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早慶の偏差値ランキング!どっちが上かや他大学との比較も紹介

2021.01.19

日本にある私立大学で最も歴史があり、そして、最も権威がある大学、それが早稲田大学と慶應義塾大学です。小さなときから附属学校に入り、エスカレーター式で入る人もいますが、その多くは一般入試からの挑戦になります。

今回は早慶の偏差値にスポットを当て、学部学科ごとの偏差値ランキングや早慶の難易度などをまとめました。

早慶とは?

日本の私立大学は1920年私立大学令の制定によって誕生し、その第1号が早稲田大学と慶應義塾大学です。実際の歴史はさらに遡って存在し、幕末の時代から藩の学校として存在したのが慶應義塾大学、イギリスの法律や政治を教育するために誕生したのが早稲田大学です。明治時代から早慶で様々な人材が輩出され、政財界に影響を与えます。特に早稲田大学は政治家や官僚を数多く輩出しており、東大に次ぐ存在として古くから影響力を持ち合わせます。慶應義塾大学は戦後一気に立場を強めていき、早慶の存在感をより確固たるものへとしていくのです。

早慶の偏差値を徹底解説

早慶の偏差値はどのような状況なのか、早慶の全学部全学科に関するランキングをまとめ、偏差値の状況を確認します。ここでは河合塾の入試難易予想ランキング表を参照して作成しております。

早慶の学部学科ごとの偏差値ランキング

第50位:慶應義塾大学看護医療学部看護学科 偏差値60.0
第44位タイ:慶應義塾大学薬学部薬学科 偏差値62.5
第44位タイ:慶應義塾大学薬学部薬科学科 偏差値62.5
第44位タイ:早稲田大学教育学部理学科 偏差値62.5
第44位タイ:早稲田大学教育学部数学科 偏差値62.5
第44位タイ:早稲田大学創造理工学部社会環境工学科 偏差値62.5
第44位タイ:早稲田大学創造理工学部総合機械工学科 偏差値62.5
第42位タイ:早稲田大学人間科学部健康福祉学科 偏差値62.5~65.0
第42位タイ:早稲田大学人間科学部人間情報学科 偏差値62.5~65.0

第21位タイ:慶應義塾大学文学部人文社会学科 偏差値65.0
第21位タイ:慶應義塾大学理工学部学問A 偏差値65.0
第21位タイ:慶應義塾大学理工学部学問B 偏差値65.0
第21位タイ:慶應義塾大学理工学部学問C 偏差値65.0
第21位タイ:慶應義塾大学理工学部学問D 偏差値65.0
第21位タイ:慶應義塾大学理工学部学問E 偏差値65.0
第21位タイ:早稲田大学教育学部国語国文学科 偏差値65.0
第21位タイ:早稲田大学教育学部英語英文学科 偏差値65.0
第21位タイ:早稲田大学教育学部社会科 偏差値65.0
第21位タイ:早稲田大学教育学部複合文化学科 偏差値65.0
第21位タイ:早稲田大学基幹理工学部学系Ⅰ 偏差値65.0
第21位タイ:早稲田大学基幹理工学部学系Ⅱ 偏差値65.0
第21位タイ:早稲田大学基幹理工学部学系Ⅲ 偏差値65.0
第21位タイ:早稲田大学創造理工学部建築学科 偏差値65.0
第21位タイ:早稲田大学創造理工学部経営システム工学科 偏差値65.0
第21位タイ:早稲田大学創造理工学部環境資源工学科 偏差値65.0
第21位タイ:早稲田大学先進理工学部物理学科 偏差値65.0
第21位タイ:早稲田大学先進理工学部応用物理学科 偏差値65.0
第21位タイ:早稲田大学先進理工学部化学・生命化学科 偏差値65.0
第21位タイ:早稲田大学先進理工学部応用化学科 偏差値65.0
第21位タイ:早稲田大学先進理工学部電気・情報生命工学科 偏差値65.0

第18位タイ:慶應義塾大学商学部商学科 偏差値65.0~67.5
第18位タイ:早稲田大学教育学部教育学科 偏差値65.0~67.5
第18位タイ:早稲田大学人間科学部人間環境学科 偏差値65.0~67.5

第11位タイ:慶應義塾大学法学部法律学科 偏差値67.5
第11位タイ:慶應義塾大学法学部政治学科 偏差値67.5
第11位タイ:慶應義塾大学経済学部経済学科 偏差値67.5
第11位タイ:早稲田大学社会科学部社会科学科 偏差値67.5
第11位タイ:早稲田大学法学部法学科 偏差値67.5
第11位タイ:早稲田大学先進理工学部生命医科学科 偏差値67.5

第8位タイ:早稲田大学文化構想学部文化構想学科 偏差値67.5~70.0
第8位タイ:早稲田大学文学部文学科 偏差値67.5~70.0
第8位タイ:早稲田大学商学部商学科 偏差値67.5~70.0

第4位タイ:早稲田大学国際教養学部国際教養学科 偏差値70.0
第4位タイ:早稲田大学政治経済学部政治学科 偏差値70.0
第4位タイ:早稲田大学政治経済学部経済学科 偏差値70.0
第4位タイ:早稲田大学政治経済学部国際政治経済学科 偏差値70.0

第1位タイ:慶應義塾大学総合政策学部総合政策学科 偏差値72.5
第1位タイ:慶應義塾大学医学部医学科 偏差値72.5
第1位タイ:慶應義塾大学環境情報学部環境情報学科 偏差値72.5

早慶の偏差値推移

早慶の偏差値は定員厳格化の影響などもあって数年前と比べると全体的に偏差値は上昇しています。他の大学も同じように偏差値が高まっており、下の大学との差はさほど縮まっていません。慶應義塾大学がわずかに早稲田大学を上回る一方、以前は早稲田大学が圧倒しており、早慶のつばぜり合いに注目です。

早慶の偏差値の高い学部5選

慶應義塾大学総合政策学部

偏差値72.5と高い慶應義塾大学総合政策学部。環境情報学部と同じカリキュラムを共有しながらも、総合政策学部が重視するのは「新たな知」で、実践的な学習を様々な勉強したり、経験したりしながら、政策をどんどん生み出していけるようなプロを育成していくのが方針です。

慶應義塾大学環境情報学部

同じく偏差値72.5で総合政策学部とベースとしてやることが同じの環境情報学部。文系寄りの総合政策学部に対し、環境情報学部は理系寄り。科学、技術などを勉強しながら文系でやるべきことを学ぶ一方、英語に特化したプログラムがスタートするなど、独自色を見せています。

慶應義塾大学医学部

偏差値72.5の慶應義塾大学医学部。その歴史は私立大学になる前からあり、1873年には医学所が開設。その後北里柴三郎が慶應義塾大学医学部創設に貢献、日本の医学界を支える医師たちを輩出しており、日本の医学界のレベルアップにも貢献しました。

早稲田大学政治経済学部

偏差値70の早稲田大学政治経済学部。早稲田大学設立のきっかけとなった東京専門学校で真っ先に設置されたのが政治経済学科でした。政治経済学部はイギリス式を参考にしており、政治経済学部を卒業した政治家や官僚は数知れず。日本の政財界に最も影響を与えた学部といっても過言ではありません。

早稲田大学国際教養学部

2004年に設置され、既に偏差値70を確保する早稲田大学国際教養学部、通称SILS。国際的な教養を養うことを目的にしているため、共通言語は英語。母国語と英語以外の第3の言語習得や統計学の基礎を学ぶなど入学してからも学びが絶えず、少人数の中で教養を磨いていくことができるのが特徴的です。

早慶の難易度はどれくらい?

早慶それぞれの難易度はどれくらいなのか、入試問題、倍率、偏差値で解説を行います。

早稲田大学の難易度

入試問題面

早稲田の入試問題は試験時間がシビアで、1問あたりの時間が短いことが特徴であり、英語や国語の出題傾向にややクセを感じさせるなど、一筋縄ではいかないことが難易度を高めさせています。一部の学部は易しめな問題が多いと言われていますが、易しいから難易度が低いのではなく易しいからこそ正答率が高くなり、ミスが許されない側面が出てきます。いずれにしてもミスをしないことが問われます。

倍率面

定員厳格化の影響で志願者数はここ10数年で一気に減っていることが指摘されており、早稲田の花形である政治経済学部はどの学科も半減以下にまで減っている状況です。例えば政治学科は2006年に3500人ほどいた志願者が、2021年には870人まで激減しています。その結果、10倍近かった倍率が3倍近くまで落ちていますが、記念受験組が減ったことが大きく、偏差値に大きな変動がないことを考えると少数精鋭になったことが言えそうです。

偏差値面

志願者数が大きく減った一方、その偏差値はあまり変動が見られません。早稲田は全国に附属学校があり、エスカレーター式で優秀な生徒が上がっていきます。近年一般入試で募集人員を減らすなどより狭き門になっており、志願者数が減少しても偏差値が下がる可能性を抑えられています。

慶應義塾大学の難易度

入試問題面

慶應では入試科目に国語はなく、小論文が出されるため、慶應対策で小論文の練習を重ねる必要があります。この小論文が厄介で、学部によって傾向が大きく変わります。求められる思考力が変わるため、慶應を受験する場合、英語の勉強は当然必要ですが、小論文対策を早めに行い、添削をしてもらう環境を確保することが必要です。

倍率面

早稲田同様、定員厳格化の影響を受けており、それまで4万人の大台に乗っていたものの、2020年度に4万人を割り込み、2021年度はさらに下回りました。倍率も下がり気味ですが、早稲田と同じで志望度合いの高い人が多く受けることが予想され、倍率以上の激戦が展開されます。

偏差値面

早稲田と比べても偏差値は高めで、看護系の学部が低いものの、看護系の大学と比較してもトップクラスであるため、偏差値的にはトップレベルにあると考えるべきでしょう。早稲田を上回るようになっており、偏差値以上に難易度を感じるかもしれません。

早慶はどっちが上?難易度が高い?

どちらが難易度が高いのか。これは学部や状況でガラッと変わると答えざるを得ません。どちらも難しく、易しくなることは考えにくいでしょう。ただ慶應には小論文があり、そこを得意とする人は慶應の方が可能性を感じるでしょうし、苦手であれば慶應の方が難しいと捉えるはずです。その人のポテンシャルで感じ方は大きく変わるかもしれません。

早慶に行くならどっちがおすすめ?早慶を徹底比較

早慶に行くならどっちがおすすめなのか、様々なファクターを基に徹底比較を行っていきます。

合格難易度面

合格難易度という観点では早慶どちらも同じレベルにあり、はっきりとした優劣はないでしょう。以前は早稲田が偏差値面で優位に立っていましたが、近年この差はほとんどなくなっており、合格難易度はほぼ同じと見るべきです。

人気面

早慶いずれも人気を集めていますが、わずかに慶應の方が上です。ただ慶應が私立大学の中で人気最上位とは言い難く、青山学院大学などMARCHの名前がチラホラ。あまりにもトップレベルすぎて早慶に対して嫉妬心を抱いている層もいるようです。(参照:ReseMom)

世間イメージ面

早慶に対する世間のイメージはすこぶるよく、そのブランドは全国区です。日本全国どこへ行っても、早慶の知名度は高いです。どちらが優れているか、はっきりとした差はないでしょうが、教育学部がある早稲田大学の方がイメージは良くなりやすいのかもしれません。

就職面

2021年卒の実就職率ランキングで慶應義塾大学が私立1位の全体3位を記録しました。実に卒業生の40%が有名企業400社に入っています。早稲田大学は全体の10位、それでも3分の1の卒業生が有名企業へ入っています。高いレベルにいることは間違いありませんが、やや慶應に分があると言えます。(参照:東洋経済オンライン)

立地面

立地面に関しては学部によって印象は大きく違います。高田馬場駅が最寄り駅である早稲田キャンパスは政治経済学部など主要な文系学部が集まります。一方、西早稲田キャンパスは理系学部が集まり、立地こそいいもののキャンパスの華やかさが抑えられた場所です。また人間科学部などは埼玉県所沢市にある小手指周辺にキャンパスがあり、同じ早稲田でも華やかさが感じられない、田舎っぽさを漂わせます。

慶應は2年生まで横浜市にある日吉キャンパス、3年からは三田キャンパスとなるため、立地的には都心からやや離れたところになります。しかし、2年生までが集まるためフレッシュさあふれる雰囲気になりやすく、横浜に近いこともある種立地の良さを感じさせます。比較的都心部に集まるなど、立地面では慶應の方が上かもしれません。

結論:早慶に行くならどっちがおすすめか

総合的に判断すると、慶應の方がおすすめしたくなる要素が多いでしょう。就職面もそうですが、慶應ボーイに代表される爽やかさがあるため、印象として慶應の方が洗練された印象を持ちやすくなります。もちろん早慶に大きな差はありませんので、その人が何を重視するかによって大きく変わるでしょう。

早慶と他大学の偏差値・難易度を比較

早慶のレベルの高さは分かりましたが、他の大学はどうなのか、偏差値や難易度をまとめました。

早慶とGMARCH

最近は学習院大学を加えたGMARCHという括りで語られることが多いですが、意外なことに学習院大学はこの中でも低めになるため、現状は早慶から10ポイント近くリードされていると見るべきで、その分、難易度は落ちます。早慶の滑り止めになり得るかどうかは微妙ですが、人気面知名度面では早慶と変わりません。

早慶と上智

早慶と偏差値面で同じ傾向にあるのが上智大学。実は上智大学は定員厳格化の影響をそこまで受けておらず、志望者数は早慶ほど減っておらず、激戦が予想されます。難易度で考えると早慶と互角、今後は上智が早慶を偏差値で上回る可能性もないとは言い切れません。それだけ接戦を演じているとみるべきでしょう。

早慶と日東駒専

MARCHの滑り止めの扱いを受ける日東駒専は、早慶と比べると15ポイントほど偏差値で差があります。定員厳格化の影響でMARCHから下げてきた学生の受け皿になっており、難化傾向にあるため、以前よりも難易度は高くなりました。といっても、早慶と比較すればたいしたことではないでしょう。

早慶とICU

ICUは偏差値自体は早慶に敵いませんが、ICUというブランドの高さや少数精鋭で教育を受けられることが独自性を強めているのは事実です。早慶を脅かす存在にまではならないとしても、英語に力を入れたい、英語力を高めたい学生からすればICUの方が魅力に感じる可能性はあります。

早慶の高校の偏差値はどれくらい?

早慶の附属高校は総じて偏差値が高く、佐賀県にある早稲田佐賀でも偏差値70に迫り、慶應志木や慶應女子、早稲田実業などその他の附属高校は70を軽く超えます。エリートが集まりやすく、父親が政治家や官僚という学生も多いため、入学するのも相当シビアな戦いになりそうです。

まとめ

早慶の偏差値はいずれも高く、一番低くて偏差値60とハイレベルぶりを感じさせます。しかも河合塾の偏差値は合格可能性50%の数字なので、これをA評価にするにはプラス5ポイントが必要になるので、A評価になるのに偏差値70が必要な学部学科が非常に多いことがわかります。かなり狭き門であることを覚悟しなければなりません。