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MARCH(マーチ)理系の偏差値・難易度はどれくらい?穴場学部ランキング5選も紹介

2021.12.24

知名度的に安定し、毎年多くの受験生が合格を目指すMARCH。経済学部や経営学部、法学部といった主要文系学部だけでなく、理系にも注目が集まり、最先端技術を集めた研究設備も魅力の1つとなっています。

今回はMARCHの理系にスポットを当て、理系の偏差値や難易度、理系と文系の違い、おすすめの穴場学部などをまとめました。

MARCH(マーチ)理系の偏差値はどれくらい?

MARCHの理系、その偏差値はどれくらいのものなのか。MARCH5大学について偏差値をまとめました。ここで用いられている偏差値は河合塾の2022年度入試難易予想ランキング表を参照し、まとめたものです。ちなみにここで示した偏差値は、合格可能性50%のラインであり、模試でA評価を目指すのであればこれ以上の偏差値が求められます。

明治大学理系の偏差値

明治大学の理系学部には理工学部、農学部、総合数理学部の3つがあります。偶然にも3学部の偏差値は57.5~62.5となっています。それぞれの学科、受験科目などで変化しますが、平均的な偏差値は60前後ということになりそうです。

青山学院大学理系の偏差値

青山学院大学の理系学部は理工学部のみです。偏差値は55.0~60.0となっています。物理科学科が52.5でしたが、あとは55.0もしくは57.5が多めです。こちらも学科や受験科目で変化しているので、同じ理工学部でも複数の学科に興味がある方は必ずランキング表を確認しましょう。

立教大学理系の偏差値

立教大学の理系学部は理学部の1つのみとなっており、偏差値は55.0~57.5です。数学科が偏差値55で他の学科は57.5です。ですので、偏差値57.5として考えた方が確実で、A評価を狙うのであれば最低でも60以上の偏差値が求められそうです。

中央大学理系の偏差値

中央大学の理系学部は理工学部のみとなっています。偏差値は52.5~60.0です。偏差値55や57.5の学科が多いため、偏差値57.5を1つの目安にするのがいいでしょう。共通テストと併用した入試方式で偏差値が高くなりやすいため、入試形式に注意が必要です。

法政大学理系の偏差値

法政大学の理系学部はデザイン工学部、理工学部、生命科学部、情報科学部の4つです。偏差値は52.5~60.0とかなり偏差値の幅は広めです。偏差値60を記録するのは生命科学部と情報科学部で、デザイン工学部と理工学部は偏差値57.5がマックスとなります。

MARCH(マーチ)理系は難しい?難易度はどれくらいなのか

MARCH5大学の理系学部を志望する際に倍率はどのようになっているのか、難易度について解説します。

明治大学理系の難易度

明治大学理工学部の2021年度の倍率は学部全体でおよそ3倍と2020年に比べてやや落ちています。学部別入試でそれぞれの学科で倍率を落としたことが要因ですが、情報科学科は高い人気を堅持している状況です。農学部や総合数理学部も倍率を落としていますが、総合数理学部は5倍以上を保っており、理系学部の中では狭き門になりつつあります。3学科ともに偏差値ボーダーが同じであることを考慮すると、総合数理学部の難易度は多少高いのかもしれません。

青山学院大学理系の難易度

青山学院大学理工学部の2021年度の倍率はこちらもおよそ3倍で、倍率を落としています。ただ2021年度から理工学部に改編があったため、その影響も考えられます。全学部日程で受けられる入試形式だと倍率は高い状況で保たれており、学科によっても難易度はだいぶ変わる可能性があります。

立教大学理系の難易度

立教大学理学部の2021年度の倍率はここでもおよそ3倍程度です。ただ明治や青山学院と違い、昨年も3倍台だったため、そこまで倍率が落ちたというほどではなさそうです。数学科は一般入試が2倍台と小さく、他の学科も3倍台にとどまっています。偏差値的には57.5のところが多く、若干難易度としては低めなのかもしれません。

中央大学理系の難易度

中央大学理工学部の2021年度の倍率は4倍台で、昨年度より落ちてはいるものの、他の大学に比べると高めの状況です。共通テストと併用の形式で倍率が高くなりやすく、一般入試は低めという傾向があります。共通テストに自信がある場合は併用式の入試でいいでしょうが、無理に共通テストを勉強してまで狙うのは効率的とはいえないかもしれません。

法政大学理系の難易度

法政大学理系学部における2021年度の倍率ですが、理工学部や生命科学部は他のMARCHと同じく3倍台なのに対し、デザイン工学部や情報科学部が4倍台と高めです。デザイン工学部はこれでも2020年度に比べると倍率は落ちていますが、それでも5倍近くあります。情報科学部は偏差値60あって4倍台なので、理系学部の中ではなかなか難しいレベルと思われます。

MARCH(マーチ)の理系と文系の違いとは?

基本的にどの大学も文系の方が偏差値が高く出やすく、話題になりやすい偏差値は文系のものがほとんどです。一方、理系はどうしても文系より低く出やすいのが実情です。これは理系に関する特定の学部のみを擁する単科大学の存在があるため、有力な学生はその大学も守備範囲とするほか、早慶上智やMARCHではなくても、その界隈では大変有名なケースもあります。偏差値60を割っていたとしても額面通りには受け取ってはならず、むしろ偏差値以上に難易度の高さを感じるのがMARCHの理系学部であり、文系とは違う難しさがあると言えるでしょう。

MARCH(マーチ)理系のおすすめ穴場学部ランキング5選

MARCHの理系は学部自体はそこまで多くなく、その分学科が多いです。ここではこの学科ならこの学部に入りやすいのではないかと思われる穴場学部をランキング形式でご紹介します。

第5位:明治大学理工学部

明治大学の理系学部の中で倍率が安定している理工学部。複数の学科で偏差値57.5となっており、共通テスト利用入試では理科で生物や地学を利用できるほか、数学、理科、外国語が均等の配点となっており、生物で点数を稼ぐことも狙えます。

第4位:法政大学理工学部

法政大学理工学部は法政大学の理系学部の中でも穴場になりやすい学部です。共通テスト利用入試の場合、7割台の得点率で合格が狙えます。共通テスト利用入試では数学に重きが置かれており、英語が少し苦手でも数学で挽回することが十分に可能です。

第3位:青山学院大学理工学部

青山大学理工学部の偏差値はMARCHの中でも真ん中あたりで、52.5の偏差値の学科もあります。新設された学科がいくつかあり、動きが読みづらく、思わぬ低い倍率になることも考えられます。またキャンパスが東京ではなく相模原にあるため、そのあたりを不安視する人もおり、東京にキャンパスがない分、倍率は落ち着きやすくなるのかもしれません。

第2位:中央大学理工学部

中央大学理工学部は偏差値52.5の人間総合理工学科があるなど、かなり偏差値の幅があるのが特徴です。共通テストと併用の入試形式では高くなりやすく、一般入試ではやや低くなるため、一般入試で狙うのがおすすめです。

第1位:立教大学理学部

立教大学理学部は倍率が安定して3倍台と、偏差値が落ち着きやすい状況にあります。特に数学科は偏差値も55、倍率も3倍台で安定するなど入りやすさがあります。最近では数学の考え方、数字の強さなどが社会に出て役に立つケースが出てきており、数学に対する注目度は今後高くなる可能性もあるため、今が狙い目と言えるでしょう。

MARCH(マーチ)理系のキャンパス一覧

最近ではキャンパスを一極集中させて都心部に学生を集めるケースが多い中、理系に限っては郊外にキャンパスがあるケースが目立ちます。MARCH5大学の理系学部はどこのキャンパスなのか、まとめました。

明治大学理系のキャンパス

生田キャンパス

神奈川県川崎市にある生田キャンパスは理工学部と農学部の学生が利用します。小田急線生田駅から徒歩10分で、新宿から電車で30分ほどの場所です。全体的に緑に囲まれており、自然の地形を最大限に活用したキャンパスで、農学部の農場があるなど、全体的に落ち着きのある場所です。

中野キャンパス

総合数理学部が利用する中野キャンパスは東京都中野区にあります。中央線や総武線、東京メトロ東西線中野駅から徒歩8分と立地がよく、2013年に開設されたばかりでとても洗練されています。生田キャンパスとはまた違う趣があり、力の入れ具合が違います。

青山学院大学理系のキャンパス

相模原キャンパス

理工学部などが利用する相模原キャンパスは神奈川県相模原市にあります。横浜線淵野辺駅から徒歩7分で都心からはやや離れた場所にあり、青山キャンパスへ行くには1時間ほどかかります。その代わり、キャンパス内の設備はしっかりとしており、学びの環境としてはこれ以上ない水準となっているほか、相模原グラウンドには陸上競技場もあり、箱根駅伝などで活躍する駅伝部が練習を行います。

立教大学理系のキャンパス

池袋キャンパス

立教大学理学部が利用する池袋キャンパスは、池袋駅から徒歩7分という好立地にあります。赤レンガ造りの建物など歴史を感じさせる建造物があるほか、池袋図書館は毎日1万人以上が利用する国内最大級の滞在型図書館で、勉強する環境が整えられています。屋上が芝生になっている庭園もあり、都心のど真ん中にいながら緑に恵まれたキャンパスです。

中央大学理系のキャンパス

後楽園キャンパス

理工学部がある後楽園キャンパスは東京ドームの近くにあり、東京メトロ丸ノ内線や南北線の後楽園駅から徒歩5分、水道橋駅から12分のところにあり、こちらも都心のど真ん中にあります。文系学部は多摩キャンパスに集中する中、理系学部が都心にあるのはMARCHの中では珍しいです。

法政大学理系のキャンパス

市ケ谷キャンパス

デザイン工学部がある市ケ谷キャンパスは市ヶ谷駅や飯田橋駅から徒歩7分ほどのところにあります。法政大学の本部があり、法学部や文学部など主要学部がある中にデザイン工学部も加わっていますが、1962年に建てられた62年館をリノベーションした校舎を中心に授業を行っています。

小金井キャンパス

新宿駅から21分、中央線東小金井駅から徒歩15分のところにある小金井キャンパス。情報科学部、理工学部、生命科学部の3学部の学生が利用します。周辺は住宅街で、その中にキャンパスがあり、雰囲気は非常に落ち着いています。設備も整えられており、最先端技術を集め、最先端の研究が行える環境にあります。

MARCH(マーチ)理系の学費はどれくらい?

文系と違い、理系は学費がかかるのではないかと思われがちですが、実際のところはどのようになっているのか。結論から言えば、このイメージはおおむね正しく、MARCHの文系学部であれば4年間で多くても500万円ほどかかり、400万円台後半で収まるケースが目立ちます。一方、理系の場合は600万円を超えることが多く、100万円から200万円多めになりやすいです。

大学別でみると、国内で操縦士の資格がとれる法政大学理工学部機械工学科航空操縦学専修の場合、1000万円を大幅に超えるケースを除けば、おおよそ700万円近くがマックスとなっており、理系の学費だけでみればMARCHでそこまで大きな差は見られません。ただどの理系学部もそれなりにお金はかかります。

MARCH(マーチ)理系と四工大はどっちがおすすめ?

皆さんは四工大をご存じですか?四工大は芝浦工業大学、東京電機大学、東京都市大学、工学院大学の4つの理工系大学を指します。理系を目指すのであれば四工大でも問題ないことになります。果たしてMARCHの理系学部、四工大、どちらがメリットがあるのでしょうか。

MARCH(マーチ)理系のメリット

大学の知名度が高い

理系学部に進んだからといって、そのまま研究職に就くとは限りません。一般企業に総合職や営業として入社する可能性もあります。その際、四工大よりもMARCHの方が知名度が高く、就活でプラスになるかもしれません。もちろん四工大の学生を多く受け入れる企業では四工大の方が有利でしょうが、理系とは関係ない企業へ就職をする際には、MARCHの理系の方がプラスに働きやすいです。

偏差値が安定している

四工大の場合、確かに学部学科によってはMARCHと互角を演じるところもあり、学力面で大差はないように思われます。しかし、偏差値の幅は四工大の方が大きく、偏差値50を下回るけーしは珍しくありません。一方でMARCHは偏差値50を割る学部学科は2022年度版の河合塾のボーダーラインを見る限りありませんでした。偏差値が安定しているということは、それだけ切磋琢磨できるほどの学生が揃いやすいため、MARCHの理系学部の方が優れていると言えます。

就職に強い

MARCHでは企業と連携することが多く、社会に出て必要な人材になるべく、様々な教育が行われます。結果的に就活で存在感を出しやすく、希望する企業に就職できた人が多く出てきます。四工大でも対策は行われているでしょうが、そのノウハウはMARCHの方が上回ると考えられ、MARCH理系の方が就職に強い可能性があります。

四工大のメリット

専門的な企業に強い

MARCHの方が就職に強い可能性があると先ほどご紹介しましたが、あくまでも専門外での強さであり、理工系と関連のある業種、職種がある企業に対しては四工大の方が強い可能性があります。四工大出身者が多いと学閥のようなネットワークが作られやすく、MARCHの理系学生よりも四工大の学生の方が選ばれる可能性が高いかもしれません。

研究設備が充実している

MARCHは最近になって研究設備に力を入れ始めていますが、四工大は元々研究設備に力を入れており、設備の充実度やノウハウでいえば四工大の方が上でしょう。そして各大学には得意な分野があり、その分野に関する研究設備が整えられています。

四工大間のネットワークが密

四工大同士の関係性は深く、それぞれで連携を行い、研究しやすい環境が整えられています。四工大が発足したのは1990年代の後半で、情勢的に理工系が苦戦しており、このままでは危ないという危機感が根底にあります。このため、四工大間でそれぞれ得意な分野に関して開放して、自由に履修できるようにするなど、MARCHにはできないことを四工大が行う、そこに四工大最大のメリットが存在します。

まとめ

MARCHの理系学部の数だけで見ると、1つの大学に1つの学部なんてところも珍しくなく、少なく見えるかもしれません。しかし、複数の学科が入っており、これらが独立すれば一気に増えていく可能性があります。偏差値は安定し、さすがMARCHと思わせる部分もあれば、四工大には負けないという意思も感じさせます。今後どのような進化を遂げるのか、注目です。