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早慶の併願は危険なの?危険な理由や併願のメリット・デメリットを解説

2021.02.06

ブランド力が高く、全国的な知名度も非常に高い早慶。それぞれ有名なため、早稲田も慶應も一緒に受けてどちらか受かればいい、いわゆる併願を行う学生は珍しくありません。しかし、早慶の併願は危険という声もあります。

なぜ早慶の併願は危険なのか、危険と言われる理由や併願はするべきなのか、併願する場合の対策、併願校の傾向などをまとめました。

早慶の併願って危険なの?

早慶の併願は本当に危険なのか、実際の併願の状況などを踏まえて解説していきます。

早慶の併願は少ないって本当?

実際早慶で併願している人は結構少ないという指摘が出ています。後ほどその理由を解説しますが、早慶で傾向がはっきりと異なるため、もし私立大しか受けないという場合に、早慶で併願すると非効率で、共倒れに終わる可能性が出てきます。早稲田なら早稲田、慶應なら慶應とそれぞれに専念する動きが傾向として存在します。

早慶の併願が危険だと言われる理由とは?

小論文の存在

慶應の場合、入試科目に国語は存在せず、小論文が登場します。国語がない分、小論文ならどうにかなりそうと思う人もいるでしょうが、この小論文こそが厄介です。文学部であれば読み応えがかなりある課題文を読んでから小論文に取り組んだり、その他の学部でも専門性のある小論文に取り組まないとならないため、しっかりとした対策が必要です。早慶を併願させるとこの小論文がネックになってきます。

集中して対策を立てないと厳しい

早稲田の国語は私立大学の中でも最難関とされ、早慶どちらも英語がかなり難しいことから、一筋縄でいかない科目が早慶どちらにも存在していることがわかります。もし早慶で併願をすれば、本来集中的に取り組まないといけない科目を疎かにし、どちらも不合格に終わる可能性もあります。

負担がかかる

早慶は同じような偏差値で、どちらも難関レベルです。たとえ滑り止めの入試であっても赤ら昼間でプレッシャーがかかりながらこなすのは負担です。まして難関レベルの早慶をそれぞれ複数の学部で受験に挑めばそれだけ負担になります。当然物理的な日程の問題も出てくるため、想像以上に負担がかかり、共倒れに終わる可能性も想定されます。

早慶併願のメリットとは?

早慶併願の最大のメリットは、同じ偏差値帯、同じ難易度の大学を併願できる点です。早稲田が狙える=傾向も狙えることを意味するため、同じ偏差値帯の早慶どちらかが引っかかれば、作戦は大成功。早慶の英語は英検準一級レベルの語彙力などが求められるので、それぞれで過去問を解き、早慶に合格できるだけのスキルやノウハウを身につけられる可能性があります。

早慶併願のデメリットとは?

最大のデメリットは傾向の問題です。早稲田と慶應で傾向がはっきりと異なり、学部学科の間でも傾向は変わります。受ければ受けるほど、取り組むべき勉強をよりワイドに広げないといけないため、早慶を併願することはデメリットであり、慎重な対策がどんどん必要になります。

早慶の併願はやっても良い?

早慶の併願はやったほうがいいものなのか、様々な考え方を踏まえた上で解説を行っていきます。

どちらかに絞ったほうが合格率は上がる

先ほども紹介したように、早慶それぞれの傾向も異なり、学部学科でも違いが見られます。どっちつかずになる可能性もあるため、早慶いずれかに絞り、学部学科も1つないし2つにしていくことでおのずと合格率は上がります。1つの道に専念した方が勉強時間を重ねられるため、おすすめです。

文系は絞るなら早稲田大学に絞るべき

早稲田大書きの場合、早稲田の一般入試は英語と国語、地歴公民などの科目、3科目が主流です。これならMARCHなど他の大学を受験する際にも使えますが、慶應のように小論文となると難しくなります。文系で絞り込みを図るのであれば早稲田大学に絞り込むのがいいでしょう。

理系の併願はおすすめ

一方理系の場合は早慶で併願することがおすすめです。理系の場合は早慶で学部数が確保され、偏差値的にも文系程ではなく、競合相手も文系より多少は緩くなります。早慶どちらも追いかけて痛い目を見る可能性は文系と比べれば少なく、早慶それぞれの理系学部で大きな差があるわけではないので併願でも問題ありません。

早慶の併願でW合格した場合どっちに進学すべき?

早慶を併願し、運よくどちらも合格した場合、まず合格した学部で決めるのがおすすめです。早慶にはそれぞれ看板学部があり、早慶の中でも憧れを持たれる学部が存在します。そこに合格していた場合そちらを優先するのがいいでしょう。もしどちらも看板学部だった場合、就職面やブランド面などで判断するのがおすすめです。看板学部同士ではほぼ半々に分かれやすいため、最後はこれまでの実績や実際に足を運んで印象が良かった方を選ぶようにしましょう。

早慶を併願する場合の対策のポイントとは?

早慶を併願する場合にどんな対策を立てればいいのか、複数のポイントを解説します。

とにかく英語を強化する

早慶で共通する点は英語がとても難しい点です。語彙力もさることながら自由英作文など一筋縄ではいかないものだらけです。たとえ早慶で出題傾向が違ったとしても英語の難しさはほぼ同じ。英語を強化していくというのは併願の際にやっていくべきことです。

基礎固めは1学期で終わらせる

早慶で併願をすると、やはりそれぞれの学部学科で対策を立てなければならなくなります。そのためにまず基礎固めを1学期までに終わらせて、残りは過去問などの対策に全力を注ぐのがいいでしょう。この基礎固めの完了がズレると過去問などの対策が満足にできないケースも。早慶を併願する際にはよりシビアにスケジュールを立ててクリアしていくことが問われます。

第一志望の学部を明確にする

例えば、早慶でそれぞれ2つの学部の試験を受ける場合、4つをそれぞれ25%ずつパワーを割いていくのはどっちつかずになる可能性が高く、4つ全て落ちる可能性があります。そもそも4つ受けること自体が自分にとってキャパシティーオーバーになる可能性もあるため、まずは第一志望の学部を決め、志望順を明確に定めることがおすすめです。そして志望順に対策を立てて、どっちつかずにならないようにするのがいいでしょう。

早慶受験者のよくある併願校のパターンとは?

早慶を受験する人は早慶以外にどんな大学を受験するのか、併願先のパターンをまとめました。

私立で併願されやすい大学3選

上智大学

上智大学は早慶と偏差値面で互角を演じる大学であり、早慶上智で括られることもあるため、早慶の併願先として積極的に活用される大学です。早慶に落ちて上智に受かる人もいれば、上智に落ちて早慶に受かる人もいるなど、多少の差はあれど、調子次第で結果が変わるようなところもあり、併願先としては申し分ないでしょう。

明治大学

明治大学はMARCHの中で最も上位に位置する大学です。明治も上智などと括られることもあるなど、偏差値の上昇もポイントに。明治大学自身も早慶との関係性は古く、ラグビーの対決では早明戦、慶明戦は早慶戦に準じた扱いを受けます。滑り止めとして受ける人もいるため、併願先として有力な1校です。

青山学院大学

人気面で早慶を上回るのが青山学院大学です。人気ランキングで常にトップを争う青山学院大学は英語が難しく、英語の青山と呼ばれるほど。ブランド力は年々高くなっており、もし早慶に受からなくても青山学院大学であれば十分そのブランド力を活用してステップアップを目指すことはできます。

国立で併願されやすい大学3選

横浜国立大学

横浜国立大学は早慶と偏差値的に同じような大学であり、難易度的には早慶と似ている部分があります。学部が少なく人数もやや少ないため、じっくりと学ぶことができます。横浜国立大学でも十分なネームバリューがあり、学歴フィルターに引っかかりにくいため、早慶と横浜国立大学が受かった場合、ついつい悩んでしまうこともあるようです。

一橋大学

一橋大学は経済などに強い大学で、早慶の看板学部と併願で受験する人も少なくありません。旧帝大に準じた存在であり、そのブランド力は東大京大にも匹敵します。偏差値的には同じような位置にいるため、併願先として早慶が選ばれるのは自然。学生の自主性を重んじる大学であり、自由な校風でもあります。

東京大学

意外にも東京大学を受験する人も早慶併願をしており、滑り止めのような感覚の人もいれば早慶でも申し分なしと考えて受ける人もいます。東大受験はそれだけリスキーであり、猛勉強したから絶対に受かるものでもありません。ただ早慶に受かっていれば心の安定はそれなりに得られることは確かです。

理系の早慶受験者が併願しがちな大学3選

東京工業大学

東京工業大学は理系の大学の中では最高峰に位置する国立大学です。東京工業大学一本で勝負する人は少なく、早慶などの理系学部を受ける人が大半です。私立大学で偏差値が高い早慶は間違いなく選択肢の1つに入っています。

東京理科大学

東京理科大学は私立の理系大学の中で最も歴史が古い大学です。東京理科大学の偏差値的には早慶を下回るものの、就職実績では早慶と互角を演じており、近年の手に職をつける傾向を見る限り、東京理科大学に対する需要は高まっています。これを踏まえて東京理科大学を併願する人はいるでしょう。

芝浦工業大学

芝浦工業大学は四工大の1つであり、偏差値で見る限り早慶とはかなり差が開いています。いわば滑り止めとして機能するほか、就職面ではMARCHの理系学部と同じような所に位置しており、専門性がある大学としての信頼度もあります。

まとめ

早慶の併願は確かに危険かもしれませんが、これは無策だった場合であり、対策をしっかりと立てていれば怖いものではないでしょう。まずはコツコツと勉強する、基礎固めを早めに終わらせるなどの当たり前のことを徹底していれば問題ありません。