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【青学(青山学院大学)教育人間科学部の日本史】傾向と対策を徹底解説

2021.04.29

教育学科と心理学科がある青学の教育人間科学部。どちらの学科も人気があり、倍率も比較的安定しています。どうしても激戦区になるので、大事になってくるのが選択科目のチョイスです。

今回は日本史を選択科目にしたい学生にとってどの入試形式を狙えばいいのか、その傾向と対策、おすすめの参考書をご紹介します。

青学(青山学院大学)教育人間科学部の日本史の入試情報

青学教育人間科学部を受ける際に日本史を利用したい人にとって知っておくべき入試の基本情報などをまとめました。

基本情報

教育人間科学部において、日本史の独自問題が出る方式はありません。以前は日本史も利用できましたが、入試改革の影響で共通テストと独自問題の併用がメインとなり、小論文が採用されることになったため、教育人間科学部独自の日本史は姿を消しました。このため、日本史を利用する学生は、全学部日程の入試を受けるか、共通テスト利用入試を受けるか、いずれかの選択を迫られます。全学部日程の日本史は、大問が3題で試験時間は60分、全問マーク式です。

青学教育人間科学部の日本史の配点情報

教育学科・全学部日程

350点満点中、日本史の配点は100点となっています。

教育学科・共通テスト利用入試

500点満点中、日本史の配点は100点です。

心理学科・全学部日程

350点満点中、日本史は100点の配点となっています。

心理学科・共通テスト利用入試

450点満点中、日本史の配点は50点と、国語と英語を重視した配点です。

出題範囲

日本史の出題範囲は日本史B全般なので、縄文時代から現代まで出題範囲となっています。傾向として近現代史やテーマ史が豊富に出るなど、若干の偏りが見られます。ただ、細かな知識を問う問題が多く出されるため、正確に歴史を勉強する必要があるため、全範囲で通史理解を進めておくことが大切です。

問題量と時間配分

2021年度の入試では大問3題で合計50問が出題されました。日本史の試験時間は60分のため、1問あたり1分12秒しか時間をかけられないことになります。そのため、できれば1問あたり1分で解いていき、残り10分で見直しを行えるような時間配分が求められます。マーク式のため、マークミスの可能性も考えられ、そのミス1つで合否を左右することも想定できます。スピーディーに解くことが問われるでしょう。

大問ごとの特徴

大問1

2020年度は小問集合の形で、2021年度では縄文~鎌倉以前の分野において複数の文章を読んで問題に答える問題が出されました。パターンこそ異なりますが、知識を問う問題が多いことは共通しており、形式的にはセンター試験、共通テストに似ています。2021年度では年代の並び替えや空所補充、正誤問題などが出てくるため、正確に知識を活用できるかが重要視されます。

大問2

大問2でも複数の文章から問題に答える問題が登場します。大問1と違うのは年代で、室町や戦国、江戸あたりの知識問題が出てきます。教科書などで出てくる知識で十分に対応できる一方、問題文の1つ1つが長く、意味を理解するのに時間を要する可能性があるため、注意が必要です。

大問3

大問3は明治以降から出題され、問題形式は大問2までとさほど変化がありません。2020年度の問題では漫画が登場し、漫画の作者はどの内閣総理大臣の孫かという問題が出されるなど、一般常識的な問題も出てきます。近現代史は学校で掘り下げられることが少なく、サラッと触れる程度で終わることが目立つため、近現代史対策は必須でしょう。

青学教育人間科学部の日本史の難易度・レベルはどれくらい?

全学部入試の日本史なので、全体的に標準レベルの問題が出題されます。難易度的にも英語や国語に比べると比較的落ち着くでしょう。2019年度の合格者平均点をチェックすると、他の学部と比べても若干低めなので、日本史が得意な人であれば十分チャンスがあるかもしれません。ただ地歴公民の中で人気があるのは日本史で、政治経済の利用者は合格者なしの人も。日本史でも気は抜けません。

青学(青山学院大学)教育人間科学部の日本史の傾向と対策

教育人間科学部には現状日本史の独自問題がありません。しかし、今後復活する可能性も想定できます。ここでは過去の教育人間科学部における日本史の出題傾向をまとめました。

知識問題

全学部日程の入試を含め、過去の教育人間科学部の入試でも知識問題は多く出題されました。求められるレベルは標準レベルですが、注目したいのはその問題量。スピーディに知識問題を解けるようにしないと時間が残らず、精査しきれずに回答せざるを得ない場面も出てくるでしょう。

テーマ史問題

過去の教育人間科学部の入試では大問1と大問2がテーマ史から出題される傾向にあり、政治史や外交史など様々なジャンルのテーマ史が出てきます。ただやるべきことは教科書レベルの知識を徹底して覚え、通史理解に努めること。通史理解なしにはテーマ史の理解も進みません。全学部日程の入試にも活きてくるため、通史からテーマ史の流れがいいでしょう。

史料問題

共通テストでも注目される史料問題。共通テスト利用入試で日本史を受ける学生にとっても史料問題は重要です。ただ過去の傾向から、教科書に登場するような史料や資料集などで出てくるものを中心にチェックしていけば十分にケアできるようになっています。過度にマニアックなものは出ない分、基本的な史料などを押さえておきましょう。

青学(青山学院大学)教育人間科学部の日本史対策におすすめの参考書

教育人間科学部における日本史対策で欠かせないおすすめの参考書について、インプットとアウトプットそれぞれの種類をご紹介します。

インプット系参考書

石川晶康 日本史B講義の実況中継

「石川晶康 日本史B講義の実況中継」は、全4巻で構成されたインプット系参考書です。通史理解につながる内容となっており、講義形式で内容をインプットしていくことができます。史料も登場し、すべてに現代語訳があるため、史料の内容把握にも活用できるのが特徴的です。

はじめる日本史 要点&演習

「はじめる日本史 要点&演習」は、日本史全範囲を60のテーマに分けたインプット系参考書です。1テーマ4ページで構成され、要点整理や重要語句の確認、テストで登場しやすい重要ワードの紹介などを行っており、日本史を理解する際に押さえておくべき場所が網羅されています。

菅野の日本史必出史料

「菅野の日本史必出史料」は、難関大学で出やすい史料をまとめたインプット系参考書です。150の重要史料がまとめられ、それぞれの史料ごとに一問一答形式の問題で知識の確認が行えます。他の史料系参考書には出てこないことが書かれていることもあり、長い間、受験生に支持されています。

アウトプット系参考書

時代と流れで覚える! 日本史B用語

「時代と流れで覚える! 日本史B用語」は、入試で出やすい日本史の用語を穴埋め問題でチェックできるアウトプット系参考書です。歴史の流れの中で穴埋め問題を解いていくため、通史理解を深めながら用語の知識が深められるので、アウトプットはもちろん、インプットも改めて行えます。

日本史B一問一答【完全版】2nd edition

「日本史B一問一答【完全版】2nd edition」は、一問一答形式で日本史の用語をチェックできるアウトプット系参考書です。実に7000近い日本史用語が登場しており、青学などの難関私大で登場する日本史用語を網羅。頻出度別に分けられ、日本史用語の定着を図れます。

実力をつける日本史100題

「実力をつける日本史100題」は、テストで登場しやすい問題を100題に厳選したアウトプット系参考書です。時代別の問題からテーマ史、論述まで収録されており、日本史の知識を最終確認する際にぴったりです。

青学(青山学院大学)教育人間科学部の日本史の過去問情報

青学教育人間科学部の日本史の過去問はどこでチェックすればいいのか、日本史の過去問が掲載されているサイトなどをご紹介します。

2021年度の日本史の過去問

2021年度の過去問は大学受験パスナビでチェックできます。青山学院大学を始め、180の大学の過去問が無料で見放題なのが特徴的です。しかも、Twitterなどのアカウントで登録を済ませるだけで誰でも簡単に閲覧できます。小手調べに青山学院大学の過去問に挑みたい際におすすめです。

2021年度以前の日本史の過去問

2021年度以前の過去問も、大学受験パスナビでチェックできます。教育人間科学部に関して、現状で確認できるのは2018年度までの全学部日程と個別学部日程の過去問、4年分です。大学受験パスナビでは詳しい解説は載っておらず、答えのみとなっています。詳しい解説が欲しい方は青山学院大学の赤本をご確認ください。それより前の過去問は東進で掲載されており、そちらをチェックしましょう。

まとめ

現状、個別学部日程で扱われる独自問題は小論文のため、日本史の出番は全学部日程などに限られます。以前教育人間科学部で扱われていた日本史のレベルは標準レベル。そのため、対策は全学部日程と変わらず、知識問題に強くなるため、インプットとアウトプットを徹底することが重要です。基礎固めを行い、演習量をこなせば点数はついてくるでしょう。