学び

早慶の学部序列を徹底解説!大学内での学部序列も発表

2021.02.17

私立大学における最高峰の早慶。早大生、慶大生という肩書きは非常に大きく、羨望のまなざしで見られることでしょう。しかし、同じ早慶生でも、あの学部より上、下というプライドのようなものがあるのも事実。学部の序列はあるようです。

早慶の学部序列はどうなっているのか、文系理系ごとの傾向と早慶内部での学部序列、さらに細かく分けた序列などをまとめました。

早慶の学部序列とは?

早慶の学部序列とはどのようなものなのか、ここでは文系と理系の学部序列を様々なファクターから解説していきます。

早慶の文系の学部序列

偏差値・難易度面

偏差値面で早慶の文系学部で最も上にいるのが慶應SFCの1つ、総合政策学部で偏差値72.5〜74.9。これに次ぐのが早稲田の商学部と国際教養学部で70.0~72.4、その次の67.5~69.9に慶應の法学部、経済学部、商学部、早稲田の政治経済学部、文学部、教育学部、文化構想学部、社会科学部、法学部と続きます。

早稲田の場合は教育学部が若干偏差値で後れをとっている程度で、偏差値での差はあまりないでしょう。慶應も同様で文学部と商学部の一部でやや後れを取っているものの、それでも偏差値65.0~67.4なので序列がはっきりとつくほどではないです。

人気・ブランド力面

Googleのビッグデータから人気やブランド面を調査する記事があります。早稲田大学の場合は、「最強学部」として取り上げられたのが政治経済学部、法学部と社会科学部の3つでした。社会科学部は元々夜間の学部でしたが、2009年に一般的な学部となったことで変化し、政治経済学部と肩を並べるところまで来ました。

慶應の場合は、経済学部、文学部、商学部、法学部と「最強学部」が多いのが特徴です。しかし、慶應SFCのブランド力はビッグデータを見る限りでは弱めで、認知がまだ進んでいないことも要因とされています。(参照:マネー現代)

世間イメージ面

世間のイメージは昔のイメージで語られることが多いため、長らく看板学部だった早稲田の政治経済学部、慶應法学部はイメージ的にトップクラスで、それに準ずる早稲田の商学部や慶應経済学部も世間のイメージはいいでしょう。一方で早稲田の社会科学部、国際教養学部のように最近になってできた学部は世間全体がその学部を知らないために、イメージとしてあまり思い浮かびにくいのが実情です。どこの大学にもあるような普遍的な学部が早慶関係なくイメージとしていいものになりやすいでしょう。

就職面

早稲田大学の就職率は2020年度で93.0%となっていますが、学部ごとで就職率が出ていないため、序列をつけにくいのが実情です。しかし、就職でも進学でも資格試験準備でもないその他の人数から推察するに、商学部の学生は進路報告率が高くて次の道をすでに決めている人が多く、卒業生のほぼ全員が決断しています。その他の人数が多いのが国際教養学部です。(参照:早稲田大学)

慶應義塾大学の場合は就職者数の割合が出されており、進学する学生を含めた人数の中で、全学部平均72%の人が就職を決めています。ただ進学を選びやすい理系学部の学生と違い、文系学生は就職を選ぶ率が高く、基本的に80%台に落ち着きます。その中で90%に達したのが商学部。法学部がギリギリ80%で、慶應SFCは70%台となっています。(参照:慶應義塾大学)

学部の雰囲気面

学部の雰囲気は全国の附属高校からどれだけその学部を選んだかである程度形成されやすく、政治経済学部の割合が圧倒的に多いのが実情です。その次が法学部、社会科学部と続き、商学部は平均を割っており、文学部や人間科学部は10%を割っています。人気面にもつながりますが、やや苦戦傾向にあるようです。また看板学部に多くの生徒を進学させたい狙いもあるようです。

次に慶應ですが、経済学部や法学部の内部進学率が非常に高く、30%台となっています。SFCが平均的な進学率を誇る中、10%しかないのが文学部です。早慶ともに文学部は附属高校から進学してきた人は選ばないのかもしれません。

結論:早慶文系の学部序列

早慶を含めた学部序列をつけていくと、早稲田の政治経済学部、法学部の2つと、慶應の法学部、商学部、経済学部の3つは一番上の序列に位置します。2番目のグループに早稲田は商学部や社会科学部、国際教養学部、文学部、慶應は文学部と総合政策学部の計6学部が入ります。それ以降に主に早稲田の教育学部、文化構想学部、人間科学部、スポーツ科学部が連なる形です。

早慶の理系の学部序列

偏差値・難易度面

理系でトップは慶應SFCの環境情報学部と医学部の72.5~74.9。それ以降は早稲田の先進理工学部が67.5~69.9で続き、慶應理工学部と早稲田の基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部の大半が偏差値65.0~67.4でした。慶應薬学部や早稲田の理工学部の一部が続き、ラストが慶應の看護医療学部の偏差値60.0~62.4です。上と下で抜きん出ている学部はあるものの、全体的な差はここではついていません。(参照:河合塾)

人気・ブランド力面

文系学部でも紹介したビッグデータで最強学部をチェックすると、早稲田の基幹理工学部などはいずれもブランド力が高くない結果が出ています。これは理工学部が3つの学部に別れたことが大きく、本来は最難関レベルでありながら、認知度が低い状況です。

慶應の場合は医学部や理工学部が最強学部の扱いを受けている一方、後から慶應グループに入った薬学部や看護医療学部、慶應SFCの環境情報学部は認知度があまり高くありません。理系学部で明暗がくっきりとついています。

世間イメージ面

最近になって分割した早稲田の3つの理工学部は、どの学部で何を学ぶかがはっきりとしていない分、世間のイメージ的にも苦戦気味と言えるでしょう。その点、慶應の理工学部や医学部ははっきりとしています。薬学部や看護医療学部は認知度が上がれば変化する可能性があり、環境情報学部もそれは同じです。

就職面

早稲田の理系学部は4年生の内、半数以上が大学院への進学を決め、就職を選ぶ人が少数派になっています。そのため、就職の意思が強かった人が多いこともあり、進路報告率は軒並み高めで、就職面で見る限り、あまり差は見られません。

慶應の理系学部は2割程度しか就職せず、ほとんどは大学院に進学します。その大学院の就職率は90%に迫っており、まだ進学を検討する人もいるため、実際の体感ではもっと多いイメージもいいでしょう。

学部の雰囲気面

文系でもチェックした、附属高校からの内部進学率をチェックすると、3つの理工学部でわずかに基幹理工学部が内部進学率が高く、その次が創造理工学部、先進理工学部と続きます。しかし、明らかに序列がついているとは言い難いほどの差しかありません。

慶應の理系学部ですが、医学部が39%と非常に高く、理工学部の倍以上あります。看護医療学部や薬学部といった、後から慶應グループの仲間入りをした学部が苦戦しています。

結論:早慶理系の学部序列

早慶の理系で序列をつけると、慶應医学部と理工学部がトップグループ、2番目のグループに早稲田の基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部、慶應の環境情報学部、以下、慶應の看護医療学部と薬学部が続きます。主に3つのグループに分けられますが、1つずつのグループの差は大きいでしょう。

早慶の大学内での学部序列とは?

それぞれの大学内でどのような序列がついているのか、文系学部と理系学部をセットにした序列をチェックしていきます。

早稲田大学の学部序列

早稲田大学の看板学部はやはり政治経済学部と法学部の2つで、ここがトップグループとなります。その次に早稲田の商学部と文学部、社会科学部、国際教養学部、基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部の7学部が2番手グループになるでしょう。それ以降は教育学部、文化構想学部、人間科学部、スポーツ科学部が競い合って上を目指すような状況にあります。

慶応義塾大学の学部序列

慶應の場合は看板学部である法学部、商学部、経済学部、理工学部、医学部の5つがトップグループに入ります。2番目に入るのが文学部と総合政策学部、環境情報学部3学部で、慶應の看護医療学部と薬学部が続く流れです。慶應は長く存在する学部が多いため、序列の変化はさほど起こりにくく、あるとすれば、看護医療学部や薬学部がいかに認知度を上げられるかにかかっています。

早慶の学部序列を学部ごとに解説!進学するならどっち?

全体的な学部序列が明らかになりましたが、さらに範囲を狭め、同じ系列の学部で序列をチェックしていきます。

早慶の法学系学部の序列

早慶ともに法学部がそれぞれの大学でトップグループに入っており、ハイレベルの争いになります。しかし、早稲田法学部、慶應法学部でダブル合格をした場合、圧倒的に慶應法学部を選ぶ人が多く、序列をつけるとすれば慶應法学部がはっきりと上にいると見るべきでしょう。(参照:AERA)

早慶の経済系学部の序列

早稲田は政治経済学部、慶應は経済学部で比較するとやはりここも看板学部の2つです。実は2020年までダブル合格した場合に、進学先が両者半々となっていました。それが2021年には早稲田政治経済学部を選ぶ人が増え、序列が変わろうとしています。来年以降もチェックしないといけませんが、現状では早稲田政治経済学部の方がわずかに序列は上です。

早慶の国際系学部の序列

早稲田における国際教養学部のようなものが、慶應にはありませんが、その代わり、慶應SFCが該当します。現状はどちらも認知度の問題もあってブランド力は低めですが、今後認知度が高まってその存在力が出てきたら序列は大きく変わり、2つの学部がそれぞれの大学の看板学部になる可能性が出てきます。

早慶の文学系学部の序列

それぞれに文学部があり、偏差値的にはほぼ同じです。ダブル合格の場合にどちらに行くかですが、2021年度では若干慶應の方が多く、序列的には慶應の文学部の方が上になりますが、その前年は早稲田の文学部が圧倒しており、年によって大きく変わることも考えられます。

早慶の理系学部の序列

早稲田の3つの理工系の学部と慶應の理工学部は偏差値はあまり差がない一方、ダブル合格の際には年によってバラバラに。慶應理工学部の方へ進学する学生が多い中で、翌年には真逆になることも。序列的には微妙なところで、明らかに上の学部を選ぶのは厳しそうです。これは早稲田の3つの理工系学部で序列を決める際にも同じで、まだ時間をかけて吟味する必要がありそうです。

まとめ

早慶の学部序列はかなりはっきりしており、看板学部とそれ以外の学部で大きな差が生じています。早慶ともに入試改革を展開している最中なので、この序列が数年後、10年後に変わっている可能性もあるため、まずはやりたいことを第一優先にして志望校、志望学部を決めていきましょう。