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早慶と旧帝大の難易度・レべルの違いとは?迷ったらどっちに行くべきかも解説

2021.02.06

私立大学の最高峰に位置する大学群、早慶。これを超える大学群は国公立大学にしかなく、唯一対抗できるのが旧帝大。戦前に帝国大学として全国に設置された大学ならば早慶と対峙できる可能性が高いでしょう。

今回は早慶と旧帝大それぞれの難易度、レベルの違い、どちらにも行ける可能性があるならどちらに行くべきか、解説します。

早慶と旧帝大の概要

早慶と旧帝大、それぞれどのような大学群なのか、詳しく解説します。

早慶とは?

1920年に私立大学の設置を認めた法律が制定された際、第1号と第2号になったのが早稲田大学と慶應義塾大学。この2校のことを当時から早慶と呼び、スポーツの試合などで両校が戦う場合は早慶戦と呼ばれるようになります。同じような境遇の両校は時にライバル関係としてお互いを意識し続け、切磋琢磨しながら、私立大学の最高峰として君臨しています。

旧帝大とは?

1886年に制定された帝国大学令によって設置された大学を旧帝大と呼びます。当時台湾やソウルにも設置されましたが、ここで紹介するのは日本に設置された7つの旧帝大。東京大学、京都大学、東北大学、九州大学、北海道大学、大阪大学、名古屋大学の7校です。格付けが高い大学として設立の建議案が出ても実際に認められたのは一握りでした。

早慶と旧帝大の難易度・レベルの違いとは?

早慶と旧帝大、どのような難易度でレベルに違いがあるのか、偏差値などを物差しにしながら解説します。

早慶の難易度・レベル感

早慶の場合、偏差値はおおむね65から70あたりになり、確実に合格を目指すとなると最低でも偏差値70は必要とされます。志望者数は年々減り、倍率も下がっています。しかし、偏差値は下がっておらず、記念受験や望み薄の学生が避けただけで、本気度の高い学生のみが受ける、少数精鋭の中での勝負に。志望者数や倍率の変遷とは裏腹に、難易度、レベル感は下がっている感じは見受けられません。

旧帝大の難易度・レベル感

旧帝大の難易度は大学によってバラバラで、東大や京大のようにトップの偏差値が70を超えるところと、地方都市にある旧帝大だと70を割り込み、偏差値50台の学部も存在します。偏差値だけを見れば早慶を下回りますが、最大の違いは5教科7科目、8科目の平均偏差値であること。文系や理系に特化できる私立とは違い、文理一緒に勉強をしての偏差値です。旧帝大はその地元で絶大な知名度を誇るため、難易度、レベル感ともに下がる可能性は低いでしょう。

早慶と旧帝大はどっちが難易度が高い?

早慶と旧帝大、どちらの難易度が高いか。3科目で済む早慶、5教科の勉強が求められ二次試験もある旧帝大、結論から言えば旧帝大の方が難易度は高いかもしれません。得意科目で勝負できる早慶、苦手科目を克服した上で一定の点数が求められる旧帝大、二次試験対策も必要なことを考えると旧帝大の方が難しいと考えるのが妥当でしょう。

早慶と旧帝大はどっちが上なの?

早慶と旧帝大、実際はどちらが上なのか、文系と理系それぞれの観点でチェックしていきます。

文系で早慶と旧帝大はどっちが上?

文系の場合、法学部や経済学部などで見ていくと偏差値的には早慶の方が上で、偏差値70を超える学部が多くみられます。しかし、東大の文科一類や京大法学部は偏差値67.5と科目数が多いことを考慮するとかなり難しく共通テストで平均80%強を確保して二次試験に臨まないと大変です。単純な偏差値勝負なら早慶の方が上かもしれませんが、二次試験まで考慮すると、求められる勉強量は旧帝大の方が上とみるべきでしょう。

理系で早慶と旧帝大はどっちが上?

理系の場合は文系と違って、偏差値面でも旧帝大、特に東大京大と早慶は互角、もしくは東大京大の方が上のケースがあります。科目数が多くても早慶の偏差値を上回ることを考えると、理系の方がよりはっきりと差が目立つ可能性が考えられます。また東大の理科一類、理科二類では90%レベルの得点率がボーダーとされ、文系よりも高めの得点率を確保する必要があります。

結論:早慶と旧帝大はどっちが高学歴?

旧帝大の中でも東大京大とそれ以外という分け方で考えた方が良く、早慶と東大京大は偏差値的にも互角なのに対し、それ以外の旧帝大は若干偏差値で早慶に置いていかれています。しかし、科目数が多いことを考慮するならば東大京大以外の旧帝大でも早慶並みの難易度と考えても不思議ではなく、どちらが高学歴か、はっきりと区別をするのは難しいでしょう。例えば、九州の人にとって九州大は立派な高学歴で早慶を超えると思う人も多いはず。地域によって考え方も変わってくることでしょう。

早慶と旧帝大で迷ったらどっちに行く?両者を徹底比較

もしも早慶と旧帝大、どちらも学力的に狙えそうだった場合にどちらへ行くべきなのか。それぞれのファクターで両者を徹底比較します。

偏差値面

偏差値では早慶と互角を演じるのが東大京大で、それ以外の旧帝大は差をつけられています。特に地方にある旧帝大は主流の学部でないと偏差値60を切るケースも。国公立大学の比較でも旧帝大と地方の国公立大学が同じような共通テストの得点率になっている場合もあり、偏差値だけで見れば、旧帝大の中でかなり大きな差があると見るべきでしょう。

人気面

人気面では東京大学の人気が高く、それに次ぐのは大阪大学や東北大学と地方にある大学が目立ちます。早慶は他の私立大学と比べて人気が低く、人気面だけでみれば旧帝大よりも下に来るケースがありますが、こちらも旧帝大の中でバラつきがあるため、早慶がすべての旧帝大より人気が下ということではないでしょう。(参照:日本の学校)

世間イメージ面

世間のイメージでは旧帝大は勉強を一生懸命やってきたマジメな人が多い印象で、早慶はチャラチャラして明るい人が多いイメージを持つ人が多いようです。しかし、どちらも勉強ができるのと、旧帝大でも趣味に熱中する人は少なくなく、世間のイメージが実際のそれと全く同じとは限りません。断言できることは、どちらを選んでもイメージ的に印象を損ねることにはならないことです。

学費面

国立大学である旧帝大の場合、国からの援助もあるため、その学費は年間50万円台に抑えられています。早慶は私立大学のため、援助は少なく、平均の学費は100万円ほど。学費は明らかに国立大学の方が安いですが、近年国立大学も法人化し、国からの援助も減少傾向に。それを受け、以前よりも学費は上がり、その差は縮まっています。まだそれなりに差はありますが、近い将来さらに接近していく可能性は否定できません。

学生生活面

生活面では早慶と旧帝大でそこまで大きな差があるとは考えにくく、どちらも過ごしやすく、大学周辺であれば住みやすい物件もあり、心配はなさそうです。キャンパスライフという点でもそれぞれの大学で充実した日々が過ごせるようになっており、立地の違いはあれど、明らかに特定の大学だけ劣っているということはなさそうです。

就職面

旧帝大と早慶でいわゆる学歴フィルターにかかる可能性は非常に少なく、努力次第で左右すると考えるべきでしょう。ただ東海三県であれば名古屋大、関西圏なら大阪大と特定のエリアで特定の大学が強い、もしくはOB・OGが多く働いているケースがあるほか、やはり都心部では東大京大早慶が強くなるため、どのエリアで就活をするかがポイントになるでしょう。

結論:早慶と旧帝大で迷ったらどっちに行くべき?

大学で研究に専念したい人にとって旧帝大の方が歴史も長く施設も整っているため、旧帝大の方がいいでしょう。東京で働きたい場合には早慶の方が関係者も多く、就活で有利に働く可能性もあります。結局、一番何を重視するかでどちらに行くべきかがはっきりとします。バイトをしながら学費をねん出するなら少しでも学費が安い旧帝大を選ぶでしょうし、全国で通用するブランド力を重視するなら早慶や東大京大を目指すでしょう。何を重視するかが大事なポイントになります。

早慶と旧帝大の序列ランキング

ここでは早慶と旧帝大の序列をつけていきますが、最高学府と称される東大が一番上で、ほとんど同じところに京大や早慶がいる形、東大>京大=早慶という順番になります。そこから差が開き、東北大と大阪大、北海道大、名古屋大がほぼ同じ位置、ラストが九州大になります。東大>京大=早慶>東北大=大阪大=北海道大=名古屋大>九州大という構図です。序列はつけましたが、実際は東大京大とそれ以外の旧帝大で分けても問題はなく、東大>京大=早慶>東大京大以外の旧帝大という序列ランキングでも大丈夫です。

まとめ

旧帝大といっても7校もあるため、その中で序列がつけられているのは致し方ない部分があります。ただ5教科7科目、もしくは8科目の勉強を余儀なくされる旧帝大の難易度の高さは考慮しないといけないため、早慶より難しく感じる人も多いでしょう。早慶を受けながらも旧帝大をしっかりと受ける受験生も当然います。その場合、旧帝大が受かればそちらを選ぶ可能性が高いです。いずれにしても早慶と旧帝大、学力的に見ればどちらもハイレベルです。