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MARCH(マーチ)卒の年収はどれくらい?年収1000万が可能なのかも解説

2021.12.24

偏差値60をベースとして上位15%の人たちが入るとされるMARCH。立派な高学歴であり、学歴として誇れるものがあります。これからMARCHを目指す人が気になるのは、MARCHを卒業した後の年収。一般的な大学よりも多くもらえるものなのでしょうか。

今回は年収にスポットを当て、MARCH卒業者の平均年収や中央値、年収1000万円は可能なのか、解説します。

MARCH(マーチ)卒業者の年収はどれくらい?

MARCH卒業者はどれくらいの年収を稼いでいるのか、様々なデータから解説を行います。

新卒時の平均年収

2021年度に発表された出身大学別年収ランキングにおいて、上位30校に入ったMARCHは3校。25位の中央大学、28位の明治大学、30位の青山学院大学で、立教大学と法政大学はランク外でした。ただ私立大学は10校しか入っておらず、私立だけで見れば中央大学が7位、明治大学は9位、青山学院大学は10位です。

25歳時の平均年収を見るとMARCHの中の3校はあまり差がなく、400万円ほどです。ちなみにランキングの対象は30歳時のものなので、25歳時の想定年収でランキングをとった場合、法政大学や立教大学が加わる可能性も考えられます。(参照:働きがい研究所)

30歳での平均年収

30歳での平均年収をチェックすると、こちらも大きな差はなく、560万円前後に収まっています。25歳時から30歳時の年収の伸び幅はMARCHの中ではあまり変化がありません。他の大学と比較しても上昇幅はそこまで違いはなく、ベースとなる25歳時の年収の差がそのまま30歳まで引き継がれるか、わずかながら離されるかというケースが多いです。(参照:働きがい研究所)

MARCH(マーチ)卒業者の年収の中央値はどれくらい?

この場合における年収の中央値ですが、3校ランクインしている状態であれば2番目の明治大学が対象となります。明治大学の25歳での想定年収は402.8万円で、30歳での想定年収は560.4万円です。しかし、ランク外の立教大学や法政大学を含めると、3番目の青山学院大学が対象に。25歳での想定年収は400.1万円、30歳での想定年収は554.8万円になります。いずれの中央値もそこまで大差がないため、この2つの大学の平均値が中央値と考えていいかもしれません。

MARCH(マーチ)卒業生で年収1000万円は可能?

いよいよMARCH卒業生は年収1000万円を狙えるかどうかについて解説します。結論から言えば、年収1000万円は可能です。これは45歳時の想定年収をチェックした時、ランクインした3校はいずれも年収800万円を超えていました。平均の想定年収が800万円を超えているため、卒業生の上位が1000万円を超えている可能性が非常に高いです。(参照:働きがい研究所)

ではどんな場合に平均年収1000万円が狙えるのか、その根拠について、先ほどの働きがい研究所のデータなどを参考にご紹介します。

平均年収が1000万円以上の企業への就職率はどれくらい?

平均年収が1000万円以上の給与所得者がそもそも日本でどれくらいあるのか、皆さんはご存じでしょうか?国税庁が発表した「令和2年分 民間給与実態統計調査」によれば、年収1000万円超1500万円以下の人は175万人。給与所得者は全国で5244万人いるため、全体の3%程度が年収1000万円から1500万円の間におり、その上にはおよそ1%の程が1500万円を超える年収をマークしています。(参照:国税庁)

では、事業所規模別でチェックすると、事業所規模が5000人以上の大企業であれば全体の15%が、1000人から5000人未満の企業は全体の12%ほど、500人から1000人未満の企業は全体の7%と事業所の規模に比例して増えていることが明らかです。また資本金が10億円以上の企業でも全体の15%ほどの人が年収1000万円を上回ります。ここも比例して増えています。多くの従業員が働く、資本金が10億円を超える大企業に就職できれば、年収1000万円は十分に狙えます。

一方、平均年収1000万円以上の優良企業への就職率のデータが存在します。すると、慶應義塾大学が9%、早稲田大学が4.8%と続く中、立教大学が2.7%、青山学院大学が2.2%、明治大学が2.0%と続きます。先ほどの中央値を採用すると、明治大学の2.0%が中央値となります。仮に卒業生を1000人とした場合、平均年収1000万円オーバーの企業に入れるのは20人ほど、その20人の中で最終的に1000万円以上を狙えるのは、先ほどの15%を当てはめれば3人になります。つまり、卒業生の0.3%が年収1000万円以上を稼げる可能性が高いというわけです。(参照:EDIT STUDY)

年収1000万円を超える職種とは?

さて、年収1000万円を超える職種には一体何があるのか。国税庁が発表した業種別データでは最大800万円超までしかないため、そのデータをご紹介します。その中で最も年収800万円超の割合が大きかったのが「電気・ガス・熱供給・水道業」で、実に33%。次いで「金融業、保険業」が25%、その次が「情報通信業」の20%でした。(参照:国税庁)

では、電気・ガス・熱供給・水道業はエネルギー事業を展開している会社が多くを占め、求人広告を見てもエネルギー関係の営業、マネジメントの中にはモデル年収が1000万円を超えるケースがあります。ただ総合職として新卒採用されるのが一番わかりやすく、東京電力や中部電力などの電力系の会社に総合職で入社できるのが一番理想であり、国公立大学や早慶上智出身者との就活バトルを勝ち切らなければなりません。

MARCH(マーチ)卒業生で年収が高いのは理系・文系どっち?

MARCH卒業生でも十分年収1000万円が狙えることが明らかになったところで、今度は理系と文系、どちらがより稼げるのか、リサーチしました。

MARCH(マーチ)卒業生の理系の平均年収

MARCHの理系出身の人たちが年間でいくら稼いでいるのか、これに関するダイレクトなデータはありませんが、代わりに理系出身者と文系出身者の平均年収に関する調査のデータをご紹介します。すると、理系出身者は平均46歳の時におよそ600万円を稼いでいることが明らかになっています。600万円の年収が理系全体の平均年収となります。(参照:独立行政法人経済産業研究所)

これは理系出身者の中には大学院まで進学した人が多く、普通の大卒よりも平均年収は高くなりやすいです。そのため、この後紹介する文系は大学院まで進学して就職するケースが少ないため、若干文系の方が年収は下がります。先ほどの大学別年収ランキングと照らし合わせると、17位に理系が多く在籍する東京理科大学があり、45歳時の想定年収が877万円でした。MARCHに関しても、理系はこれに準ずる年収である可能性が想定されます。

MARCH(マーチ)卒業生の文系の平均年収

文系出身者に関しては平均46歳で559万円となっており、理系より下がります。理系よりも50万円ほど低いことを考慮すると、大学別年収ランキングで登場した数字よりも多少下回る可能性も考えられます。MARCHだけでみれば45歳の想定年収800万円ほどですが、文系に限ると700万円台まで下がることが想定され、理系とは若干の差があると見るべきでしょう。薬科大学など理系の単科大学はかなり高く出ており、45歳時で1000万円に迫るところも。理系の方が年齢を重ねてからの賃金のカーブが急上昇しやすく、文系は緩やかに増える傾向にあります。

MARCH(マーチ)と早慶の年収を比較

先ほどの出身大学別年収ランキングにおいて、全体の3位、私立大学で第1位だったのが慶應義塾大学です。25歳の想定年収は478.3万円で、MARCHと比べれば80万円近い差がすでにあります。30歳では687万円で、120万円ほどに差が広がりました。45歳時になると、想定年収は1000万円を超えており、200万円近い差が生じています。

早稲田大学は全体の6位、私立の中では2位ですが、25歳の想定年収は437.8万円、30歳では625.1万円、45歳では949.6万円がそれぞれの想定年収です。慶應と早稲田の間でもおよそ50万円の差がありますが、MARCHと比べるとまだはっきりとした差があります。ちなみに全体の1位は東京大学で25歳の想定年収は唯一500万円をオーバーし、30歳では763万円、45歳では1155万円と他を凌駕します。

NARCHと比べれば相当な差がついていますが、あくまでも平均値であり、大企業に入って出世を重ねていけば東京大学出身の想定年収を超える可能性があるので、特に気落ちする必要はなく、むしろ発奮材料になるでしょう。

まとめ

MARCHを卒業した学生は相当な年収が期待されており、高学歴グループの一角を担っているといっても過言ではありません。しかし、あくまでもサラリーマンとしての年収であり、起業を行ったり、夢を実現させようと努力したりする中であまり意識すべき数字ではないかもしれません。時に大変な思いをしながら苦労を重ねることがあるからで、成功した瞬間、MARCHはおろか、東大や早慶出身者の年収を大きく超えることもあるでしょう。あくまでも目安であり、これ以上の数字を残せるかどうかは自分自身にかかっています。