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MARCH(マーチ)の滑り止めにおすすめの大学とは?文系・理系ごとのおすすめ校も紹介

2021.12.24

偏差値60レベルの学力を持つ人にとって一番ターゲットになりやすいのが明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学で構成されるMARCH(マーチ)です。文系と理系、それぞれに有力な学部を持っており、甲乙つけがたいのが実情です。

一方、偏差値60レベルということもあって時に難易度が上がり、非常に厳しい受験を強いられることもあります。それでいて浪人はできないという時に必要なのが滑り止めです。どんな滑り止めの大学があるのか、まとめました。

MARCH(マーチ)の滑り止めにおすすめの大学とは?

MARCHの滑り止めとしてどんな大学があるのか、関東と関西それぞれにある大学をグループごとに分け、解説します。

日東駒専

MARCHの滑り止めとして全国の学生にとって定番となっているのが日東駒専。日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学で構成されていますが、2021年の最新の文系偏差値においてMARCHと日東駒専の間にはおよそ10ポイントほどの差があります。日東駒専の中では多少の難易度の違いはありますが、グループ内で決定的な差はついていません。(参照:ダイヤモンドオンライン)

ここ数年で日東駒専の難易度は上がっているとはいえ、それなりの差が生じていることは明らかです。一方で学部によって偏差値で大きな差がついていることから、学部によってはMARCHレベルの難易度が必要になるところもあるので、滑り止めとしてふさわしいか、学部ごとの精査が求められます。

大東亜帝国

大東文化大学、東海大学、亜細亜大学、帝京大学、国士舘大学で構成される大東亜帝国。ネットスラングで、大東亜帝国はFランク、つまり偏差値のボーダーが存在しない大学と言われてきましたが、日東駒専よりもワンランク落ちる程度で、偏差値50程度を保っているのが実情です。

しかし、日東駒専が難化したことで日東駒専の滑り止め的な位置になりつつあります。MARCHの滑り止めとしてはやや物足りないですが、大東亜帝国のレベルはネットで語られているほど低くはありません。

成成明学

成蹊大学、成城大学、明治学院大学で構成される成成明学。偏差値をチェックするとMARCHにわずか及ばないものの、一部学部はMARCHと互角を演じています。このため、MARCHに限りなく近い大学群と考えるべきで、日東駒専よりも偏差値は上です。

本来の滑り止めは、第一志望の大学より偏差値が10程度下の大学が望ましいと言われています。MARCHのわずか下に位置することから滑り止めとしては機能しない可能性が高めです。もし成成明学を滑り止めにする場合、早慶上智などの難関大学を第一志望にしないと釣り合わないでしょう。

関関同立

関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学で構成される関関同立。偏差値をチェックすると若干MARCHの方が上であり、成成明学と同じような位置にいると言えます。関関同立の場合も学部によってはMARCHの学部を凌駕するケースがあるだけでなく、関西では関関同立の人気が高く、MARCHと双璧をなす存在とも言えます。

関関同立とMARCHをセットで受ける人もいますが、これは同じような難易度の大学であり、同じようなブランド力のある大学なのが大きいです。決して滑り止めで受けているわけではないです。

産近甲龍

京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学で構成される産近甲龍。偏差値的に見ると日東駒専とほぼ同じ、関関同立と比べれば偏差値10程度の違いが見られます。MARCHと関関同立がほぼ同じであることを鑑みれば、MARCHの滑り止めで産近甲龍の各大学を受験することは十分にあり得る話です。

問題は関東に住む学生がわざわざ関西の大学で滑り止めを受ける必要があるのかということ。関関同立の滑り止めで産近甲龍を受けるのが現実的で、関西に住む学生の滑り止めと考えるのが一般的です。

MARCH(マーチ)の滑り止めにおすすめの大学を文系・理系ごとに紹介

MARCHの滑り止めとして、どの大学を受ければいいのか、文系理系それぞれに合ったおすすめの大学をご紹介します。

文系におすすめのMARCH(マーチ)の滑り止め大学

武蔵大学

成成明学は3つの大学で構成されていますが、これに加えて成成明学獨國武というものがあります。獨協大学や國學院大學、そして武蔵大学が加わります。武蔵大学をおすすめするのは経済学部や人文学部、社会学部では英語を使わず、得意な2つの科目で受けることができる点です。例えば、国語と政治経済、国語と日本史という受け方もできます。知名度は低く、意外な穴場にもなっています。

二松学舎大学

二松学舎大学は文学部が一定のレベルを保っており、MARCHの滑り止めに適しています。文学部志望の学生にとっては手ごろな滑り止めになる可能性があります。日東駒専が全体的に難化する中で二松学舎大学の文学部は大東亜帝国グループのやや上に位置するとされます。日東駒専でも滑り止めとして不安がある文学部志望の人はここを滑り止めにするのがいいかもしれません。

神奈川大学

神奈川大学は、偏差値的には日東駒専より低めですが、神奈川大学が優れているのは給費生試験の存在です。もし合格すれば返還義務不要の奨学金を最大880万円給付してもらえます。この給費生試験は給費生として合格できなくても、「一般入試免除合格」が存在します。試験日は12月に設定され入試の前哨戦になるほか、試験問題のレベルは一般入試と同じレベルなのでMARCHを目指す上で乗り越えなければならない壁とも言えます。就職にも強いため、万が一給費生試験に合格した場合には検討の価値はあるでしょう。

理系におすすめのMARCH(マーチ)の滑り止め大学

東京都市大学

東京都市大学は知名度的に低いですが、過去は武蔵工業大学という名前で実績は豊富です。就職に強いだけでなく、研究面で力を入れており、滑り止めではなく、そのまま入っても十分よさそうな大学です。研究に力を入れてみたい人にとってはMARCHの学部よりも魅力的に思えるかもしれません。

東京電機大学

先ほど紹介した東京都市大学、芝浦工業大学と工学院大学、そして東京電機大学は伝統的な工業系の大学として知られています。東京電機大学はその中では一番入りやすい大学で、滑り止めには適していると言えるでしょう。キャンパスが北千住駅の駅前にできるなど、交通アクセスは申し分なしです。

名城大学

名城大学は文系理系それぞれ学部がありますが、理系に関してはMARCHの滑り止めとして十分機能し、そのまま入った場合でも就職に強く、特に愛知県内の知名度が高めです。愛知県には愛知大学、愛知学院大学、名城大学、中京大学の愛愛名中というグループがあり、日東駒専と同じレベルとされています。就職、特にトヨタを視野に入れている場合にはおすすめです。

MARCH(マーチ)の滑り止めになるおすすめの女子大は?

女性の中でもMARCHを狙っている方はいます。女性が狙う場合、滑り止めとしてどの女子大が適しているのかを解説します。

昭和女子大学

昭和女子大学の偏差値は学部によってかなりの差がありますが、平均的なレベルは日東駒専とほぼ同じくらいとされています。一方で面倒見がいい大学として高い評価を集めるほか、就職に力を入れており、女子大の中ではトップクラスを誇ります。滑り止めの大学として機能しますが、そのまま入っても決して損はない女子大と言えるでしょう。

実践女子大学

実践女子大学の偏差値は日東駒専と比べると同じかやや下回る程度と言われています。ただ渋谷キャンパスに移転してから立地の良さも相まって人気が上がり、偏差値も上昇傾向にあります。このため、MARCHの滑り止めとしてふさわしい位置まで押し上がっています。

大妻女子大学

大妻女子大学は100年以上の歴史を誇る大学であり、偏差値的には日東駒専レベルにあります。就職の実績が豊富であることに加え、キャンパスの立地が素晴らしいこと、家政学部という独自の学部への注目度も高いため、滑り止めの大学に通う事態になっても大妻女子大学であれば苦にする必要はありません。

MARCH(マーチ)の滑り止め大学を選ぶ際のポイントとは?

MARCHの滑り止めを選ぶ際にどんなポイントで選んでいけばいいのか、3つのポイントをまとめました。

試験日程

滑り止めの大学なので優先順位は当然MARCHよりも低く、MARCHの試験日程と丸被りするのは最悪です。理想形は一番先に滑り止めの大学の入試があり、そこで入試に慣れて大本番のMARCHの入試につなげられるのがいいでしょう。無理のない日程を組んでMARCH合格に向けていい流れを作れる日程が組めれば最高です。

万が一通うことになった場合の対応

滑り止めの大学はいわば保険であり、心から行きたい大学ではありません。しかし、滑り止めの大学しか行けず、浪人は避けなければならない状況だった場合はそこに行くしか道はありません。滑り止めだったけど入ってみたらめちゃくちゃ立派、学問に集中できるなどの状態になれば、「禍を転じて福と為す」状態になります。手ごろな偏差値で魅力的な大学を滑り止めにするのがいいでしょう。

模試のA判定の大学

おそらく合格するであろうという大学が滑り止めとなるため、手っ取り早く合格しそうな大学を見つけるには模試でA判定だった大学を狙うのが確実です。A判定なら合格可能性は80%以上あるため、滑り止めとして十分です。A判定の中から探すのが確実である一方、1つでも多くA判定の大学を作っていくことがMARCH合格を狙う上でも大事です。

MARCH(マーチ)の滑り止めは何校受ければよい?

1回の大学受験で何校受けるかはかなりバラバラで、3校や4校が多いものの、本命しか受けない人も1割近くいる中、7校以上受ける人も2割近くいるなど様々です。共通テスト利用入試で滑り止めの大学をチョイスするケースもありますが、3校ないし4校を想定した場合は1校ないし2校が滑り止めの大学を受ける際の目安になるでしょう。金銭面で余裕がある場合も最大5校ぐらいにとどめるべきで、無理な日程を組まないようにするのがおすすめです。(参照:河合塾)

MARCH(マーチ)の滑り止め大学はいつまでに決めるべき?

入試の日程は夏ごろには確実に出ており、この時点ではある程度の候補は決めておきたいところです。結局、第一志望校があっての滑り止め大学であり、MARCHを志望すると分かった時点で絞り込んでいくのが理想的です。日程から逆算して滑り止めの大学を決めるのもいいですし、共通テスト利用入試を積極的に活用するのもいいでしょう。もし共通テスト利用入試を活用するなら合格に何点必要になるか設定する必要があるため、高3の夏から秋にかけて決めておくと勉強が捗りやすいでしょう。

まとめ

MARCHの滑り止めはどこにすべきか、考え方は人それぞれ。知名度で日東駒専にする人もいれば、将来的なことを考えて就職に強い大学を選ぶ人もいるでしょう。いずれの場合でも状況によって滑り止めの大学に行かなければならない状況が出てきます。その時に後悔しないよう、滑り止めの大学とはいえ真剣に選ぶことをおすすめします。日東駒専より偏差値的に下の大学でも魅力的な大学はたくさんあります。納得のいく滑り止めの大学を選び、勉強に専念しましょう。