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早慶上理の学費を文系・理系ごとに徹底解説!他大学との学費比較も

2021.02.17

学生にとって決して他人事ではないのが4年間の学費です。学生自らバイトで工面するケース、奨学金や教育ローンで返すケースなどがあり、奨学金の返済だけで相当な負担を強いられることも。できれば学費は把握しつつ、なるべく負担がかからないところに行けるのがいいでしょう。

今回は早慶上理の学費を文理別にご紹介するとともに、学費が高い学部や他の大学群との比較も行いました。

早慶上理の学費を文系・理系ごとに解説

早慶上理、文系と理系でそれぞれどれくらいかかるものなのか。4年間の学費について詳しくご紹介します。

早稲田大学の学費

文系の学費

早稲田文系の学費は、入学金と授業料、実験実習料、学生読書費図書費、諸会費で構成されており、ほとんどの文系学部はおおよそ465万円から484万円のゾーンにいます。しかし、国際教養学部のみ年間の授業料が他の文系学部よりおよそ40万円ほど高く、4年間合計の学費はだいたい630万円ほどです。

理系の学費

早稲田理系の学費も入学金や授業料など文系と同じ構成ですが、授業料が総じて高いのが理系学部の特徴であるとともに、文系学部ではほとんどかからない実験実習料もそれなりにかかるため、4年間の学費は高めです。理系を扱う教育学部、先進・創造・基幹の各理工学部、いずれも660万円台です。面白いことに2年生から4年生までの学費に関して理系学部は同じ金額。初年度に支払う実験実習料などの差がわずかにある程度です。(参照:早稲田大学)

慶應義塾大学の学費

文系の学費

慶應義塾大学の文系は主に入学金、在籍基本料、授業料、施設設備費がかかります。授業料自体は早稲田と比べてやや低く、4年間で支払う学費はだいたい480万円ほどに収まる状況です。慶應SFCで文系学部にあたる総合政策学部は授業料や施設設備費がやや高く、100万円ほど高い580万円ほどになります。

理系の学費

慶應義塾大学の理系は、先ほど文系でご紹介した4つの項目にプラスして実験実習費がカウントされます。この実験実習費がかかり、その分、学費が高くなります。理工学部でおよそ680万円ほど、薬学部だと学科によって800万円ないし900万円が4年間でかかり、医学部ともなれば4年間で1500万円に迫る学費となってしまい、6年制のため、卒業するまでに2000万円以上がかかる計算です。(参照:慶應義塾大学)

上智大学の学費

文系の学費

上智大学では入学金、在籍料、授業料、教育充実費、学生教育研究災害傷害保険料の5項目がかかります。文系はほぼ統一されており、4年間の学費が440万円ほどに。文系部の新聞学科のみが授業料が2万円ほど高めに設定され、4年間で10万円近い差になります。慶應や早稲田と比べても文系学部の学費はやや低めです。

理系の学費

理系の学費は、先ほどの5項目に加えて実験実習費が加わります。授業料や教育充実費、実験実習費が文系よりも多めにかかるため、4年間で660万円ほどかかる計算です。理系に関しては早慶と比べてわずかに下回る程度ですが、教育充実費が2022年度から値上げされるなど、今後上がる可能性もあるでしょう。(参照:上智大学)

東京理科大学の学費

文系の学費

東京理科大学の文系学部は経営学部のみです。入学金と授業料、施設設備費の3つで構成され、4年間でだいたい450万円から460万円あたりです。早慶上智と異なるのは入学金が30万円と、他の大学に比べて10万円高い点です。他の大学にある在籍料の代わりを入学金が補っている可能性も考えられます。

理系の学費

理系に関しても3項目で構成されており、4年間で570万円前後に収まる学部がほとんどです。これらの学部に比べて群を抜いてかかるのが薬学部。6年制の薬学科は4年間で850万円ほど、6年間で1200万円以上学費がかかります。生命創薬科学科だとそこまでかかりませんが、それでも670万円ほどです。ただ早慶上智の理系学部と比べ、100万円近く安いため、理系学部志望で学費を抑えたい場合は東京理科大学の理系学部は狙い目です。(参照:東京理科大学)

早慶上理で学費が高い学部ランキングトップ3

早慶上理で学費が結構違うことがお分かりいただけたのではないでしょうか。この項目では早慶上理の中でも学費が高い学部をランキングにしてまとめました。

第3位:理工学部

理工学部は実験などでお金がかかりやすく、早慶上智で660万円から680万円ほどがかかり、東京理科大学では早慶上智の理工学部の学費よりも全体的に100万円ほど下がります。ただし、東京理科大学の場合、履修に応じて実習費などを別途徴収するという項目もあり、実際にいくらまで増えるかは何を履修するかによって変わるかもしれません。それだけ実験や実習にお金がかかることがわかります。

第2位:薬学部

薬学部があるのは慶應義塾大学と東京理科大学です。慶應義塾大学では4年生の薬学部薬科学科で810万円ほど、6年生の薬学科で1300万円ほどかかります。先ほどご紹介した東京理科大学の薬学部は慶應よりも100万円ほど低い状況です。それでも毎年200万円ほどの学費がかかるため、負担はかなり大きいでしょう。

第1位:医学部

医学部は早慶上理に限らず、基本的に学費が高めで、初年度納入金額で380万円ほど、それ以降は360万円ほどを毎年支払い、最終的に2200万円近くの学費が必要になります。給付型の奨学金も用意され、返済しなくて済むものもありますが、年間の学費と比べれば微々たるものです。しかし、全国の医学部に限定した学費ランキングで慶應は「3番目に安い」学費。6年間で3000万円を超えるのはザラで、最大は川崎医科大学の約4700万円を考えると慶應の医学部の学費は良心的であることがわかります。(参照:河合塾)

早慶上理とその他の大学群の学費を徹底比較

様々な学部を比較した結果。学費面でかなり違うことがわかりました。では、他の大学群ではどのような違いがあるのか、解説します。

東大と早慶上理の学費

東京大学では入学料と授業料でざっくりと分けられており、初年度で81万7800円、2年目以降は53万5800円となっており、4年間の学費は242万5200円です。6年制の医学部の場合は残り2年分の学費も加わり、349万6800円にとどまります。この授業料は国立大学1年でかかる授業料は文系理系共通のため、早慶上理の中では授業料が安い理工学部と比較しても倍以上の差がつきます。

旧帝大と早慶上理の学費

旧帝大の場合も東大と同様、国立大学のため、基本的に東大と同じ学費になります。国の財政難の影響もあり、徐々に国立と私立の格差を埋めていく動きがあり、以前と比べるとその差は縮まっている状況です。それでも倍以上の差がついていますが、10年後、20年後で差が詰まっている可能性が想定されます。

地方国公立と早慶上理の学費

地方にある国公立大学に関しても、東大や旧帝大と同じ学費です。ただし、地方国公立大学に進学する場合は学費よりも生活費がかかる可能性があり、単身地方へ行く場合には都心部にある大学に通うのと同じような負担を強いられることも想定できます。相変わらず学費面では大差がつきますが、下宿するような形になれば話は変わってくるでしょう。

関関同立と早慶上理の学費

関関同立の4年間の学費ですが、文系の場合は410万円から440万円、理系の場合は620万円ぐらいから670万円ぐらいと早慶上理と比べてもさほど差はありません。立命館大学の法学部と経営学部が410万円をやや下回る学費となっており、早慶上理よりも学費は控えめです。理系に関してもさほど差はなく、早慶上理とほとんど同じか多少低い程度です。

マーチと早慶上理の学費

マーチの場合、文系は440万円から470万円ほどと早慶上理とあまり差はありません。440万円台なのは法政大学と中央大学です。他の3大学は470万円台が目立ちます。次に理系学部ですが、一番下は600万円台、上の方で680万円台とやや差がついています。明治大学農学部が4年間でほぼ600万円で、青山学院大学の理工学部が4年間で680万円近くまでになります。

まとめ

早慶上理の中でも早慶上智と東京理科大学で100万円近い差があるなど、結構な格差がありました。全国で見ても早慶上智とあまり変わらない学費が並ぶ中、東京理科大学だけが安い結果に。理系大学として歴史が古く、研究が活発に行われている分、多くの助成金を国からもらえるのがその要因とされています。できれば東大京大、旧帝大など国立大学に行けば学費面で安心ですが、近年は返済不要の給付型奨学金もあるため、それを活用して負担を減らしていくのも1つの手です。