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早慶のダブル合格の進学率とは?どっちに進学すべきかを学部ごとに解説

2021.02.17

私大の最難関レベルである早慶。どちらかに合格したいと一生懸命合格した結果、早慶どちらにも合格するケースが出てきます。早慶どちらかを蹴るという贅沢な悩みを抱えることになり、近年早稲田大学を選ぶケースが増えているのだとか。

果たして本当にダブル合格で早稲田を選ぶ人が多いのか、ダブル合格進学率に関する調査や早稲田人気の理由、実際のダブル合格の進学先などをまとめました。

早慶のダブル合格で早稲田大学が人気って本当?

早慶でダブル合格をした場合に、本当に早稲田大学が人気なのか、詳しく解説を行っていきます。

年別の早慶ダブル合格進学率

早慶のダブル合格進学率がどのようになっているのか、2018年から2021年にかけて進学率をまとめた数値をご紹介していきます。

2018年

早稲田政治経済 28.6% VS 慶應法 71.4%
早稲田政治経済 44.4% VS 慶應経済 55.6%
早稲田法 13.3% VS 慶應法 86.7%
早稲田商 28.6% VS 慶應商 71.4%
早稲田文 17.6% VS 慶應文 82.4%
早稲田文化構想 35.0% VS 慶應文 65.0%
早稲田基幹理工 42.3% VS 慶應理工 57.7%
早稲田創造理工 38.9% VS 慶應理工 61.1%
早稲田先進理工 54.2% VS 慶應理工 45.8%
早稲田 28.5% VS 慶應 71.5%

2018年は9つあるダブル合格の組み合わせのうち、早稲田が勝利したのはわずか1つのみで、その多くは慶應の勝利、しかもかなり差をつけて勝っている学部が目につきます。この当時は慶應人気が凄まじく、早稲田は苦戦を強いられます。

2019年

早稲田政治経済 35.7% VS 慶應法 64.3%
早稲田政治経済 66.7% VS 慶應経済 33.3%
早稲田法 7.1% VS 慶應法 92.9%
早稲田商 41.7% VS 慶應商 58.3%
早稲田文 40.0% VS 慶應文 60.0%
早稲田文化構想 46.2% VS 慶應文 53.8%
早稲田基幹理工 31.6% VS 慶應理工 68.4%
早稲田創造理工 42.1% VS 慶應理工 57.9%
早稲田先進理工 36.8% VS 慶應理工 63.2%
早稲田 35.9% VS 慶應 64.1%

2018年と比べてもダブル合格の組み合わせにおける慶應の強さは変わっていませんが、肉薄した学部が増えたことで、多少早稲田を選ぶ学生が増えました。ただワンサイドゲームで負けているところもあり、まだまだ早稲田に人気が出てきたとは言えない数値です。

2020年

早稲田政治経済 50.0% VS 慶應経済 50.0%
早稲田法 10.0% VS 慶應法 90.0%
早稲田商 22.7% VS 慶應商 77.3%
早稲田文 75.0% VS 慶應文 25.0%
早稲田文化構想 62.5% VS 慶應文 37.5%
早稲田基幹理工 50.0% VS 慶應理工 50.0%
早稲田創造理工 41.7% VS 慶應理工 58.3%
早稲田先進理工 28.0% VS 慶應理工 72.0%
早稲田 30.6% VS 慶應 69.4%

2019年と比較すると、2020年になって早稲田と慶應が互角を演じ始めている様子が数値で見て取れます。半々に分かれた2つの学部もあり、まだ慶應優勢で大学全体の数値ではかなり慶應が上であるものの、学部ごとに見れば早稲田が存在感を見せ始めてきました。

2021年

早稲田政治経済 71.4% VS 慶應法 28.6%
早稲田政治経済 60.0% VS 慶應経済 40.0%
早稲田法 16.0% VS 慶應法 84.0%
早稲田商 51.7% VS 慶應商 48.3%
早稲田文 44.4% VS 慶應文 55.6%
早稲田文化構想 66.7% VS 慶應文 33.3%
早稲田基幹理工 42.9% VS 慶應理工 57.1%
早稲田創造理工 58.8% VS 慶應理工 41.2%
早稲田先進理工 56.0% VS 慶應理工 44.0%
早稲田 35.1% VS 慶應 64.9%

驚くべきことにそれまで慶應がほとんど勝っていたにもかかわらず、2021年になるとほとんどの学部で互角やそれに近い情勢となり、早稲田が勝っている学部が増えました。法学部同士でも以前よりも多少差が縮まっており、情勢は大きく変化したと言えるでしょう。

早稲田大学の人気は高まっている

2018年から2021年の数値を見る限り、早稲田大学の人気は高まっていることが読み取れます。以前なら看板学部同士なら慶應が勝っていたところ、互角になっているあたり、早稲田人気の高まりを感じさせます。なぜ早稲田がここに来て人気が出てきたのかを解説します。

なぜ早稲田大学が慶應義塾大学に比べて人気なのか

入試改革を行っているから

早稲田大学では大学入試共通テストが行われる流れで、政治経済学部で数学受験を必須にするなどの改革を行いました。その結果、志願者が激減した一方で少数精鋭となり、水準は今まで通りに。東大など旧帝大受験者の併願が増えたことでより激戦になったことが考えられます。早慶は他の大学に先んじて改革を行ってきた歴史があり、その都度、流れを手繰り寄せてきました。早稲田の大学改革もその一環であり、流れを手繰り寄せたと言えます。

グローバル教育に力を入れている

早稲田大学ではグローバル教育に力を入れており、国際教養学部など様々な動きを見せています。現状では国際教養学部の認知度はまだ低い一方、偏差値は高い状態を維持しており、国際教養学部の卒業生の活躍次第では早稲田の看板学部になる可能性を秘めます。こうしたグローバル教育の動きを全国の高校、進学校は好感的に受け入れており、早稲田人気につながっています。

看板学部以外の躍進

早稲田大学では政治経済学部や法学部、商学部など看板学部がいくつもありますが、それ以外の学部が躍進しています。その代表例が社会科学部で、それまで夜間学部で人気も低かった中、昼間の学部となって改革が行われた結果、看板学部と同等の偏差値まで上昇しました。現状、まだ昔のイメージを年齢層の高い世代が持っていますが、若い世代は今の社会科学部しか知らないため、今後看板学部となり、上位学部と下位学部の差がなくなる可能性も十分に考えられます。

早慶のダブル合格でどっちに進学すべきかを学部ごとに解説

早慶のダブル合格の結果、どちらに進学をした方がいいのか、学部ごとに解説します。

早慶の法学系学部のダブル合格

早稲田が躍進を見せる中でダブル合格の進学先の流れに変化がさほどなかったのが法学部。慶應法学部とダブル合格になった場合、80%以上の学生が慶應を選択しています。以前と比べれば割合は低くなっているものの、まだまだその差は大きいです。早稲田の法学部で改革が行われるなどしない限り、この傾向が続きそうです。

早慶の経済系学部のダブル合格

早稲田の政治経済学部と慶應の経済学部の組み合わせではついに政治経済学部が先行し、政治経済学部の改革が実を結ぼうとしています。早稲田商学部、慶應商学部の組み合わせでも早稲田側が若干リードを奪い、流れが変わっています。ここ数年で経済系学部でダブル合格した際の傾向が変化し、早稲田人気を感じさせます。

早慶の国際系学部のダブル合格

早稲田はグローバル教育に力を入れており、国際教養学部に合格すればそちらに流れる可能性が高いでしょう。慶應の場合はSFCで国際色を感じるものの、早稲田の国際教養学部ほどではないため、微妙です。

早慶の文学系学部のダブル合格

文学部同士の組み合わせでは、年によってかなりバラつきがあり、圧倒的に慶應優勢の年もあればその逆に圧倒的早稲田優勢の年もあります。文学部に関しては差はさほどなく、その時々で変化するような力関係と言えるでしょう。

早慶の理工学部系のダブル合格

早稲田の理工学部が3つの学部に分けられたことで、知名度的に慶應理工学部の方が優勢になりやすいですが、ダブル合格の際の進学先では互角に近い状況となっています。

早慶とその他大学とのダブル合格ではどちらに進学すべき?

早慶とは別に別の大学群を併願し、そこも合格していた場合はどちらに進学するべきかも解説します。

早慶と東京一工

東京一工は東京大学、京都大学、一橋大学、東京工業大学の4つで形成されている大学群です。もし東京一工の大学に合格していた場合は東京一工への進学をおすすめします。早慶より難易度が高く、相当な勉強をしなければ合格しないため、東京一工への進学の方がいいでしょう。

早慶と旧帝大

旧帝大は東大京大も含まれますが、この場合も旧帝大への進学をおすすめします。理由は東京一工と同じで、文系理系それぞれに苦手科目を克服して成績をまとめ、二次試験でも結果を出して合格を勝ち取っているため、その苦労もポイントになっています。

早慶と上智

早慶上智で括られており、互角の存在となっていますが、この場合は早慶の方がいいかもしれません。あとは、なぜ上智を受験したのかを思い出し、第一志望はどこなのかを明確にしてその大学に進むのがいいでしょう。

早慶と地方国立

早慶と地方国立の場合は、学力的に早慶を選ぶことをおすすめします。ただし、将来的に地元で働きたい場合、地元にある国立大学に合格していたのであればそちらへの進学がいい場合もあります。就職面を考えれば、知名度的にその地元では、早慶も地元の国立大学もそこまで変わりません。就職先や今後やりたいことを考慮して選びましょう。

まとめ

早慶でダブル合格をした時点で贅沢な悩みを抱えることになりますが、大事なことは納得して決断を下すこと。ブランドに惑わされず、学生時代に何をやりたいか、それを突き詰めて選ぶようにしましょう。そして、選んだら迷いを断って全力で勉強を行い、遊ぶ時は遊ぶのがおすすめです。