学び

【青学(青山学院大学)法学部の英語】傾向と対策を徹底解説

2021.04.29

2022年に新設されたヒューマンライツ学科など、青学でも今注目の学部が法学部。入試形式も変わり、その傾向と対策もかなり変わることが予想されます。

今回は青学法学部の英語にスポットを当て、これまでの傾向と対策やそれぞれの問題に対応していくために必要な参考書などをご紹介します。

青学(青山学院大学)法学部の英語の入試情報

英語の青山と呼ばれるほど英語の難易度が高い青山学院大学。さて、法学部はどうなのか、入試に関する基本情報をまとめました。

基本情報

法学部では国語に比重を置いたA方式、英語に比重を置いたB方式があり、独自問題で英語が登場するのはB方式のみです。総合問題は日本史や世界史、政治経済の題材も出てくるほか、それに関連した自由英作文、長文読解などが登場。2021年度から総合問題が登場し、そのサンプルが事前に示されました。6つある大問のうち、4つが英語です。その内訳は2題が長文読解、1題が会話文問題、もう1つが自由英作文。マーク式と記述式の併用で行われ、B方式を受ける人はガッツリと英語に触れます。

青学法学部の英語の配点情報

法学科・全学部日程

350点満点中、英語の配点は150点です。

法学科・個別A方式

400点満点中、英語の配点は65点と配点の割合は低めです。

法学科・個別B方式

400点満点中、英語と英語を含む総合問題の配点は300点とA方式と違って高めです。

法学科・共通テスト利用入試

350点満点中、英語の配点は100点となっています。

ヒューマンライツ学科・全学部日程

350点満点中、英語の配点は150点となっています。

ヒューマンライツ学科・個別A方式

400点満点中、英語の配点は65点と法学科同様低めです。

ヒューマンライツ学科・個別B方式

400点満点中、英語と総合問題の配点は300点で法学科個別B方式と同じです。

ヒューマンライツ学科・共通テスト利用入試

350点満点中、英語の配点は100点です。

出題範囲

個別B方式の英語の出題範囲は、コミュニケーション英語Ⅰ、コミュニケーション英語Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅲ、英語表現I、英語表現Ⅱで、全学部日程の英語と同じです。総合問題に英語が内包していますが、配点はそれなりに高く、これまでの英語の出題傾向と近い可能性が高いです。

問題量と時間配分

大問6題の中、4題が英語を占める個別B方式の総合問題。90分で行われ、一般的に考えれば60分で4題が理想的です。しかし、サンプル問題ではもう1題がデータの読み取り問題、最後の1題が300字程度で答える小論文とそれなりに時間を使います。自由英作文があることも考えると、できれば50分ぐらいで4題を終える、もしくはデータの読み取り問題を素早く解いて、60分厳守で英語に挑むのも時間配分のやり方として有効でしょう。

大問ごとの特徴

大問1

大問1は長文問題で、だいたい1000語以上の長文となっています。これまでの大問1、総合問題のサンプル問題の大問1と共通するのは、長文を読ませ、英文の質問から正しいことが書かれているものを選ぶという点です。質問の内容を踏まえてスピーディーに読み進めていくことが求められ、これまでの対策が使えると言えます。

大問2

大問2ではこれまでの問題、サンプル問題で若干違いがあります。これまでは下線部の単語と同じ意味、似た意味のものを選ぶという問題でしたが、サンプル問題では単語の空所補充問題が出てきています。ただ問題形式が違うだけで語彙力を問うという点で共通しており、語彙力強化が重要であることがわかります。

大問3

大問3は会話文形式で出題され、単語や熟語の空所補充を行います。形式的には以前のパターンと現在のパターンで違いは見られません。今後変化する可能性があるため、2021年度、2022年度の問題をチェックしないといけませんが、これまでの対策が使える可能性が高いです。

大問4

総合問題バージョンのサンプル問題では大問4で自由英作文問題が出てきます。一方、これまでの入試では文法、熟語などの知識を問う問題が登場しており、総合問題ではこの部分が省かれた形です。やるべき対策は文法力を高める、語彙力を身につけることなので、特段大問4のために特別なことをしなくていいでしょう。

大問5

これまでの法学部の英語入試では大問5で自由英作文が登場しました。2020年度入試では50語でLINEの危険に関して自分の意見を50語で書くことに。総合問題のサンプル問題では、20世紀の偉人で尊敬する人を100語から120語で書く問題が登場しています。英語の知識だけでなく、日本史ないし世界史の要素が盛り込まれており、歴史に関することをまとまった語数で書いていくことになるでしょう。

青学法学部の英語の難易度・レベルはどれくらい?

空所補充が多いため、実際は英米文学科のようなレベルの高さではないでしょう。しかし、語彙力・文法力が問われ、素早く英文を読んで意味を理解する必要があります。また自由英作文が結構厄介なので、演習量を重ねなければ苦戦するでしょう。しかも、総合問題なのでこれとは別にまだ大問があります。英語だけで全部の時間を使えない分、素早く正確に解くことが求められます。

青学(青山学院大学)法学部の英語の傾向と対策

入試形式が変わってもこれまでの傾向とあまり変わらない法学部の英語。ここでは問題別の傾向と対策をご紹介します。

単語・熟語問題

空所補充では単語や熟語に関する問題が多く出てきます。登場する単語や熟語の問題は難関大学レベルの単語が多く、専門的な単語も登場します。青山学院大学の英語で必要とされる語彙力を確保していれば解ける可能性が高いでしょう。英検準1級レベルの英単語・英熟語をマスターすれば問題ありません。

文法問題

文法に関しても空所補充で出るため、一問一答形式の文法の参考書のようなもので演習を重ねていけば十分に対応できます。細かな傾向として動詞に関連した問題、イディオムなどが多めではありますが、標準レベルの内容と言えます。自由英作文で文法は欠かせないため、英作文対策を兼ねて、文法の勉強を行いましょう。

読解問題(長文)

1000語レベルの英語長文が出てくるため、素早く読むこと、内容を理解することが重要です。まずは語彙力を鍛えてから英文解釈に挑み、語数の少ない長文読解をこなしていくことで段々と正確さが出てきます。題材は専門性のあるものが選ばれやすいほか、時事的な話題も登場しやすいので日々ニュースのチェックを行うなど注意が必要です。

会話問題

会話文の文量は結構あって、問題数もそれなりにあります。長文読解に時間を使ってしまった場合、ここで挽回しないと時間切れになる可能性も。内容理解や文法の知識が問われやすいので、内容理解を素早く行うほか、文法の知識を素早く正確に活用していけるのが理想です。

自由英作文問題

100語から120語で自分の考えをまとめる自由英作文。大事なことは内容よりも自然な英作文になっているかどうかで、難しい単語を並べるよりもシンプルで意味の通ったものの方が点数を落としにくいことが言えます。そして、英作文作りにはコツと経験が必要なので、自由英作文に必要な知識、スキルを演習量で磨いていくことが求められます。

青学(青山学院大学)法学部の英語対策におすすめの参考書

合格するためには英語対策が必須です。英語対策につながる参考書をご紹介します。

単語・熟語対策

速読英単語

「速読英単語」は、文章を読みながら英単語を覚えたい人におすすめの参考書です。長文の中にある単語を理解しながら覚えていくことで、長文読解の練習にもつながります。より実践的に英単語を覚えたい人におすすめです。

話題別英単語リンガメタリカ

「話題別英単語リンガメタリカ」は、専門性の高い単語がテーマ別に登場する参考書です。様々なテーマにまつわる専門的な単語が登場するため、特定のジャンルの単語力強化を図りたい際にぴったりです。

文法対策

スクランブル英文法・語法 4th Edition

「スクランブル英文法・語法 4th Edition」は、テストで出やすい英文法・語法を網羅した参考書です。長年の教員経験を持つ作者のわかりやすい解説で、基礎から難関大学レベルまでを網羅します。

Next Stage

「Next Stage」は、218のポイントでまとめられた参考書です。問題の配列にもこだわりがあり、必要な知識をすべて網羅できるようになっているのが特徴的な1冊です。

読解(長文)対策

入門英文解釈の技術70

「入門英文解釈の技術70」は、長文読解をこなしていく上で必要なスキルを磨ける参考書です。入門編と基礎編があり、段階的に英文解釈のスキルが高められて自然に長文読解のレベルを高められます。

ポレポレ英文読解プロセス50

「ポレポレ英文読解プロセス50」は、英文読解を行う上で重視すべき点をまとめた参考書です。基本を押さえていることでどんな問題にも対応でき、難関大学の英文にも臆することなく挑めます。

英作文対策

決定版 竹岡広信の 英作文が面白いほど書ける本

「決定版 竹岡広信の 英作文が面白いほど書ける本」は、自然な英作文を書くために必要な減速と頻出表現を網羅した参考書です。参考書内で登場する英作文の解答や解説も詳しく掲載されているのでかなり参考になります。

大学入試英作文ハイパートレーニング

「大学入試英作文ハイパートレーニング」は、英作文に必要な文法などをまとめ、演習をこなせる参考書です。自由英作文編などもあり、段階的に英作文のスキルを高めるのにおすすめです。

青学(青山学院大学)法学部の英語の過去問情報

青学法学部の英語の過去問を自分でも解いてみたい時に、どこをチェックすればいいのかを解説します。

2021年度の英語の過去問

2021年度の過去問に関しては大学受験パスナビでチェックできます。ただ法学部に関しては総合問題の英語はないため、サンプル問題を掲載している武田塾のブログなどを確認してみましょう。

2021年度以前の英語の過去問

2021年度以前の過去問に関しては、こちらも大学受験パスナビでチェックできます。総合問題で出てくる英語は過去の個別学部日程で登場した英語と形式が似ており、十分参考になるでしょう。また東進でも過去問が載っており、チェックしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

英語の総合問題はかなり難しそうな一方、過去の英語の問題を総合問題に組み込んだ形なので、意外と対策が立てやすいという見方もできます。まずは語彙力を身につけて、英語の基礎体力をつけてから演習をこなしましょう。