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MARCH(マーチ)理系の難易度はどれくらい?偏差値・倍率・入試問題から考察

2021.01.10

就職率のランキングでは意外なことに理工系の大学がランクインしており、地方の大学でも理工系であれば大企業への就職のチャンスが出てきます。となると、MARCHの理系学部はよりチャンスが広がるというわけです。

果たしてMARCHの理系学部の難易度はどれくらいなのか、それぞれの理系学部の難易度、科目別の難易度や他の大学の難易度など様々なところからチェックします。

MARCH(マーチ)理系の難易度はどれくらい?

MARCHの理系の難易度はいったいどれくらいなのか、明治、青山学院、立教、中央、法政、それぞれの難易度をご紹介します。

明治大学理系の難易度

偏差値から見る難易度

明治大学は理工学部、農学部、総合数理学部がありますが、いずれも57.5~62.5です。この数字は河合塾の合格可能性50%を示しており、C評価に。ここから2.5ポイント上げればB評価、5ポイント上げればA評価となります。もし、理工学部でA評価を得るなら最低でも62.5、最高で67.5が必要になります。67.5だと早慶でC評価を得るようなレベルなので、難易度的にはかなり高めです。(参照:河合塾)

倍率から見る難易度

学部によって明暗がはっきりと分かれており、理工学部は学科によってバラバラ、農学部はおよそ横ばい、一方で総合数理学部は年々難易度が高まっているなど、傾向は分かれます。特に総合数理学部は全体的に倍率が上がり、偏差値も上昇が見込まれるため、今後難関の学部になる可能性があります。

入試問題の難易度

数学では記述式といっても答えだけを書けばいい問題やプロセスまで含めて記述する問題、マーク式もあり、難易度は平均的です。英語のレベルは他の文系学部と同じ水準と考えればそれなりに難しいことは容易に想像できます。

青山学院大学理系の難易度

偏差値から見る難易度

青山学院大学は理工学部1つのみ、偏差値は52.5~60.0です。A評価を目指す際、60.0をとれば大丈夫な学科が結構多く存在します。そのため、明治よりも難易度としてはやや低めですが、理数系や英語で偏差値60を目指すのは大変です。

倍率から見る難易度

青山学院大学の倍率は、ここ15年で見る限り上昇傾向にあります。相模原キャンパスが整備され、研究がしやすい環境になるなど、人気が出てきた部分が強いです。相模原キャンパスの知名度も上がり、陸上部の選手たちがキャンパス周辺で練習するなど、ここ数年のイメージアップも寄与しており、なかなか難しそうです。

入試問題の難易度

数学の問題では記述式が多いとされ、結果的に数学の難易度はMARCHの中では高めと言われています。また青山学院大学では英語にも力を入れている関係で、入試問題の難易度はそれなりに高いことが想定されます。

立教大学理系の難易度

偏差値から見る難易度

立教大学理学部は偏差値55.0~57.5です。A評価を得るには62.5が必要になる学科が、4つ中3つを占めます。62.5という数字は明治大学の理系学部でC評価を得られる数字なので、明治大学と比べればそれなりに差がついていることが言えるでしょう。

倍率から見る難易度

こちらも学科によって倍率の変化に違いがあり、昨年度の倍率は数学科で2.3倍と低めに。他の学科もなんとか3倍を確保していますが、数学科だけ低め。偏差値では数学科だけが55.0で、残りは57.5であることも関係しているのかもしれません。

入試問題の難易度

立教大学の場合は数学の試験時間がやや短くマーク式がほとんど見られないケースが見受けられます。しかも問題数は多く、多く数をこなして正確に解けるかが焦点になっていきます。一方、英語の独自問題が廃止され、出願から遡って2年間、英語の外部試験のスコアが対象となるため、数学に専念することができそうです。

中央大学理系の難易度

偏差値から見る難易度

中央大学理工学部は、偏差値が52.5~60.0となっています。一般入試の場合低めに出やすいため、60.0の偏差値でそれなりの可能性が出てくるようになります。偏差値から見た難易度はまずまずといったところでしょうか。

倍率から見る難易度

中央大学は多くの学科があるため、倍率の傾向はかなり異なります。一般入試の倍率は2倍台後半から3倍台後半と幅広く、共通テスト併用タイプの倍率は高めです。難易度的には共通テスト併用タイプの方が高いため、一般入試であれば十分チャンスがあると言えるでしょう。

入試問題の難易度

マーク式の問題がそれなりに多いため、記述式ばかりの大学と比べると難易度は低めに見えますが、より正確に、チョイスミスをしないように選んでいかないといけないため、過去問を解くなど慣れが必要となるでしょう。

法政大学理系の難易度

偏差値から見る難易度

法政大学は3学部あり、理工学部とデザイン工学部が偏差値52.5~57.5、生命科学部が50.0~60.0です。一般的な入試方式で50.0や52.5に落ちるため、偏差値55があれば生命科学部ならA評価が狙えます。他の4大学と比べれば1枚落ちるのは明らかですが、学部学科によって必要な偏差値は変わります。

倍率から見る難易度

3学部の中で一番倍率が高いのはデザイン工学部で、倍率を落としているとはいえ5倍近い倍率を残しています。特にシステムデザイン学科で5倍以上を記録している状況です。偏差値を落とし気味の生命科学部はギリギリ3倍を確保している一方、共通テスト利用入試では3倍を切っており、難易度的にはライバルがやや減って、チャンスが増えた印象を受けます。

入試問題の難易度

数学はほとんどがマーク式問題となっており、当てはまるものを選ぶような問題も見受けられます。今後記述式の問題が出てくることも考えられますが、これまでの傾向ではマーク式が多く、難易度的には低めで、あとはマークミスなどの初歩的なミスをしないようにするべきです。

MARCH(マーチ)理系の難易度は文系・理系でどちらが高い?

MARCHで文系と理系、どちらが難易度が高いか。偏差値だけを見れば文系の方が難しそうですが、数学や物理、化学は暗記科目ではなく、暗記科目が多い文系と比べると一概に文系が難易度が高いとは言い難いです。文系には文系の難しさ、理系には理系の難しさがあるため、単純に偏差値だけで見るべきかどうかは人によって分かれるでしょう。

MARCH(マーチ)理系の難易度ランキング

MARCHの理系の中で難易度のランキングをつけるとどのようになるのか、解説します。

第5位:法政大学

5位は法政大学です。マーク式の試験内容が多く、その割合はMARCHの中でも多めで、偏差値も低いことが5位の要因です。学部学科によって偏差値は異なりますが、唯一偏差値50があるのもこの評価につながっています。

第4位:立教大学

4位は立教大学です。3位中央大学とあまり変わりませんでしたが、英語の外部試験で先んじて結果を出してしまえば、数学と理科に専念でき、その理科も生物が使える学科であれば暗記でこなしていけば数学に集中することができます。その点で立教大学を4位にしました。

第3位:中央大学

3位中央大学は偏差値的にやや低めですが、満遍なく3教科勉強しなければならないことを考慮し、3位にしました。中央大学でも英語の外部試験の方式があり、活用することもできます。3位と4位はほんのわずかな差と考えています。

第2位:青山学院大学

青山学院大学は英語のテストがかなり難しいことで知られ、早稲田大学の英語の問題とレベルは同じという人もいるぐらいです。理系学部だと若干難易度は低くなるものの、それでも難しい専門用語が出てくるなど、英語の対策もしなければならず、数学も記述式が多いため、2位が妥当です。

第1位:明治大学

1位は明治大学です。偏差値が高く、当たり前のように問題も難しいため、この順位になりました。ただ青山学院大学がもっと頑張りを見せれば、明治大学を超える難易度になる可能性もあり、今後が注目です。

MARCH(マーチ)理系の難易度ランキングを科目別に解説

主に英語、数学、理科の3科目で試験を受けることになるMARCHの理系。ここではそれぞれの科目の難易度についてランキングにまとめました。

MARCH(マーチ)理系の英語の難易度ランキング

第5位:法政大学
第4位:立教大学
第3位:中央大学
第2位:明治大学
第1位:青山学院大学

5位の法政大学はすべてがマーク式で、4位立教大学は独自問題を廃止して英語の外部試験のスコアが点数になります。記述式がしっかりとある中央大学が3位、偏差値的に高い明治大学が2位、そして「英語の青山」の青山学院大学を1位にしました。

MARCH(マーチ)理系の数学の難易度ランキング

第5位:法政大学
第4位:中央大学
第3位:立教大学
第2位:明治大学
第1位:青山学院大学

途中式が必要な記述問題が多い青山学院大学がこの中だと1位で、マーク式の割合が高い法政大学が5位になります。マーク式は途中式の必要がなく、途中式をイチから思い浮かべる必要がありませんが、記述式ではプロセスまで採点の対象になるため、より力が問われます。

MARCH(マーチ)理系の理科系科目の難易度ランキング

第5位:中央大学
第4位:青山学院大学
第3位:立教大学
第2位:法政大学
第1位:明治大学

全体的に問題の難易度はそこまで高くないため、1問にどれだけ時間をかけられるかで大まかなランキングを作りました。ここまでマーク式が多かった法政大学ですが、理科系科目に関しては記述式の割合が一気に増えるため、化学に至っては途中の計算を書くような問題も。偏差値を考慮して2位としましたが、難易度的には1位でもおかしくありません。

MARCH(マーチ)理系と他大学の難易度を比較

MARCHの理系学部と他の大学で比べた時、どちらが難易度的に上なのか、比較しました。

MARCH(マーチ)理系と早慶理系の難易度

早慶の理系は偏差値的に明治の理系学部の偏差値と同じか多少超えているため、難易度は早慶の方が上と見るべきでしょう。早稲田の英語は理工学部でマーク式を採用するものの、慶應義塾は記述式なので、英語の部分で大きな差がついてしまうことも考えられます。また暗記でどうにかなるのはMARCHまでとされ、早慶はそこから読解力、理解力などさらに求められることからこの点でも大きな差があるとみるべきです。

MARCH(マーチ)理系と日東駒専理系の難易度

日東駒専は学部にもよりますが、偏差値50を割っている学部学科が多いです。ところどころで50を超える学部もありますが、平均的に見れば5ポイントほど、それ以上の差がついていると見るべきでしょう。そのため、難易度は明らかにMARCHの理系の方が上で日東駒専の理系学部でA評価だったとしてMARCHでC判定を確保できるかは微妙です。

MARCH(マーチ)理系と芝浦工業大学の難易度

芝浦工業大学は偏差値だけで見ると法政や中央レベルなので、MARCHと比べるとやや劣勢、もしくは互角のところにいます。しかも芝浦工業大学は数学と理科が記述式なため、ただ暗記するだけだと苦戦する可能性があります。このため、難易度的にはMARCHとほぼ同じと考えるのが自然であり、四工大の中ではMARCHと互角を演じられる大学という見方をした方がいいでしょう。

まとめ

マーク式があるから簡単というわけではありませんが、暗記したものを出しやすいのがマーク式で、持っている知識を自分で活用して答えを導き出さないといけないのが記述式です。そのため模試でも、マーク式では点数がとれるのに記述式では点数がとれないことが多々あります。模試でそれぞれの形式でテストを受け、傾向を知ることがとても重要になっていきます。特に数学と理科は答えが出せなくても途中式を必死に書く癖をつけておくべきです。