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MARCH(マーチ)はFランなの?Fランと言われる理由やどこからがFランなのかも解説

2021.12.24

インターネットが普及して20年以上、私たちが当たり前のようにネットを使いだして情報ツールとして機能し始めたのは21世紀に入ってから。その時期に飛び出した受験に関する言葉として「Fラン」があります。

あまりいい意味ではないFランはネットスラングとして広まり、一定の水準以下の大学を蔑む意味合いで用いられています。今回はMARCHはFランなのかという話題からFランの定義、なぜMARCHはFランと呼ばれるに至ったのかを解説します。

MARCH(マーチ)ってFランなの?

MARCHはFランなのかと尋ねられ、ほとんどの人はそんなはずはない、あり得ないと返すはずです。なぜ自信をもってFランではないと返せるのか、そこにはちゃんとした理由がありますので、ご紹介します。

そもそもMARCH(マーチ)とはどの大学?

そもそもMARCHですが、Mは明治大学、Aは青山学院大学、Rは立教大学、Cは中央大学、そしてHは法政大学です。最近はMARCHの上に学習院大学のGがつくことがあり、GMARCHと呼ぶケースも増えています。いずれの大学も東京の一等地に立派なキャンパスを構える、知名度的にもかなり有名な大学です。多くの有名人を輩出しており、スポーツ選手も政治家も官僚も数多く生み出している立派な大学ばかりです。

そもそもFランの定義とは?

ここまでFランという言葉が何度も出てきていますが、そもそもFランの定義とはなにか、まずFランの意味とは何か、意外と答えられない人が多いようです。元々は河合塾が難易度のランキングを作成した際、フリーランク大学、別名Fランク大学を設定したことから始まります。フリーランクとは偏差値で示していない、示せないことを指しています。

勘違いされるのはA評価、B評価と続き、最低ランクがFランクではないかというものですが、実際は違います。ただあまりにも勘違いする人が多かったため、現在はボーダーフリー、BFを使うようになりました。

MARCH(マーチ)はFラン?

Fランの背景から考えるに、MARCHは明らかにFランでないことは明らかです。Fランになる大学は偏差値35を下回る大学とされ、MARCHは平均の偏差値がだいたい60と実に20以上偏差値が離れています。もしMARCHがFランになってしまうと大多数の大学がFランとなってしまい、バランスが大きく崩れてしまいます。だからこそ、MARCHはFランなのかと尋ねて、そんなはずはない、MARCHがFランになるとかあり得ないという反応が多くなるのはそのためです。

なぜMARCH(マーチ)はFランと言われることがあるのか?

明らかにMARCHはFランではありません。しかし、ネット上ではなぜかFランと呼ばれてしまいます。それはいったいなぜか。そこにはいくつかの理由がありました。

国公立大や早慶上智などを落ちたMARCH生の自虐の可能性

自分たちの大学を自虐的に紹介するケースはよくあります。もちろん愛情の裏返しで自らの大学を自虐的に表現するわけですが、国公立大や早慶上智を志望していたのに落ちてしまい、仕方なくMARCHに入った学生はなかなか自分の大学を愛せないようです。そのために、自分が至らない悔しさも含め、MARCHはFランと周囲に言いふらすのかもしれません。また教室内が賑やかで、講師が怒鳴って黙らせる光景を見て、なんでFランの大学に入ってしまったのかと悔しさがこみ上げる人もいるでしょう。

国公立大や早慶上智生などによる嘲笑の可能性

ここ10年程度で、マウントを取るという言葉が出てきました。元々は格闘技で使われた言葉で、特定の事柄で相手よりも上に立とうとする行為を指す言葉です。MARCHはFランというフレーズは、学歴でマウントを取る場合に用いられる嘲笑のようなものであり、これを国公立大や早慶上智の学生が用いている可能性が考えられます。全員が全員そんなことを思うわけではないですが、国公立大や早慶上智の中に入り、勉強面で大苦戦し進級や留年が危惧され始めた時、精神安定剤としてMARCHはFランというフレーズを使いたくなるのかもしれません。

ネット上でのネタ

ネット掲示板を見ると、MARCHはFランという言葉があふれかえっています。中には自らを高卒と称した人物がMARCHはFランであると書き込んでいくのです。Fランの大学でないことは明らかなのに、いわばネタとして使っているケースがほとんどで、具体的な反論をしても、「マジレス」として空気の読めない奴というレッテルを貼られます。本気で受け取る人を面白がる傾向にあるため、いつまでもネタとして飽きられることがなく、多くの人に利用され続け、今に至るというわけです。

FランはどこからがFランなのか?

では、Fランの大学はどこからがFランなのかについて解説します。先ほどもご紹介した通り、偏差値35未満の大学がFランの大学です。河合塾が設定する偏差値は合格率が50%になる偏差値で、表記上の偏差値を持っていればその大学の合格率は50%ということになります。Fランの大学の場合、この合格率50%の偏差値が存在しません。つまりボーダーラインが設定できないため、現在はボーダーフリー、BFと表記されます。

河合塾がBFに設定する大学は全国にあり、軽く100校は超え、120から130に達する勢いです。またより厳しくFランを設定する場合に、日東駒専や産近甲龍よりも下の大学をFランとするケースがあります。その場合は先ほどの数倍にも膨れ上がり、ほとんどの大学がFランの大学になってしまいます。

MARCH(マーチ)とFラン大学の差はどれくらいあるの?

MARCHの偏差値はだいたい60前後、Fランの大学は偏差値35未満なので、その差は少なくとも25はあり、それ以上に差が広がっているケースも考えられます。偏差値25の違いは非常に大きく、偏差値60の状態であればだいたい上位15%に入ります。しかし偏差値35だと上位93%に入り、少なくとも偏差値25の間に78%ほどの差が生じ、MARCHの偏差値が高くなり、Fラン大学の偏差値が下がればより差が生じやすくなります。

下から数えた方が早いFラン大学、上から数えた方が圧倒的に早いMARCH、これを見る限り、MARCHはFランと称すること自体、唇寒しな言動と言えなくもありません。

まとめ

MARCHはFランというフレーズはネットで検索すれば簡単に出てきますが、もはや定型句のような使われ方をしており、反論するのもバカバカしいほどです。いわゆる「マジレス」をするならば、上位15%に入るMARCHはFランではなく、評価的にはAランクです。またFランの大学に通う学生の中には優秀な人物もり、Fラン大学の出身だからみんな質が悪いということは断じてありません。結局は大学でどれだけ学問に打ち込めたかが重要であり、MARCHはFランと言葉遊びをするぐらいなら、前向きにチャレンジをしていく方が健全と言えるでしょう。