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e判定からの逆転合格はありえる?共通する特徴についても解説

2021.04.27

大学受験の際には誰しもが模試を受けます。その際、AからEまでの5段階判定で合格可能性が示されますが、合格可能性が20%未満だとE判定に。このE判定からの逆転合格はありえるのか、かなり気になる部分ではないでしょうか。

今回はE判定からの逆転合格は可能なのか、E判定から逆転合格できる人の特徴などを中心にまとめました。

E判定からの逆転合格はありえるの?

果たしてE判定からの逆転合格は本当にありえるのか、その可能性を探っていきます。

E判定からの逆転合格はありえる

結論から申し上げますと、E判定からの逆転合格は十分にありえます。例えば河合塾の場合、E判定からA判定まで上げるのに偏差値10が必要です。これは1段階の違いで偏差値2.5分違うためで、例えばC判定の偏差値が55だった場合、A判定は2段階上なので偏差値60、E判定は2段階下なので偏差値50となります。C判定まで来れば、合格可能性は50%。合格できるかできないか半々の可能性まで上がるので、ここまで来れば逆転合格の可能性はあります。

なぜ直前までE判定で合格できるのか

直前までE判定だったとしても、なぜ合格は可能なのか、その理由をまとめました。

全体の60%がE判定

模試の5段階判定で勘違いされやすいことがあります。A判定やB判定などそれぞれ20%ずつ、割り振られているという勘違いです。河合塾の場合、E判定になってしまう割合は60%になっています。つまり、志願者全体の真ん中の順位だったとしてもE判定にされてしまうのです。同じE判定でもピラミッドの底辺にいる人、真ん中あたりにいる人では全く違います。だからこそ、E判定からの逆転合格が可能なのです。(参照:産経新聞)

あくまでも模試の評価だから

予備校の模試は、偏差値の指標となるようなクセのない問題がメインに出てきます。そのため、難問奇問が登場して受験生を苦しめるようなことはありません。極めてオーソドックスな問題が出てくるのが模試ですが、各大学の入試問題はそれぞれにカラーがあり、学部学科ごとに個性が出ます。そのカラー、個性にマッチする人もいれば合わない人も。そこに逆転の余地が生まれます。E判定とはいえ、あくまでも模試を受けた際の評価に過ぎず、実際はそのまま決まるわけではありません。

手を抜いてしまう学生が必ず出てくる

E判定からの逆転合格を目指す状況はとにかく必死ですが、A判定やB判定となると何とかいけるでしょ!という慢心が出てきやすいです。「ウサギとカメ」におけるウサギになってしまう学生は少なくありません。すると、そのスキにE判定からコツコツ頑張ってきたカメが追い抜く可能性が出てきます。もちろん難関大学ほどウサギの割合は減りますが、それでもコツコツと頑張っていれば追い抜く可能性はあるでしょう。

E判定から逆転合格する人に共通する特徴

E判定から逆転合格を果たす人にはどんな共通点があるのか、その特徴を解説します。

E判定に動じず、ルーティンを守る

E判定が出続けると、自分のやってきたことは間違いなのではないかと思いがちです。しかし、E判定は全体の60%存在するため、下位10%からど真ん中まで40%分上がってきてもE判定のままです。中身の伴った成長をしていることが分かれば慌てる必要はありません。これまでやってきたことを守り、コツコツと頑張れば逆転合格は可能であり、それを認識できる人は逆転合格に近づけます。

自分に自信を持つことができる

E判定からの逆転合格を果たした人の体験談を読んでいくと、自分のやってきたことは間違いではない、方向性は合っているとこれまでやってきたことを自分自身で認め、自信をつけているケースが目立ちました。どうしても弱気な自分が出てきやすいものですが、逆転合格ができる人は、積み重ねてきたものを素直に認め、それを自信につなげられます。

モチベーションを高いまま維持できる

E判定を突きつけられると、このままでいいのだろうかと疑い、モチベーションが下がり気味になります。そして、勉強を怠けて成績の伸びを停滞させるという負のスパイラルに突入しがちです。逆転合格ができる人は、志望校に行ってみる、パンフレットを取り寄せてイメージを高めるなどのことをしてモチベーションを高め、高い状態のまま勉強をこなせるのです。

模試の結果を気にしない

受験生に限らず、人は他人からの評価に一喜一憂しがちです。E判定が出ればついつい気になってしまいますが、逆転合格を果たした学生たちの体験談の中には、E判定を気にしないようにしたという方が多く見受けられました。「最後に点数をとればいいんでしょ!」と開き直り、そのために必要な勉強をし続けた結果、逆転合格につなげられます。

E判定の原因を探り、対策を立てる

悪い模試の結果ほどなかなか見たくないもので、目をそらしたくなります。しかし、なぜE判定なのか、その原因を探らないことには次につながりません。逆転合格を果たした人は、しっかりと原因を探り、対策を立てて軌道修正を図ります。E判定だったけどケアレスミスが多いからそうなっただけで、正確に解ければD判定までいけたというケースもあるでしょう。原因を洗い出して対策を立てる、そして実行していくことが重要です。

E判定からの逆転合格を実現する直前対策とは

実際にE判定が出てしまい、そこから逆転合格を実現させるにはどのような対策が必要なのか、その方法をまとめました。

基礎固めを徹底する

模試でE判定になる場合は、基礎固めが徹底しきれていない可能性が高いです。基礎固めをしていれば正解できるような問題を取りこぼしていれば、点数を確保できません。改めて基礎固めを徹底して取りこぼしを少なくしていくことで、少しでも点数を高めることができるとともに、応用への対応がしやすくなるでしょう。

とにかく演習量をこなす

基礎固めができたとしても、それだけでは点数に結びつきません。インプットだけでは数字につながらないので、アウトプットを心がけましょう。この場合のアウトプットは過去問など演習量をとにかくこなすこと。この時、解いたら解きっぱなしにせず、解説を読み込んで自分の力で解けるように何度も解いていくことが重要です。ついつい解きっぱなしにしてしまう人がいますが、これだと演習量をこなす意味がありません。

計画通りに実行する

模試は早い話が現状の実力であり、駅伝における中継地点のようなものです。ですので、模試の結果にそもそも一喜一憂する必要はなく、逆転合格に向けた計画の時点で、模試の偏差値の目標を立てていなかったのであれば、気にしなくていいでしょう。大事なのは、当初の計画通りに実行し続けること。余力があれば英単語を改めてインプットし直すなどの対策もするべきでしょうが、原則は計画通りに進めることです。

E判定から逆転合格しやすい大学の特徴とは

E判定でも逆転合格ができる大学にはどんな特徴があるのか、逆転合格を容易にさせる大学の特徴をまとめました。

得意科目や苦手科目の配点が有利に働く

英語が苦手な場合、英語の配点が高いパターンではかなり苦戦するかもしれません。しかし、英語も国語も選択科目もすべてフラットであれば英語の分を他2科目でカバーできる可能性があります。また国語が得意な場合、国語の配点が高い大学があれば逆転の可能性は高まるでしょう。得意科目に特化し、苦手科目を打ち消せる入試形式のある大学を目指せば、現状の偏差値以上の大学に合格できるかもしれません。

国公立なら二次試験にチャンスあり

国公立大学の場合、二次試験は独自問題なので一気の逆転が行える可能性があります。難問奇問が出やすく、プレッシャーから頭が真っ白になって全く歯が立たず撃沈する学生も出てくるでしょう。ここで冷静に対応し、コツコツと解いていけば大逆転は十分にありえます。ただし、東大などの超難関大学になると共通テストの結果で足切り、つまり一定の点数をとれずに二次試験に進めないケースもあるので、足切りだけは避けるようにしましょう。

入試改革が進行中のケース

入試問題の傾向がはっきりし、基本的に大きくブレない場合は、過去問をたくさんやってきた人たちが明らかに有利で、差はつきにくいでしょう。しかし、入試改革が行われ傾向がガラッと変わる、もしくは全く新しい問題ばかりになった場合、ほぼ全員が初見の状態になるので、逆転の余地が生まれます。近年、各大学で入試改革が進み、傾向がつかめないので様子見のケースも見受けられるのでライバルが減る可能性も。初見でも対応できるように演習量をこなしていけば、チャンスを作り出せるはずです。

まとめ

E判定からの逆転合格は現実的にありえる話です。C判定で合格可能性50%、単純化すればコインの表とウラを当てるようなものです。E判定の場合はサイコロの6面体の中で何が出るかを当てるようなもの。C判定まで上げれば希望が見えてくるのがなんとなく想像できるのではないでしょうか。そして、受験生の学力は頑張り続ければ上がっていくので、最後まで手を抜かず、諦めずに取り組むこと。そうすればE判定からでも十分に巻き返せるでしょう。