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早慶上智と関関同立の差を徹底比較!両者の大学レベルも解説

2021.03.28

私大の中でも歴史が長く、様々な面で他の私大を凌駕する早慶上智。その早慶上智に追随しようと実績を重ね続けているのが関西にある関関同立です。早慶上智と関関同立、果たしてどれくらいの差があるものなのか。

今回は早慶上智と関関同立の差を様々なファクターから比較するとともに、早慶上智と関関同立、それぞれの大学群のレベルについて解説します。

そもそも早慶上智と関関同立とは?

早慶上智と関関同立の比較の前に、そもそも早慶上智と関関同立とは何か、概要をご紹介します。

早慶上智の概要

早慶上智は早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学の3校で構成された大学群です。早慶上智は、1980年代に受験の熱が帯び始めた時期、偏差値が近かった3校をセットにして予備校などが宣伝を行い始めたのが最初と言われています。現在は偏差値的に早慶と上智で若干差がついているものの、就職面などでは私立の中でも上位に君臨しており、今もトップクラスに位置する大学群です。

関関同立の概要

関関同立は関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学の4校がセットになった大学群です。関関同立に関しては早慶上智よりも誕生は早く、1970年あたりに作られたとされています。レベルが高く人気もある4つの大学をまとめ、それを流行らせていきたいという狙いが見られるなど、早慶上智ができるプロセスとは違います。現在もレベルも人気も高く、関西を代表する大学群です。(参照:cakes)

早慶上智と関関同立の差を徹底比較

早慶上智と関関同立にはそれぞれどんな差があるのか、徹底比較を行っていきます。

偏差値面

早慶上智では、最高の偏差値が慶應義塾大学の偏差値72.5で、だいたい偏差値65や67.5に多くの学部がひしめいています。関関同立だと最高の偏差値が立命館大学の偏差値65で、偏差値57.5~62.5のところに多くの学部が集まっている状況です。早慶上智と関関同立では偏差値で5ポイントから7.5ポイントの差があります。

入試難易度面

早慶上智では入試改革をそれぞれで行っており、入試難易度は目まぐるしく変わっています。早稲田は政治経済学部が形式を大きく変え、受験者こそ減ったものの少数精鋭の受験となり、偏差値は高い状態をキープ。慶應は国語ではなく小論文、上智は英語の外部検定試験利用を行っている状況です。関関同立は、早慶上智が行っているような入試改革がまだ本格的に始まっていないため、入試難易度的には偏差値と相応な状況にあります。

人気・世間イメージ面

早慶上智は全国的に知られた存在であり、知名度ではトップクラスを誇ります。早慶上智の中だと早慶が抜きん出ており、上智がやや差をつけられているのが実情ですが、上智の人気の高さも一定以上と言えるでしょう。関関同立は関西での人気が絶大で、関東の大学に進学せずに関関同立を目指す学生が目立ちます。ただ全国的な人気、イメージは限定的で、早慶上智を上回るほどではないでしょう。

就職面

大手企業への実就職率において早慶上智は私大の中で上位にランクインしており、就職面でも私立大学をリードする存在です。関関同立の中では同志社大学が健闘し、MARCHの最上位、明治大学を上回り、上智にも肉薄。ただ他の大学がMARCHと同じような位置におり、平均的に見ればある程度の差がついていると見るべきでしょう。(参照:大学通信オンライン)

立地面

早稲田は高田馬場や西早稲田、慶應は三田に日吉、上智は四谷や目白と都内の一等地やそれに準じた場所にキャンパスがあります。一部キャンパスは都心部から離れた場所にありますが、多くの学生は利便性の高いキャンパスに通学できます。関関同立は、関西大学が大阪府吹田市、関西学院大学が兵庫県西宮市、同志社大学と立命館大学が京都府京都市と3府県にキャンパスがあります。関西は私鉄とJRのネットワークが関東より発達しており、利便性、立地面を鑑みると、早慶上智とは負けず劣らずと言えるかもしれません。

結論:早慶上智と関関同立の差とは?

学力面では断然早慶上智優勢

偏差値や入試難易度から判断する限り、早慶上智と関関同立では明らかに早慶上智の方が上であり、その差は大きいでしょう。偏差値が5ポイントから7.5ポイントの差がついているということは、合格難易度において2段階以上の差がついていることを意味します。関関同立でA評価でも、早慶上智だとC評価もしくはD評価になってしまいます。それだけ学力面で差がついていると言えるでしょう。

関西における人気面では関関同立が勝る

地域別の知名度ランキングを見ると、例えば東海地方であれば地元の大学よりも関東の大学の知名度の方が高いケースが見られるなど、地元より関東への興味を持つ傾向にあります。しかし、関西の高校生たちは基本的に関西の大学を志望し、国公立を目指すのであれば京大や阪大などを志望するなど、関東へのこだわりは見られません。関西の人気面だけで見れば関関同立が優勢です。

就職面では関関同立もチャンスあり

同志社大学は有名企業への実就職率ランキングにおいて、私大7位という結果を残しています。この前後には神戸大学や九州大学がおり、大阪府立大学にも勝っています。つまり、関西の国公立大学と互角を演じる存在です。現状は他の大学が追いついていない状況ですが、同志社に追いつき追い越せという意識になれば、早慶上智と対峙できる要素になる可能性が出てきます。

早慶上智は関関同立よりも上なの?

早慶上智は、関関同立よりも上なのか、これまでの比較を踏まえて、結論を出しました。

全体的には早慶上智の方が上

早慶上智よりも関関同立が勝っている部分はまだありますが、総合的に見れば早慶上智の方が上であり、それなりの差がついているのは確かです。特に理系では相当大きな差がつけられ、それが大手企業への就職率に反映されていると言えます。関関同立にも良さがあり、早慶上智にはない魅力もありますが、大学は学びが大事であり、その点を重視する以上、早慶上智の方が上になるのは致し方ないことでしょう。

学部によっては関関同立の方が偏差値が高い

偏差値的に一定の差がついている早慶上智と関関同立ですが、学部によっては関関同立の方が上回っているケースもあります。例えば立命館大学の国際関係学部は偏差値が65なので、早稲田大学や上智大学の一部学部より上回るので、すべてにおいて関関同立が下というわけではなく、学部によっては互角のところも。一定の差がついているのは看板学部、主要学部の話です。

早慶上智と関関同立の大学レベルはどれくらい違う?

実際に早慶上智と関関同立で大学レベルはどれくらい違うものなのか、大学群の立ち位置などを解説します。

早慶上智の大学レベル

早慶上智の大学レベルですが、私立文系、私立理系いずれも私大ではトップクラスに位置しており、MARCHとは一定の差をつけています。国公立の大学群で比べると、早慶上智を上回るのは東大や京大を含めた東京一工であり、旧帝大の中でも早慶上智と互角、それ以下の大学もあります。旧帝大より下の国公立大学になってしまうと早慶上智を下回るので、上から数えた方が早いのが早慶上智の大学レベルです。

関関同立の大学レベル

一方、関関同立ですが、常に比較されるのがMARCH。MARCHとは偏差値も入試難易度も就職面もつばぜり合いを演じ、接戦の状況が続きます。MARCHと同格なのが関関同立であり、国公立ならば5Sと称される、埼玉大学や信州大学と同じレベルとされます。関西地方では滋賀大学もこの中に入っており、目安としてわかりやすいでしょう。早慶上智と比較するとそれなりに差があることは明らかです。

早慶上智と関関同立以外の大学グループ一覧

東京一工

東京一工は先ほどご紹介した東大京大に加え、一橋大学、東京工業大学が加わった大学群です。平均的な偏差値では早慶を上回っており、早慶上智が私大の併願先になります。

旧帝大

旧帝大は東大京大など全国にある7大学が対象です。そのエリアにおける最高峰の大学として地元では愛され、リスペクトを持たれる大学ばかりです。

筑横千

筑横千は、旧帝大以外の関東にある難関国公立大学で、筑波大学、横浜国立大学、千葉大学が該当します。ここに東京都立大学が加えるか加えないか、それぞれの予備校、学習塾で判断が分かれます。

電農名繊

電農名繊は、理系に特化した大学群で、電気通信大学や東京農工大学、名古屋工業大学、京都工芸繊維大学で構成されています。就職に強い理系の傾向から人気が高まっている大学群です。

金岡千広

金岡千広は、旧帝大を除く地方国公立大学の中では上位の大学で、金沢大学、岡山大学、千葉大学、広島大学が該当します。千葉大学は筑横千でも登場しますが、関東の国公立か全国の国公立かの違いです。

MARCH

MARCHは早慶上智の次に優れた私大の大学群です。明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学で構成されていますが、MARCH内で偏差値に差がついている状況です。

5S

5Sは先ほどご紹介した埼玉大学、信州大学、滋賀大学のほか、新潟大学や静岡大学を含めた大学群です。位置的には国公立大学でも中堅クラスとされています。

駅弁大学

駅弁大学はこれまでに登場した国公立大学以外の地方国公立大学を指します。主に戦後に登場した大学で、地方都市の駅には駅弁が売られていることから、地方都市にある国公立大学として駅弁大学という造語が生まれました。

日東駒専

日東駒専は、日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学で構成される大学群です。偏差値的には平均的で、MARCHの滑り止めとして活用されます。

産近甲龍

産近甲龍は、京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学の4大学で構成された大学群です。日東駒専がMARCHの滑り止めだったように、産近甲龍は関関同立の滑り止めとして活用されています。

大東亜帝国

大東亜帝国は大東文化大学、東海大学、亜細亜大学、帝京大学、国士舘大学で構成された大学群です。日東駒専や産近甲龍に次ぐ大学群で、最近この大学群が世間をにぎわせたこともあります。

まとめ

関東に住んでいると関関同立の存在はあまり知られていませんが、関西でははかなり有名であり、憧れの大学群です。偏差値で比較すると早慶上智とはそれなりに差がありますが、関西の人気面では断然関関同立。就職面では一部大学で早慶上智に準じた成績を残すなど、今後の伸びが期待できる大学群です。