学び
2021.01.20
「MARCHを志望校に考えているけど数学の難易度はどれくらい?」
「MARCHの中で数学が簡単なところはある?」
この記事ではこのような疑問を解決します。
具体的には
・MARCHの数学難易度はどれくらい?
・MARCHの数学難易度順ランキング
・MARCH数学の入試問題の傾向
・MARCH数学の勉強法
・MARCH数学の勉強におすすめの参考書3選
の順に解説します。
8分くらいでよめますのでぜひ一読ください。
「MARCHの数学って難しいのかな?」
MARCHを数学で受験しようと思っている人にとって、気になる情報ですよね。まずはMARCHの数学の難易度を解説していきます。
MARCH文系の数学は標準レベルです。しかし定型パターンを暗記し、網羅的な勉強をやりきる必要があります。
なぜなら、一問の配点が大きいのでわからない範囲があると大きく失点するからです。その点、社会科目は点数が安定しやすいと言えるでしょう。
生半可な気持ちで数学を選ぶと後悔する可能性もあります。しかし一年間、勉強すれば合格点を狙えるレベルです。
MARCH理系の数学難易度は高いです。基礎ができているのは当たり前として、各単元が合わさった融合問題も出題されます。
しかし才能がないと合格できないということはありません。正しい順序で勉強すれば、十分合格点は狙えます。
MARCHの大学ごとの数学難易度を解説します。
明治大学の難易度は基本的に簡単です。その代わり、合格するには9割近く点数がいるので高得点が必要でしょう。
青山学院大学の難易度は標準です。明治大学よりは難しいですが、MARCHの中で見ると簡単な部類に入ります。
立教大学の難易度は標準です。2つの分野が組み合わさった融合問題が出るのが特徴です。
そのため過去問での演習は必須でしょう。
中央大学の難易度は難しいです。ただし簡単な問題と難しい問題の配点がそれほど変わりません。
簡単な問題を落とさないことは前提で、いかい難しい問題を得点できるかが鍵です。
法政大学の難易度は普通くらい。すべてマークシートでの解答となっています。
MARCHの数学難易度順ランキングを解説します。
まずは偏差値のランキングを解説します。データは大学偏差値 研究所を参照しています。
1位:立教大学 64
2位:青山学院大学63
3位:明治大学 62.9
4位:中央大学 61.2
5位:法政大学 60.8
最も偏差値の高い大学は立教大学、ついで青山学院大学、明治大学、中央大学、最後は法政大学という結果になりました。
この順番は一般的なMARCHの序列のイメージと変わりないのではないでしょうか。
入試問題面でのランキングを解説します。
1位:中央大学
2位:立教大学
3位:法政大学
4位:青山学院大学
5位:明治大学
中央大学はマークの問題の設定が難しくなっており、記述問題もそれなりの難易度があります。逆に明治大学は標準的な問題が多く、一問にかけられる時間も十分にあります。
受験者のレベル面のランキングを解説します。
1位:立教大学
2位:青山学院大学
3位:明治大学
4位:中央大学
5位:法政大学
順位はつけましたが、どこもMARCHです。受験者の層はかぶりやすいことは忘れないようにしましょう。
最後にMARCHの数学難易度ランキングをまとめます。
1位:中央大学
2位:立教大学
3位:法政大学
4位:青山学院大学
5位:明治大学
このような結果になりました。ここでは問題の純粋な難易度のみではなく、合格しやすいかどうか、周りの受験生のレベルはどうかといった点を考慮しています。
MARCHを受験する人は是非参考にしてみてください。
MARCH数学の入試問題の傾向を解説します。
明治大学の数学は微分・積分、三角関数、ベクトルの範囲がよく出題されます。どれも受験定番の分野です。
また先ほども言ったとおり、明治大学の数学は9割の得点が必要です。そのため確実に点数を取れるよう、網羅的な勉強が必要です。
青山学院大学の数学は大問が4~5つ出題されます。
頻出の範囲は微分・積分、ベクトルです。三角関数、対数・指数は年によって出るときもあるので、こちらも対策しておきましょう。
立教大学の数学は微分・積分、三角関数が頻出。また立教大学では複合問題が出題されます。
2つの単元から構成される問題は一見どう解けばいいかわからなくなりますので、過去問で対策しておきましょう。
中央大学の数学は大問4つから構成されます。問題の半分くらいは難易度が高いです。しかし配点は簡単な問題でも高いなど、バラバラ。
そのため取れる問題を確実に取ることで、合格点を狙っていきましょう。
法政大学の数学でも微分・積分は毎年出題されています。
また数Ⅲの出題はほとんどなく、数Ⅱ・Bがほとんどですので、理系で数Ⅲに手が回ってない人も受験しやすいと言えます。
MARCH数学の勉強法を解説します。
MARCH数学の勉強法1つ目は基礎をしっかりと固めてから、標準問題に取り組むことです。
数学の伸びない人の特徴は「基礎を理解しないままに次に進むこと」です。数学は積み重ねの科目。
基礎の知識を使って、標準問題を解き、標準問題の知識を使って、発展問題を解きます。
そのため最も重要な土台をなす基礎を適当に済ませてしまうと、取り返すのつかないことになるのです。
基礎の問題を解いてわからないところを「まあいいか」でスルーしないことが大切です。
MARCH数学の勉強法2つ目は5分考えてもわからない問題は解答をみることです。
数学を勉強する際の落とし穴は1問に数十分も時間を使ってしまうこと。
数学的な思考力はもちろんあったほうがいいですが、それは数学の基礎を理解して問題演習をして身につけていくもの。
考えているだけでは成長はありません。受験は時間との勝負です。5分考えてわからない場合はすぐに解答をみて理解をすることに時間をかけましょう。
MARCH数学の勉強法3つ目は復習を重視した勉強をすることです。なぜなら人間は一度勉強しただけでは忘れる生き物だから。
例えば一週間前の晩御飯を思い出せるでしょう。多くの人は思い出せないと思います。何度も復習していないからです。
しかし親の名前を答えてと言われたら、多くの人が答えられるでしょう。人生で何度も知識を使っているからです。
このように人間は何度も使った情報は必要なのだと判断し、長期記憶に保存するのです。
そのため復習を重視した勉強が必須。具体的には2週間に3回使った情報は長期記憶に入ると言われています。
2週間に3回は復習するようにしましょう。
MARCH数学の勉強におすすめの参考書を3つ解説します。
MARCH数学の勉強におすすめの参考書1つ目は「初めから始める数学シリーズ」です。
「初めから始める数学シリーズ」の一番の特徴は解説の詳しさです。
絶対に抑えておきたい問題に絞っているため、問題数は少ないですが、その分どの参考書よりも解説がわかりやすくなっています。
そのため解説を読んでもわからないというストレスがないためスラスラと勉強できるのです。また問題数が少ないため、何度も復習でき、効率的に学力を高められます。
解説の詳しい参考書がいいと考えている学生のおすすめの参考書です。
MARCH数学の勉強におすすめの参考書2つ目は「数学重要問題集ー1・2・3・A・B」です。
「数学重要問題集ー1・2・3・A・B」は数研出版から出版されている教科書。数研出版は高校の教科書を作っている会社です。
そのため大学受験に必要な力をつけるのに適した問題が網羅的に学べます。
難易度別にA、B、Cに分かれているので、まずはB問題から解き、不安なところはA問題で、重要公式の知識の復習をしましょう。
MARCH数学の勉強におすすめの参考書3つ目は「合格る計算 数学I・A・II・B/数学Ⅲ」です。
「合格る計算 数学I・A・II・B/数学Ⅲ」は計算に特化した参考書。世の中に数学の公式や、問題を解説した参考書はたくさんありますが、計算に特化した参考書はこれのみです。
数学の問題を解いていて、異常に計算が早かったり、問題を解いたりするのが早い人っていますよね。
そのような人は計算自体が早いというより、無意識のうちに、楽な計算を展開していたり、工夫していたりするのです。
「合格る計算 数学I・A・II・B/数学Ⅲ」ではそのような数学が得意な人が無意識でやっているやり方を学ぶことができます。
ここまでMARCHの数学難易度は、難易度順ランキングを発表します。
最後にMARCHの数学難易度ランキングをまとめます。
1位:中央大学
2位:立教大学
3位:法政大学
4位:青山学院大学
5位:明治大学
MARCHを受験する人は是非参考にしてみてください。