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早慶上智を偏差値・難易度・就職などから徹底比較!マーチなどの他大学とも比較

2021.03.14

1980年代から用いられ、難関大学を目指す受験生にとっては常識となっている早慶上智。大学群は基本的に同じレベルの大学で構成されていますが、早慶上智は本当に同レベルなのか、気になる人は多いはず。

今回は早慶上智を様々な面から徹底比較するとともに、早慶上智と他の大学群の差などを解説します。

早慶上智の差とは?3大学を徹底比較

早稲田、慶應、上智、この3大学にはどのような差が見られるのか、5つの面から徹底比較を行います。

早慶上智の偏差値面の差

慶應は偏差値72.5が3学部、早稲田は偏差値70の学部が2学部4学科あり、偏差値面では早慶が1つ抜けています。上智も偏差値67.5の学部が1つありますが、全体的に早慶から一歩出遅れているのが実情です。上智大学総合人間学部看護学科は早慶上智で唯一偏差値60を割り込んでおり、偏差値面では早慶と上智で差がついています。

早慶上智の入試難易度の差

入試難易度では、文系学部で三者三様の難しさが見られます。早稲田と慶應は英語が難しく、上智は外部検定試験の活用で独自問題が出てきません。早稲田と上智は古文漢文が頻繁に出てくる一方、慶應は国語の代わりに小論文が課せられます。事前に英検などの検定試験を受ける必要がある上智、小論文対策をしなければいけない慶應、総合的に難易度が高い早稲田、偏差値では差が見られたものの、難易度はそれぞれに難しさがあって差をつけにくいです。

早慶上智の人気・ブランド力の差

人気やブランド力という点では早慶はかなり抜きん出ています。日経BPコンサルティングが行っている「大学ブランド・イメージ調査」では、大学ブランド総合力で東京大学が1位、早稲田大学が2位、慶應義塾大学が3位で4位と大きな差をつけていることが明らかになっています。東大と早慶の間では差が詰まっており、この3校のブランド力が抜きん出ていることが明らかです。(参照:日経BPコンサルティング)

早慶上智の世間イメージの差

早慶という括り方は戦前からされており、全国的に知られています。一方、早慶上智という括り方は1980年代に始まっており、こちらも歴史は十分ありますが、早慶と比べれば大きな差が見られます。早慶は全国区の知名度で、地方に行っても知る人が多い一方、上智はそこまでには至らず、早慶と上智でイメージの差がついています。

早慶上智の就職力の差

就職に関するランキング、指標を見る限りでは早慶がリードしており、上智が懸命に追いかけます。卒業生の規模が毎年早慶と上智で倍以上異なるため、物理的に早慶の卒業生が大企業に入りやすく、自然と早慶のネットワークが出来上がっていきます。この差が就職力にも反映されやすく、上智も健闘しているものの、早慶には及びません。

早慶上智とその他大学の差を解説

早慶と上智ではそれなりに差がついていることが明らかになりました。では、他の大学との差はどうなのか、早慶上智とその他大学の差を解説します。

早慶上智と東京一工の差

東京一工は東京大学、京都大学、一橋大学、東京工業大学の4大学で構成されています。偏差値面や入試難易度面では東京一工の方が上で、就職面でも東京一工の方が有利でしょう。このため、早慶上智と東京一工では東京一工の方が上回っており、早慶は互角に戦える一方で上智は多少差がついていると見るべきでしょう。

早慶上智と旧帝大の差

偏差値面では早慶上智と旧帝大はほぼ同じか、東大京大がやや上回っています。入試難易度面では旧帝大の方が大変な部分が多く、1次試験と2次試験を乗り越えないといけないプレッシャーは相当です。就職面でも地元ならば無類の強さを見せており、旧帝大の方がやや優勢といったところでしょう。

早慶上智とMARCH(マーチ)の差

MARCHとの差ですが、偏差値面では頭1つ早慶上智がリードしており、難易度面でも同じです。就職面やブランド力なども上智よりも下の順位に来ていることから、早慶上智とMARCHでは一定の差が開いているのが実情です。

早慶上智と地方国立の差

地方にある国立大学と偏差値を比べると、早慶上智の方が上にくることが目立ちます。ただ入試難易度面では科目数の多さがあるため、早慶上智よりも勉強すべき範囲は多くなります。就職面では地元であれば十分に知名度があって有利に運ぶことができるため、場所によっては差が肉薄するものの、関連がない場所なら早慶上智の方が上でしょう。

早慶と上智は本当に同レベル?早慶と上智の差とは

早慶と上智はどこの部分で差がついているのか、早慶と上智の差をもう少し詳しくチェックします。

MARCHとセットになるかどうか

近年、早慶上智やMARCHではなく、SMARTという大学群が登場し始めています。これは上智、明治、青山学院、立教、東京理科大で構成されており、早慶ではなくMARCHと偏差値的に近づいているために括られるようになってきたと解釈するべきでしょう。早慶も明治とセットにした、早慶明という括りも一部で見られますが、SMARTより認知度は低め。早慶がMARCHと括られること自体違和感があることを考えると、やはり偏差値面で差がついていると見るべきでしょう。

スポーツの実績の違い

早慶は古くから早慶戦を行い、野球、ラグビー、サッカーなど主要スポーツで必ず早慶戦が組まれ、一時期は全国的な人気コンテンツにもなっていました。現在も早慶出身者が数多くスポーツ界で活躍しています。一方、上智はスポーツではあまり存在感を見せておらず、早慶やMARCH、日東駒専と比べても実績はありません。学生の本分は勉強ですが、大学の知名度や認知度を高めるのはスポーツでの実績であり、その点が早慶との差につながっていると考えられます。

広報戦略の差

上智大学は戦後にできた大学であり、外国語学部が看板学部で女性人気が高い大学でもあります。昭和30年代、40年代の時から国際色を押し出し、少人数教育を行ったことで人気を高め、女性は早慶ではなく上智を目指すとまで言われました。これらは今でも武器になり得ますが、広報的な観点で早慶と比べると弱く、知名度アップにつなげられていません。広報戦略に差があると言わざるを得ず、それを克服すれば状況が変わる可能性も出てくるでしょう。

まとめ

早慶上智の差は様々な面で見られますが、上智は上智で良さもあり、単に偏差値だけで判断するのは可哀想な部分があります。上智は長く低迷し、受験者数を減らし続けた時代があった中、その後復活を遂げて今に至るという背景も。そして英語に関しては外部検定試験を活用して独自問題を出さずに検定試験の指標を活用するなど、改革が続けられます。浮き沈みがあった上智の入試改革がどれだけ行われるのか、それによって現状の差が縮まる、もしくは逆転する可能性も出てくるでしょう。