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早慶と東京理科大の差を徹底比較!どっちに行くべきかも解説

2021.02.17

学生が憧れを持つ早稲田と慶應の早慶。ただ理系学生の場合は、意外と早慶よりも別の大学を狙っている学生も多いようです。そのうちの1つが理系大学で最も古い東京理科大学です。

早慶と東京理科大を徹底比較してその差を明らかにするとともに早慶と東京理科大の決定的な差、早慶を蹴って東京理科大に進学する人はいるのかどうか、解説します。

早慶と東京理科大の差を徹底比較!行くならどっち?

早慶と東京理科大にはどれくらいの差があるのか、様々なファクターからその差を探っていきます。

偏差値面の差

偏差値面ですが、早慶のトップが早稲田大学の先進理工学部で67.5~69.9で、その次に慶應の理工学部や早稲田の基幹理工学部や創造理工学部が65.0~67.4で続きます。東京理科大はその次、62.5~64.9のところで出始めており、全体的に偏差値2.5ポイントほどの差がついている状況です。

入試難易度の差

入試難易度ですが、当然早慶の入試難易度は全国の私立大学の中でもトップクラスに難しいことが言えるでしょう。偏差値を鑑みれば東京理科大学はそれに準じた難易度に落ち着くため、東京理科大学でも十分難しいことが言えます。ただ早慶と比較した際、それなりに差がついていると推察できます。

理系学部の充実度

東京理科大学の場合、理学部の第一部と第二部、工学部、理工学部など理系学部がいくつも存在しており、その幅広さを感じさせます。早稲田大学は理系学部が3つ、慶應も3つありますが、この中には医学部や薬学部が含まれており、純粋な理系学部は理工学部のみです。そのため、理系学部の充実度で考えれば東京理科大学がかなり優れていることが言えるでしょう。

立地面の差

東京理科大学のキャンパスは主に神楽坂、葛飾、野田、長万部の4つとなっていますが、2013年JR金町駅周辺に大規模な葛飾キャンパスが完成したことで、都心部のキャンパスに学部が集中し始める動きが出ています。ただ早稲田大学は東京都新宿区、慶應は神奈川県横浜市と立地面でようやく互角に近づいた形で、葛飾キャンパス自身が東京23区の中心から少し離れており、まだ差があります。

世間イメージの差

大学ブランド力の調査では東大と早慶が他の大学を上回っており、早慶と上智ですらかなりの差がついています。東京理科大は現状でトップ10入りを逃しているため、早慶と東京理科大の間には相当な差がついていると考えるべきでしょう。

就職面の差

2021年の有名企業400社実就職率ランキングを見ると、慶應が3位、東京理科大学が5位、早稲田は10位と早慶で括れば互角であることが明らかです。このランキングでは工業大学が軒並みに上位にランクインしており、理系大学で最も古い東京理科大学も就職率ランキングで上位に来ています。このため、就職面の差はほとんどなく、早稲田と東京理科大の比較なら東京理科大の方が上になります。(参照:大学通信オンライン)

結論:早慶と東京理科大はどっちに行くべき?

早慶と東京理科大には一定の差が見られます。就職の事だけを考えるのであれば、東京理科大でもさほど差がないので研究に4年間打ち込むことを想定して東京理科大に行くのもいいかもしれません。しかし、世間のイメージや評判などを鑑みると早慶の方が一枚上であり、もし早慶に入るポテンシャルがあるのであれば早慶を目指すのが効率的で、滑り止めのような形で東京理科大も志望するのが確実です。

早慶と東京理科大の大きな違いとは?

就職面では早稲田を凌駕するポテンシャルがある東京理科大ですが、決して無視できない大きな差、違いがあるのでご紹介します。

東京理科大は早慶や最難関大学落ちが多い

東京理科大は理系大学の中でも名門中の名門で、その研究も素晴らしく、国から多くの助成金をもらえています。しかしながら、世間一般は偏差値やブランドで物事を判断するものです。東京理科大もすごいけれど早慶や東工大などに行ってほしいという親の期待もあり、学生はその期待に応えようとします。その結果、早慶などを第一志望とし、夢破れて東京理科大学へ行くケースが出てきます。もちろん第一志望で東京理科大を目指す人もいますが、滑り止めにしていた東京理科大へ進学するケースは多いでしょう。

東京理科大は早慶に比べ留年率が高い

東京理科大学の留年率は学部によって違いがあり、理学部第二部にもなると4割近くの学生が留年します。ただ東京理科大学のホームページにおいて、理学部第二部は実力主義の教育方針であることを基本理念としており、それによって留年率が高くなっています。理系学部で比較すると早慶は東京理科大よりも低く、東京理科大の厳しさがうかがえます。もちろんそれだけ厳しく教育を行うことで就職や研究につなげさせる面もありますが、留年率が高いのは少々ネックになる話です。

知名度は明らかに早慶の方が上

早慶と東京理科大の大きな差は、なんといっても知名度の差です。関東では東京理科大を知る人が多いものの、地方だと東京理科大はあまり知られておらず、選択肢に入らないケースも。もし西日本に住む人ならわざわざ東京に出向くくらいなら地元や関西圏で探そうとするかもしれません。このあたりの知名度問題において東京理科大は不利です。

早慶を蹴って東京理科大に進学する人はいるの?

早慶に入れるポテンシャルがあるのにわざわざ東京理科大を選ぶ、果たしてそんな人はいるのかどうか。詳しく解説します。

早慶蹴りからの東京理科大進学は少数だがいる

一般的に考え、あの早慶をけってまで東京理科大に進学するというのは、学歴社会で生きてきた人からすれば全く考えられない選択であり、変わり者というレッテルを貼りたくなる人もいるかもしれません。しかし、現に早慶を蹴って東京理科大に進学する人はわずかながらでも存在します。そして、気の迷いでそのようなことをしてしまうのではなく、ちゃんとした理由があります。

早慶を蹴って東京理科大に進学する理由とは?

研究力が国内でトップクラス

イギリスにあるTimes Higher Education社が行っている世界大学ランキングというものがあります。このランキングは大学の教育力、研究力などを評価し、順位付けをしたものです。多くのランキングがある中、東京理科大学は研究力で私学3位、教員一人あたりの論文被引用数で堂々の私学1位に輝きました。研究力では早慶と同等にあり、大学4年間を研究に捧げたいと考える人であれば、早慶より東京理科大を選んだとしてもなんら不思議ではありません。

これは学校の先生も評価しており、株式会社大学通信が行った調査で、研究力が高い大学の私学1位に東京理科大が選ばれています。それより上の大学は旧帝大がズラリと並んでおり、東京理科大の次に早稲田が。研究力で早慶と太刀打ちできる以上、東京理科大へ行く理由として強いです。(参照:東京理科大学)

学費が安い

理系学部へ行く学生、その親にとって非常に頭を悩ませるのが4年間の学費について。一般的な大学であれば4年で600万円以上の費用がかかるため、これをすべて奨学金で賄うとなれば、社会人になっていきなり数百万円の借金を抱えるような状況になります。せめて少しでも負担が軽いところに行ってほしいと国立大学を希望する人が出てくるのは自然な流れ。実は東京理科大は、早慶上智や他の大学と比べても年間100万円ほど安く通うことができます。

少しでも安く、それでいて研究力で早慶と同等ならば東京理科大学でもいいじゃないかとそちらを選ぶ学生が増えてもおかしくありません。100万円も返済額が違ってくれば、さすがに無視できないファクターになっていきます。

就職に強い

先ほども紹介したように、有名企業への就職率ランキングにおいて慶應とはわずかに負けるものの、早稲田とは勝っており、早慶と堂々の就職率を誇ることが証明されています。東京理科大学の研究力の高さ、そしてシビアに留年させていく姿勢は企業側に信頼感を与えます。就職の強さは早慶と同等、むしろ早稲田に勝っているとなれば、手に職をつけて着実にキャリアアップを重ねてほしい親御さんも納得です。

官庁を始め、公的機関までもが東京理科大で説明会を行うなど、その扱いはかなりいいものです。わざわざ早慶に行かなくても東京理科大ならば就職でも有利に働きやすくなります。もちろん本人の努力、能動的な姿勢も大事ですが、大学ブランドの強さが光ります。

まとめ

早慶と東京理科大の差は確かに存在し、知名度の面などで東京理科大が苦戦している傾向にあります。しかし、大学の本分は勉強、研究であり、いかに遊びまくるかではありません。東京理科大で4年間の研究に勤しみ、その後大学院に通った上で研究を続けていく手もちゃんと用意され、就職への道も大きく切り開かれており、あとは本人次第。真剣に、本気で学ぶには早慶よりいいのかもしれません。