 52.5
こちらを見ていただくと東洋大学の偏差値がかなり高いことが分かります。偏差値も60に乗っていて難易度は高いと言えるでしょう。一方でここでも関西の大学群の方が若干低めの偏差値であることが分かります。
日本大学 52.5
東洋大学 57.5
駒澤大学 55
専修大学 55
京都産業大学 50
近畿大学 55
甲南大学 55
龍谷大学 55
こちらを見ていただくと東洋大学の偏差値が高いことが分かります。ただ偏差値55の大学もかなり多くありますから、全体で見ても差が開いているとは言えません。
日本大学 52.5
東洋大学 47.5
駒澤大学 該当学部なし
専修大学 該当学部なし
京都産業大学 47.5
近畿大学 52.5
甲南大学 50
龍谷大学 45
該当学部がないものも多いですが、この中では日本大学と近畿大学が高い偏差値を示しています。逆に他の学部と比較して見ると優しい学部であるということも見てくるでしょう。
日本大学:12位
東洋大学:21位
駒澤大学:13位
専修大学:30位以下
京都産業大学:30位以下
近畿大学:2位
甲南大学:28位
龍谷大学:20位
平均して見ると日東駒専の方がランキング順位が上であることが分かります。ただ、ランキング外がそれぞれ1つずつあるので、正しい計算はできていません。近畿大学が2位というランクはかなり高いですから人気大学と言えるでしょう。
MARCHは明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学の総称です。これらの大学の平均偏差値はおよそ60です。偏差値が高い学部であれば早慶にも並ぶほどの水準だと言えるでしょう。
関関同立は関西大学・ 関西学院大学・同志社大学・立命館大学の総称です。これらの大学の平均偏差値も60程度ですが、MARCHよりは易しい大学群です。
日東駒専と産近甲龍で比較すると10程度は偏差値に差が生まれてきます。
MARCHの人気企業への就職率は約30%程度です。関関同立も30%程度ですから、同レベルです。しかし、ここでも関西の企業と関東の企業で多少なりと変わってくると思いますから、詳しいことは申し上げられません。
日東駒専と産近甲龍の1割という数値と比較するとかなり差があるということが分かると思います。
MARCHと関関同立は大手予備校などで"難関大"という扱いを受けることがほとんどです。偏差値から見てもそうですし、世間のイメージもきっとそうでしょう。一方で日東駒専と産近甲龍は中堅校という印象が強いですから、ここでも1つ下、または上の大学群とは言えど差があると言えます。
ここまで日東駒専と産近甲龍のトピックでお話ししてきました。偏差値という側面で見ていくとかなり似ているように思われますが、その特徴は様々です。それぞれの大学によって学べる分野はもちろん、キャンパス等が変わってきます。志望校を決める際にはよく比較してから選択してみてくださいね。