学び
2021.02.17
「なかなか志望校が決まらない」
「志望校の決め方が知りたい」
この記事ではこのような疑問を解決します。
具体的には
・大学受験の志望校の決め方とは?流れを解説
・大学受験における間違った志望校の決め方とは?
・大学の志望校が決まらない場合に考えるべきポイント10選
・大学受験の志望校はいつまでに決めたほうが良い?
・模試における志望校の選び方・書き方のポイントとは?
の順に解説します。
10分位で読めるのでぜひ一読ください。
大学受験の志望校の決め方とは?流れを解説
ステップ❶は高2で行きたい大学をとりあえず決めることです。この段階では気軽な気持ちで志望校を決めてみましょう。
一旦決めてみることで、普段の勉強への力の入り方も変わってきます。
スッテプ❷は志望校に向けて勉強することです。
志望校を決めたら、合格に向けて受験勉強がスタートです。
まずは第一志望に向けて全力で勉強しましょう。
ステップ❸は高3夏にもう一度考えることです。高3の夏に受けた模試を見て志望校の見直しを行います。
このタイミングは志望校に変えることになっても対策し直す時間があるため、志望校の見直しにちょうどよい時期です。
ステップ❹は勉強するです。志望校の見直しを行った後は、勉強に集中するのみ。
受験も残り少しになって、集中力も上がってきますから、まだまだ成績の伸びが期待できます。
スッテプ❺は高3の冬に最終決定です。この時期には願書を出すことになるため、志望校の最終的な決定を行います。
大学受験における間違った志望校の決め方を解説します。
大学受験における間違った志望校の決め方1つ目は偏差値だけで志望校を決めることです。大学は四年間、自分が見を置く場所です。
将来について考えたり、一生付き合う友達ができたりすることも多いです。
そのような大学を偏差値という学力のみの基準で判断するのは危険。また大学は高校までと違って、留年する確率も格段に上がります。
大学受験における間違った志望校の決め方2つ目は立地を無視して決めることです。
「立地ってそんなに大事?」と思うかもしれませんが、大学生活の質に大きく関わってくるのです。
例えば家から2時間の大学に通う場合、毎日四4時間を移動に使うことになります。その結果サークルや部活に入れず、友達ができないということもありえます。
また田舎の大学に下宿する場合、周りに娯楽が少ない事がよくあります。そのため友達と遊ぼうにも、家に集まるしかなく、退屈ということにもなりかねません。
このように大学の立地を考慮しないと「大学選びを間違えた」と後悔する可能性が高いのです。
大学受験における間違った志望校の決め方3つ目は何を学ぶか知らずに受験することです。
よくあるのがその大学なら何学部でもいいからとあまり調べずに受験したパターン。興味のない学問を四年間学び続けるというのもきついものです。
また大学の内容はより専門的なっていくので興味がないと、とても苦しいでしょう。
HPをみればどのようなことを学ぶかがわかります。しかしもっと詳しく知りたい人はオープンキャンパスに行き、実際に学部生に相談してみましょう。
実際に足を運び、学生の声を聞くことで詳細に学生生活がイメージでき、後悔する可能性を減らせます。
大学の志望校が決まらないのは自分の中で何を重視すればいいか決まっていないからかもしれません。
ここで紹介するポイント10選をみて志望校を考えてみましょう。
大学の志望校が決まらない場合に考えるべきポイント1つ目は自分の得意分野が活かされる受験方式かです。
受験方式は大学、学部によって様々な形があります。自分にあった受験方式を選ぶ事で、上手に受験をクリアできるかもしれません。
例えば漢文、古文が苦手という人であれば、現代文のみの大学を受験したり、歴史が苦手だけど、文系に行きたい人は数学で受けれる大学を受験したりなどです。
一つの学部でも複数の受験方式がありますから、自分にあった受験方式はないかホームページを確認してみましょう。
大学の志望校が決まらない場合に考えるべきポイント2つ目は合格の難易度です。大学を選ぶ際に多くの人が難易度の高い大学を選びがち。
しかし本当にその大学でいいのか落ち着いて考えてみましょう。もしよい大学に行っても自分の学びたいことがなければ、勉強が辛いだけになります。
大学は専門的な知識が学べる場所なので自分の興味のある分野のある大学を選びましょう。
大学の志望校が決まらない場合に考えるべきポイント3つ目は自分が将来やりたいことにつながるかです。
例えばビジネス系であれば経済学部、商学部、設計がしたいなら工学系、教師になりたいなら教育学部というように、自分の将来から逆算して選ぶのもいいでしょう。
大学の志望校が決まらない場合に考えるべきポイント4つ目は大学の立地です。大学の立地は毎日通うことになる大学になる大学においては重要です。
家からあまりにも遠い場合は下宿することも視野に入ってきます。その場合、東京であれば家賃が高い、田舎であれば安いなどの事情もあるので、親と相談しながら検討しましょう。
大学の志望校が決まらない場合に考えるべきポイント5つ目は国立か私立かです。国立と私立では受験の種類が違うといえます。
国立では共通テスト+個別テストとなるので、基本的に5教科7科目勉強することになります。
また試験は基本的に一回のみ。中期や後期がある大学はチャンスが増えますが、その分、難易度が上がります。
一方、私立は個別試験のみなので、基本的に3教科で受験ができます。また学部を選ばない場合、5~6回前後、試験を受けられるのでチャンスは多いでしょう。
このように国立、私立で受験内容も大きく変わってきますから志望校を選ぶ際の基準となるでしょう。
大学の志望校が決まらない場合に考えるべきポイント6つ目は大学内の雰囲気です。大学によって雰囲気はかなり変わりますよね。
例えば京都大学は賢くて少し変わった人が多いイメージ、青山学院大学はオシャレなイメージ、地方国公立は真面目なイメージがあります。
もちろん感じ方には個人差はありますが、なにかのイメージを持たれているということはそのなりの理由があるはずです。
どの大学に行くのが楽しそうかという視点で考えてみましょう。
大学の志望校が決まらない場合に考えるべきポイント7つ目は大学の就職力の強さです。大学を卒業したら就職する人も多いと思います。
自分の希望通りの場所で働けるかで、その後の長い人生の幸福度も変わってくるので志望校を選ぶ際の基準となります。
一般的に私立大学では就職支援が充実している事が多いです。
例えば就職に関して、就活支援のプロを雇ってセミナーを開催していたり、いつでも就職について相談できるキャリアセンターが設置されていたりします。
そのような大学はホームページなので、就職支援が充実していることをアプールしていることが多いので、ぜひチェックしてみてください。
大学の志望校が決まらない場合に考えるべきポイント8つ目は学費です。
私立大学であれば100~130万、国立大学であれば50万ほどの学費が毎年かかります。
とても大きな額ですので、どれくらいの学費がかかるのかホームページを見てしっかりと調べる必要があります
大学の志望校が決まらない場合に考えるべきポイント9つ目は世間のイメージです。例えば東大、京大は「日本トップの学力」、「天才が多い」というイメージ。
早稲田、慶応であれば「頭がいい」「遊びも勉強もしっかり」といったイメージがあります。
社会に出てからも名のある大学出身というだけで、一目置かれることもあるでしょう。
このように大学は最終学歴になるため、世間のイメージがよい大学に行くというのも一つの選択肢です。
大学の志望校が決まらない場合に考えるべきポイント10個目は大学内の設備や環境です。
大学によって校舎のきれいさや、研究施設の充実度、勉強スペースの雰囲気など違うものです。
これらの雰囲気は、口コミやホームページで確認することもできますが、一番良いのは実際に足を運んでみること。
多くの大学は年に数回オープンキャンパスをやっています。
オープンキャンパスに行ってみると「ネットで見たよりも校舎もきれいで、過ごしやすそう!」「思ってたのと少し違うかな」など、肌で大学の雰囲気を感じれます。
結論は早ければ早いほうが良いです。逆に早く決めないと、取り返しのつかない事になるかもしれません。
ここでは志望校を決めるのは早いほうがいい理由を詳しく解説していきます。
志望校を決めるのが早いほうが良い理由を3つ解説します。
志望校を決めるのが早いほうが良い理由1つ目は早いスタートがきれるからです。受験はみんなが位置について一斉にスタートするものではありません。
いつスタートしてもいいのです。そう考えると、当然、早くスタートしたほうが早くゴールできますよね。
例えばもし、自分より早く走れる人がいても、先にスタートすることで、はやくゴールできることもあるのです。
志望校を決めるのが早いほうが良い理由2つ目は受験科目が決まらないからです。
受験科目は大学、学部によって受験科目が変わります。
例えば
・国語の代わりに小論文が採用されている
・社会科目は日本史、世界史のみ
・数学ⅡBはいらない
というように受験方式はバラエティ豊かです。
志望校を決めないと、無駄な範囲を勉強する、必要な範囲の勉強が間に合わないといったことが起きてくるのです。
志望校を決めるのが早いほうが良い理由3つ目はモチベーションが維持しやすいからです。
大学受験でモチベーションはとても重要です。結局モチベーションが最後まででず、なんとなくで受験が終わってしまった人もたくさんいます。
志望校を決めることで、目標ができるので、全力で勉強に励めます。
最低でも高校2年生の秋頃には決めておくのがおすすめです。高2の秋に志望校を決める大きなメリットは2つ。
・冬休みを受験勉強に使える
・1月の共通テスト模試を受けられる
ことです。
特に1月前後にある共通テストを想定した模試を受けることで、一年後、自分が共通テストを受けていることを想像できます。
模試における志望校の選び方・書き方のポイントを解説します。
模試で書く志望校は事前に興味のある大学をリストアップして置くことが大切です。
なぜならその場で適当に書いた志望校だと今の実力がわからないかもしれないから。
例えば、その場にいた友達と同じ大学を書く、適当に聞いたことがある大学を書く人がいます。
しかし模試はいつでも受けられるものではありませんし、今後の勉強方針を決めていく上で大切な判断材料になります。
事前に興味のある大学をリストアップしておきましょう。
志望校を書く際は受けたい大学以外も記載するのがポイントです。受けたい大学のみ書いてしまうと自分のレベルを把握できないことがあります。
例えば受けたい大学飲みを書いてすべてE判定で帰ってきた場合、自分がどの大学なら受かるのかということがわかりません。
そのため実際に行く気はなくても、「この学力の大学なら受かるのだな」という自分のレベを把握するために、いろいろな大学を書くことが大切なのです。
どのような大学を書けばよいか解説していきます。
高3の夏休み前までの模試での書き方を解説します。
高3の夏休み前に書くべき志望校は次の4つです。
① 本当に入りたい第一志望校
② 第一志望校のよりひとつレベルの低い実力相応校
③ 安全にA判定の安全校
④ 第一志望より高い挑戦校
これらの志望校を書くことで確実に自分の今の位置を把握できます。
例えば自分が安全だと思っていた安全校がC判定だった場合、自分の思っている実力と実際の実力に差があることがわかります。
その場合夏休み後の最初の一ヶ月は「もう一度基礎を復習する一ヶ月にしよう」など対策が立てられます。
高3の夏休み後からの模試での書き方を解説します。
書くべき志望校は以下の3つ。
① 第一志望校
② 滑り止めで受ける大学
③ C判定が出そうな大学
第一志望校、滑り止め校は、最終的な出願の際の大事な判断材料なので多くの人が書くと思います。
C判定が出そうな大学を書く理由は今の自分の実力の大学がどこかを探るためです。
これらの大学を書いておけば間違いのない出願ができるでしょう。
ここまで大学受検の志望校の決め方、志望校が決まらない場合のポイントを解説してきました。
重要なポイントをまとめます。
大学受検の志望校の決め方
ステップ❶:高2で行きたい大学をとりあえず決める
ステップ❷:志望校に向けて勉強する
ステップ❸:高3夏にもう一度考える
ステップ❹:勉強する
ステップ❺:高3の冬に最終決定
大学受験は志望校を決めてからスタートです。ここで紹介した内容を参考に志望校を決めていきましょう。