学び
2021.04.27
「逆転合格って嘘?本当?」
「実現させるにはどうすればいい?」
このような疑問を解決します。
具体的には
・逆転合格って嘘なの?
・なぜ逆転合格の嘘情報があふれているのか
・逆転合格の嘘のパターンとは
・本当に逆転合格を実現する人の特徴とは
・逆転合格の嘘を本当にする方法
の順に解説します。
8分くらいで読めるのでぜひ一読ください。
逆転合格は嘘なのか、存在するのかを検討していきます。
ネットで「受験 大学受験」と検索するとたくさんの情報が出てきます。
このような情報を見てみると「自分もできるのかも?」と考えますよね。本当に逆転合格はあるのでしょうか。
結論をいうと嘘の情報もあるが、本当の情報もあるということになります。
例えば「ビリギャル」が2013年頃から話題になりました。
学年ビリのギャルが、1年間で偏差値40上げて慶應大学に逆転合格した話です。このように世の中には実際に、逆転合格を果たした人はいるのです。
逆転合格は存在すると聞いて「自分もするぞ」と期待を持つのは危険。
逆転合格は甘くないからです。例えば、先ほども説明した「ビリギャル」は100万部売れています。
逆転合格がありふれたものだったら、こんなに売れるはずはありません。とてもめずらしいことだったから、注目されたわけです。
またネットにたくさん記事があるといっても、大学受験でいえば毎年65.5万人が受験してます。
つまりネットに1000件の逆転合格の体験談があっても、約0.002%の人しか逆転合格していません。
実際は1年間ではなく、何年間も記事は残ってるのでさらに少ない割合。
逆転合格は存在しますが、甘くありません。
なぜ逆転合格の嘘情報があふれているのでしょうか。
一逆転合格の嘘情報が溢れる理由はお金儲けのためです。
そもそも大学受験は大きなイベント。多くの家が受験のために大きなお金を払います。巨大なマーケットが存在しているのです。
そんな受験業界において、逆転合格は魅力的な言葉です。「私は偏差値32から早稲田に合格しました!」と見れば、「私もできるかも?」と思うのが人間だからです。
その人が塾をやっていると知れば「塾にはいりたい」となります。
このように逆転合格は人を惹きつける魅力的な実績になるのです。
逆転合格の嘘のパターンを解説します。
逆転合格の嘘のパターン1つ目はもともと学習の土台があることです。
たとえば学年ビリ、偏差値35だとしても、高校は偏差値60のところにいることはありえます。
勉強の基本や、地頭はいいが、単純に勉強を全くしていないので、偏差値があがるパターンです。
このパターンはただ単に勉強していなかっただけ。勉強すれば、効率よく成績を上げていけるので、才能のない生徒が、1年で大きく才能を伸ばしたように見えます。
逆転合格の嘘2つ目は学習開始時の偏差値を低く設定しているパターンです。
入学した大学を嘘を付くのは危険があります。バレる可能性が大きいからです。
しかし学習開始時の偏差値は模試の結果を残していないと、確かめられません。すべて本人の記憶次第になります。
そのため本当は偏差値10しか上がっていなくても、30上がったと言えてしまうのです。
逆転合格の嘘3つ目は逆転合格自体が嘘のパターンです。これは最もひどい嘘となります。
入学した情報も嘘だからです。この実績を広告に使いビジネスをしていた場合、犯罪になるでしょう。
本当に逆転合格を実現する人の特徴を解説します。
本当に逆転合格を実現する人の特徴1つ目は大学受験の厳しさを理解していることです。
大学受験は倍率10倍が当たり前です。つまり受験者の10人に1人しか受かりません。
しかしこのことを理解している受験生はとても少ないのが現実です。人は自分の都合の良いように物事を捉えてしまうからですね。
これが逆転合格するとなれば、さらに厳しいことになります。周りは上位の高校に進み、3年間勉強を積み重ねてきたライバルだらけです。
このライバルたちと戦って合格を掴まなければなりません。
「大学受験は本当に厳しい。そして、逆転合格ならなおさらだ」と忘れないことは、逆転合格する上で必須の考え方になるでしょう。
本当に逆転合格を実現する人の特徴2つ目は継続力があることです。継続力がないと、どんなに効率の良い勉強ができても、成績は上がりきりません。
例えば毎日10時間の勉強を高い質でできたとします。しかし最初の1ヶ月は続いたけど、2ヶ月目からは毎日5時間では、逆転合格できないのです。
また継続が得意な人は、勉強の質も上げていけます。継続すれば習慣化され、その勉強は当たり前となります。すると他の勉強に力を入れられるのです。
英語で言えば英単語を毎日やるのが当たり前になれば、文法に入っていけます。
しかし継続力がなく、英単語をやったり、やらなかったりを続けていると、習慣化されず意志力を消費するのです。
これではいつまで経っても、勉強の質は上がってきません。逆転合格する上で継続力は必要な力と言えるでしょう。
本当に逆転合格を実現する人の特徴3つ目は受験のスタートが早いことです。受験は同時にスタートを切らなければならないものではありません。
どれだけ早くスタートしてもいいのです。
たとえば最初は偏差値が30だとしても、高2の始めから勉強すれば逆転合格の確率は上がります。
高2の終わりまでに日東駒専レベルの基礎を終わらす→夏休み終わりまでにMARCHレベル→秋から早稲田の過去問
といけば早稲田も見えます。しかしこれが高3からだと
夏終わりまでに基礎→秋から日東駒専レベル
になってしまうのです。
逆転合格する上ではスタートが重要です。
逆転合格の嘘を本当にする方法を解説します。
逆転合格の嘘を本当にする方法1つ目は計画を立てることです。
計画を立てないと行き当たりばったりの勉強になってしまいます。
例えば「今日は英語をやったから、明日は数学をやろう」という調子で、志望校までたどり着くでしょうか。
それよりも「志望校に合格するには夏までにこの教材を終わらせて、秋からは過去問に入る必要があるな」と逆算することが大切です。
また計画を立てていないと「本当にこの勉強で、合格できるかな?」と不安になります。不安なときは勉強が進みません。
計画を立てることで、「これをやりきれば合格できる」とわかっているので、不安にならずに目の前の勉強に集中できるのです。
まずは志望校から逆算して計画を立てましょう。
逆転合格の嘘を本当にする方法2つ目は正しい勉強法で勉強することです。正しい勉強法でないと、「こんなにがんばったのに全く成績があがらない!」ということになります。
例えば記憶の仕組みにそった勉強法をしましょう。
人は使わない情報は忘れるという性質があります。脳はなるべく楽をしたいので、使わないなら覚えておく必要はないとなるのです。
そのため復習を重視し何度も情報を使うことで、記憶に定着するのです。
具体的には2週間に3回使った情報は長期記憶に入れられます。2週間に3回復習するように計画を立てましょう。
また休憩を上手に取るのも有効です。脳は一度疲れると「回復するのに長時間必要か、次の日まで疲れは取れない」とわかっています。
逆に疲れる前に休憩すると「短い時間でも回復する」ことがわかっているのです。つまり疲れを感じる前に、短時間の休憩をいれることで、集中力はかなり続くのです。
このように正しい勉強法で勉強することが逆転合格には大切です。
逆転合格の嘘を本当にする方法3つ目は圧倒的な量をこなすことです。
逆転合格は当然、簡単にできるものではありません。使える時間はすべて勉強するという覚悟が必須です。
受験までの間、全てを受験に捧げた生活をできた人のみが逆転合格できます。
ここまで逆転合格って嘘なのか、嘘のパターンや本当に実現する方法も解説してきました。
逆転合格は甘くないですが、存在します。嘘の情報に騙されず、正しい情報をキャッチし、逆転合格を目指しましょう。