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早慶上智・早慶上理の違いとは?どちらが上かも解説

2021.03.14

私立大学の中で最高峰に位置する早慶。その早慶とセットで出てくる言葉に早慶上智があります。最近になって早慶上理というフレーズも出てきており、その違いは何なのか、気になる方も多いはずです。

今回は早慶上智と早慶上理の違い、実際はどちらの括りが使われやすいのかについて解説します。

早慶上智・早慶上理の違いとは?

早慶上智と早慶上理。早慶上智はなんとなくわかるけど、早慶上理とは一体何か、それぞれの意味、概要、違いについて解説します。

早慶上智の意味・概要

早慶上智は早稲田、慶應、上智の3校で構成された大学群です。1980年代に早慶の偏差値に接近してきた上智大学をセットにし、受験業界が早慶上智と命名し、世間にも浸透しています。より世間一般に浸透したのは21世紀に入ってからとされていますが、早慶上智の響きそのものを懐かしく感じる世代は多く、高学歴の人にとっては馴染みのある言葉と言えるでしょう。

早慶上理の意味・概要

早慶上理は、これまでの早慶上智に東京理科大学が加えて構成された大学群です。東大京大、旧帝大などを狙う理系学生の併願先として、早慶上智の理系学部のほかに東京理科大学が選ばれる傾向にあります。東京理科大学は日本で最も古い理系大学であり、研究の実績も抜きん出ています。こうした背景も早慶上理が誕生した要因になっているのです。

早慶上智と早慶上理の違い

早慶上智と早慶上理の明確な違いは、東京理科大学が入っているか入っていないかという違いだけです。歴史的には早慶上智の方が長く、早慶上理は最近出てきたものですが、東京理科大学にもそれ相応の歴史と実績があるため、どちらが使われたとしても不思議ではありません。

早慶上智と早慶上理でよく使われるのはどっち?

早慶上智と早慶上理、果たしてどちらがよく使われるのか、解説します。

早慶上智の方が認知度が高い

センター試験の前身にあたる共通一次試験がスタートしてから日本の受験は激化し、偏差値が高い価値を持つようになりました。そんな受験が激化した1980年代、その偏差値で早慶に肉薄したのが上智大学。受験業界はこれを利用し、早慶上智を用いるようになります。30年以上、早慶上智というフレーズを用いており、幅広い世代で早慶上智に対しての認知度が高いのが実情です。

一方、早慶上理はここ10年程で呼ばれるようになったもので、当初は特定の予備校だけが使っており、しばらく経って他でも使われ始めています。また早慶上智と早慶上理という言葉の響きがそれぞれ似ており、早慶上理の認知度アップにつながりにくいこともあって、現状では早慶上智の方が認知されている状況です。

早慶上理は早慶上智に理系大学を含めたバージョン

早慶上理は、早慶上智に理系大学である東京理科大学を含めたバージョンとなっています。早慶上智にも理系学部は当然ありますが、私立の理系大学の中でも最古参かつ最高峰に位置する東京理科大学を、早慶上智とセットにしていくことは当然と言えるでしょう。現状は早慶上智の方が認知度は高めですが、理系大学は就職に強いという認識ができつつある中で早慶上理の組み合わせの方が興味を持たれる可能性も出てくるでしょう。

早慶上智と早慶上理はどっちが上なの?

では、早慶上智と早慶上理ではどちらが上なのか、平均偏差値の観点から解説を行っていきます。

早慶上智の平均偏差値

早稲田の平均偏差値はだいたい65あたりで、慶應が若干上回るような状態にあります。上智大学に関しては平均偏差値が60の前半あたりになり、早慶と比べると若干下回るでしょう。その結果、早慶上智の平均偏差値は64もしくは65あたりに落ち着きます。早慶上智で大きな差があるわけではなく、多少の高低はあれど、多少の微差と捉えても問題がない程度になっています。

早慶上理の平均偏差値

東京理科大学の平均偏差値は、夜間学部である理学部第二部を除くと偏差値60を割るような数値になると想定できます。これを早慶上智の平均偏差値と加えた上で計算すると、早慶上理の偏差値は60前半、60に近づく数値になります。理系大学の中では健闘しているものの、早慶上智にも同程度ないし東京理科大を上回る偏差値の理系学部があるため、早慶上理をけん引するような形にはなりにくいです。

結論:早慶上智の方が上

平均偏差値を見る限りでは早慶上智の方が明らかに上であることがわかります。もちろん偏差値だけで優劣がつくわけではありませんが、早慶上智の方が認知度も高く、多くの人に聞き馴染みもあることを考えると、現状では早慶上智の方が上です。今後東京理科大が存在感を見せ、早慶上理の方がしっくりくる状況になれば、どちらが上か下か、状況は変わるかもしれません。

まとめ

早慶上智と早慶上理の違いは、早慶上智に東京理科大学が入っているかどうかの違いであり、早慶上智の方が知名度、認知度が上であることが明らかになりました。しかし、理系大学の就職の強さはビジネス誌で取り上げられており、理系大学への評価が今後どんどん高くなっていく可能性を秘めています。それが様々な指標に反映され始めたら、早慶上智ではなく、早慶上理が普通になっていくかもしれません。