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青学英語の傾向と対策!何割必要かやおすすめの参考書も紹介

2021.05.19

青山学院大学は別名「英語の青山」と呼ばれています。これは英語の入試問題が非常に難しいことに端を発した異名です。果たして青学の英語はどのように難しいのでしょうか。

今回は青学英語の基本情報、問題の傾向やおすすめの参考書などをまとめましたので、ご紹介します。

青学(青山学院大学)英語の基本情報

青学の英語は具体的にどのように難しいものなのか、青学英語の基本情報をまとめました。

青学英語の配点

青学英語は主に全学部入試、個別学部日程での入試で用いられます。全学部入試では英語は150点満点で、全学部共通です。個別学部日程の場合は各学部で異なりますが、100点から200点に収まり、大学入学共通テストとの割合も半々にしているところもあれば、共通テストの割合を大きめにしているところも。共通テストのみの受験方式ではほとんどの学部学科が英語に多く配点しており、英語だけ150点ないしは200点で他の科目は100点というケースが目立ちます。

青学英語の試験時間と時間配分

全学部入試での試験時間は80分と他の科目に比べて時間は多めです。国語や数学が70分、その他の科目が60分に設定されており、英語が長めに時間がとられていることがわかります。一方、個別学部日程では学部学科によって試験時間が異なります。例えば英米文学科であれば英語の試験時間はリスニングを含めて100分、経済学部や経営学部は90分です。英米文学科の英語が青学で最も難しいとされ、100分でも足りないという人もいるようです。

その理由は英米文学科のリスニングは20分ほどを要し、残り80分で答えなくてはならないからです。他の学部学科は90分でリスニングなし。長文読解、英文和訳、自由英作文などを80分で解かないといけないことになります。

青学英語は難しい?難易度を考察

青学の中でどの学部が一番英語が難しいのか、法学部と文学部英米文学科を主張する方が多いです。法学部は英文和訳と自由英作文があり、長文問題も早慶の長文問題程度に長いと言われています。加えて自由英作文もあるので、90分でも時間が足りず、スピーディに解くことが求められます。英米文学科は法学部よりも長い長文、リスニング、英作文、和訳があるため、とても濃厚です。反対に理工学部は英語の難易度が低いとされ、文系と理系で難易度に大きな違いがあります。

青学(青山学院大学)英語の傾向・特徴

青学の英語にはどのような傾向があるのか、学部によって傾向は異なる一方、どの学部を受ける際にも気を付けるべきことがあります。その特徴をまとめました。

青学英語全体の特徴

文法力が必須に

個別の学部では文法問題が出てくるケース、そうでないケースがあり、理工学部のように文法問題がドンと出てくることもあれば、国際政治経済学部のように文法問題そのものではなく、空欄補充という形で出てくることも。いずれにしても文法力を持っておかないと、どの学部でも苦戦することになるでしょう。

読解問題の量が多い

それぞれの学部で読解問題が出題されますが、学部によっては1000語を超えるような文量になる場合があります。1000語となるとA4で2ページほどとかなりの文量です。国際政治経済学部では1000語レベルの問題が2つあり、英作文などが加わります。とにかく時間が足りないのが実情です。

全学部入試の英語は全問マーク式

個別学部日程だと自由英作文が登場するなど、記述式が目立ちますが、全学部入試の英語は基本的に全てマーク式です。基本的な問題が多く出されるため、いかに取りこぼさずに正解していくかがポイントになります。そして、文法問題が多いため、基本的な能力が問われやすくなっています。

問題ごとの特徴

基本的に青学の英語は空所補充や和訳、英訳、内容理解などが満遍なく出されます。それらの特徴をまとめました。

要約問題の特徴

英文を読んだうえで日本語で要約するケースが様々な学部で見られます。文字数が100字前半でまとめることになるため、正しく読み取り正しく表現する事が求められます。しかも、問題文で回答の方向性を指定するケースがあるため、問題文までしっかりと読み、指定された解き方で解いていかないといけません。

英作文問題の特徴

英作文は出るところと出ないところに分かれますが、基本的にそんなに長い作文を書く必要はなく、50語、60語程度で意見を述べるような形が目立ちます。

読解問題の特徴

先ほどもご紹介した通り、読解問題の語数はとにかく多く、1000語を超えていきます。英語の青山のシンボルでもある英米文学科は一番最初に1000語レベルの長文読解が出てくるので、あえて解きやすいものから解いていき、正直に最初から解き始める必要はありません。

空欄補充問題の特徴

空欄補充問題は、300語レベルの英文に空欄が散りばめられており、それを埋めていきます。例えば国際政治経済学部では選択肢があるため、その中から選ぶことになりますが、文法問題を兼ねているケースもあり、空欄の前後だけでなく全体の流れを読むことも必要になるでしょう。

分野ごとの特徴

英単語・英熟語の特徴

学部によっては英単語や英熟語のレベルがかなり高いケースがある一方、文学部の中には一般的な語彙力で十分なケースも。ただ英語の青山と言われるだけあって、英語に力を入れていることには間違いなく、早慶上智レベルの語彙力が必要になるでしょう。

英文法の特徴

文法問題の割合が理工学部で多い一方、空欄補充で文法問題が出されることもあるため、A=B方式の答え方だけでなく、自然に文章の中に出てくる英文法を読み解くような答え方、それぞれ求められます。

英文解釈の特徴

解釈の問題はほぼ全ての学部で出題されます。そこまでひねった問題が出されるわけではないですが、事前に解釈の対策は必要です。

英語長文の特徴

1000語を超える英語長文がドカンと出てくるため、速読力が問われるほど、スピーディに解かないと時間切れになる恐れも。語彙のレベルが高く、一筋縄ではいきません。

青学(青山学院大学)英語の対策法・勉強法を分野ごとに解説

英語の試験に挑むために色々なスキルを磨く必要があります。どのように対策を立てていけばいいのか、分野ごとに解説します。

英単語・英熟語の対策法・勉強法

英検準1級の語彙力を基準にする

総合文化政策学部の個別A方式は英検2級~準1級レベルのスコアを残すなどすれば、出願資格として認められ、試験では英語は出てきません。つまり、英検2級もしくは準1級レベルの英語力を青山学院大学は求めているわけです。英検準1級レベルの語彙力を身につけておけば英米文学科の試験などにも適応できるでしょう。

スペルまで完璧に覚える

マーク式であればスペルまで完璧に覚えていなくても、文字の雰囲気などでチョイスすることができますが、自由英作文などはスペルが間違っていれば減点です。英単語帳で暗記を行う際、スペルまで完璧に覚えることを念頭に暗記を行いましょう。

英文法の対策法・勉強法

様々な出題形式に対応する

学部によっては空所補充、誤所指摘、並び替え、会話表現、同意表現など色々な文法の問題が出てきます。AといえばBという類の出題形式はそこまで多くなく、色々な問われ方をされても答えを導くだけの演習を行いましょう。

基礎を徹底して固める

文法問題は比較的オーソドックスな問題が多く、出題パターンで揺さぶりをかけるようなパターンが目立ちます。基礎力さえあれば落ち着いて解ける問題ばかりです。基礎を徹底して固める、この作業を繰り返し、演習問題を解いていき、自信をつけていきましょう。

英文解釈の対策法・勉強法

語彙力を伸ばしてから挑む

英文解釈は語彙力や文法力に比例して解けるようになるため、語彙力や文法力が乏しい中で解釈に挑んでも解けず、苦手意識が出るだけです。語彙力を固めてから挑んでいくと、苦手とは思いにくくなるでしょう。

まずは内容理解に努める

英文解釈は本来スピーディに読み解くものですが、結局のところ、場数がモノを言います。まずは内容理解に努めて、正しく理解することを念頭に置き、そこからスピード感を考慮しながら読み解いていけば、素早く読んで理解する力が身につきます。

英語長文の対策法・勉強法

長文の語数を段階的に増やしていく

1000語の長文は見開きで収まるようなレベルなので、いきなり読み解くのは大変です。物事には段階を踏む大切さがあり、いきなり1000語の長文に挑むのではなく、300語、500語と段階を重ねていくことをおすすめします。300語で苦戦していれば1000語なんか大変。徐々に自信をつけていくためにも、演習はどんどんこなしましょう。

時間配分を決めてその時間を意識する

共通テストを解く上での基本中の基本のテクニックとして、大問1から解かず、長文などから解いていくやり方があります。その際、時間配分を決めて取り組み、残った時間で文法問題などに挑みます。このやり方は青学の英語入試でも通じるやり方です。時間配分でどれだけの時間が必要かを決めて、その時間を意識しながら解く、その中で出来上がりにどんな影響が出るのかを確認していき、時間に収まるように解いていきましょう。

青学(青山学院大学)英語は何割取れれば良い?合格最低点から考察

全学部日程の場合は英語が150点、3科目で350点で設定され、合格最低点の割合は7割から8割に収まることがほとんどです。英語における合格者の平均点を見ると、2019年度において英米文学科で141.3点が合格者の平均点となっています。他の学部学科を見ても、文系の合格者の平均点は9割レベル。理系になると8割台の学科もありますが、それだけレベルは高く、取りこぼしが許されません。選択科目の合格者平均点がやや低めのところが多いため、選択科目で稼ぐ手も一応はありますが、最低でも9割は欲しいところです。

青学(青山学院大学)英語の勉強におすすめの参考書一覧

青学英語に対応するためには参考書が欠かせません。英語の勉強におすすめの参考書をご紹介します。

英単語・英熟語の参考書

システム英単語

「システム英単語」はミニマルフレーズと呼ばれる、複数の連なった言葉をベースに単語を覚えていく参考書です。多くの言葉を覚えていけるため、数多く英単語を暗記したい場合におすすめです。

鉄壁

「鉄壁」は、東大を目指す学生を対象にした塾が出す単語帳です。重要なものにランクをつけて解説を行うとともに、覚えるための補助的なイラストもつけられており、おすすめです。

英文法の参考書

英文法ファイナル問題集

「英文法ファイナル問題集」は、文法やイディオムなどの問題が集まった参考書です。テスト形式になっており、段階的に問題が難しくなっていくほか、ランダムに出題されるため、どの部分が弱いのかを知ることができます。

Next Stage

「Next Stage」は、様々な文法問題に対応している参考書です。見開きの左側に問題、右側に解答や解説が載っており、通学の際にも利用しやすいため、スキマ時間の活用に最適です。

英文解釈の参考書

基礎英文解釈の技術100

「基礎英文解釈の技術100」は、英文を読み進めていくために必要なスキルを100個紹介している参考書です。演習問題も100題収録されており、レベル別に応じて解釈のコツをわかりやすく理解していくことができます。

ポレポレ英文読解プロセス50

「ポレポレ英文読解プロセス50」は、読解に必要なスキルを磨きながら演習を行っていく参考書です。速読に必要な、構造を理解していく力を身につけていくことができ、英語を英語として理解できるようになる1冊です。

英語長文の参考書

英語長文ハイパートレーニング

「英語長文ハイパートレーニング」は、長文読解のスキルを高めるためにおすすめの参考書です。レベル別で用意されており、レベル3の難関編が青学に適したレベルになっています。

やっておきたい英語長文

「やっておきたい英語長文」は300語から1000語までの長文問題に対応した参考書のシリーズです。段階的に英語長文の語数を伸ばしながら、演習問題を多くこなしていくことができます。

青学(青山学院大学)英語の過去問情報

青学英語の過去問を気軽にネットで確認したい場合、どこをチェックすればいいのか、解説します。

大学受験パスナビ

大学受験パスナビでは、180の大学の過去問を無料で見ることができます。青山学院大学に関しても数年程度の過去問であればチェックできますが、年によっては完全に網羅しているわけではなく、お早めにチェックしていただくことをおすすめします。

東進

東進では会員登録を行えば、過去問データベースから青山学院大学の過去問をチェックすることができます。会員登録は無料でできるため便利ですが、少し昔の過去問が収録されており、最新の過去問が収録されているかどうかは常にチェックし続ける必要があります。

まとめ

英語の青山と言われるだけあって、青山学院大学の英語はかなりのハイレベルです。しかし、オーソドックスな問題を落ち着いて解き続けていければ高得点が狙えるため、語彙力を固めてから演習をこなしていき、入試に備えましょう。