学び
2021.10.11
「あの時、こうしておけばよかった」
人生ではこのように後悔することがありますよね。
では大学受験においては後悔することはあるのでしょうか。
この記事では受験を控える高校生に向けて「大学受験で妥協したら後悔はするのか」という疑問を解決します。
具体的には
・大学受験における妥協とは?
・大学受験で妥協したら後悔する?
・大学受験で妥協して後悔しないためにできること
・大学受験における妥協ラインはどれくらい?
の順に解説します。
6分くらいで読めますし、大学受験で妥協して後悔しない方法まで解説しているのでぜひ一読ください!
そもそも大学受験における妥協とはどんなものがあるでしょうか。ここでは大学受験における妥協を5つ紹介します。
1つ目の妥協は志望校をさげることです。志望校を下げることでモチベーションが低下することになります。
例えば第一志望の大学を受けることになれば「絶対合格したい!」という気持ちから
・勉強の質が上がる
・勉強の時間が伸びる
・隙間時間も勉強する
などの効果があるでしょう。
しかし志望校を下げてしまうと、「別に行きたい大学でもないしな...」というメンタルになり
・合格後のウキウキした生活が想像できない
・勉強に身が入らない
・受験前の追い込みができない
ということになります。
その結果思った結果が出ず後悔が残りやすくなります。
2つ目の妥協は滑り止めの大学を適当に決めることです。受験生は「第一志望に合格する!」という気持ちで勉強します。
そのため第二志望、第三志望について
・どんな大学なのか
・いってもいいと思える大学なのか
をシミュレーションをせずに決めてしまうことがよくあるのです。
しかし受験に「絶対」はありません。たとえA判定の受験生でも落ちることだってあります。
滑り止めの大学を適当に決めることは受験でよくある妥協と言えるでしょう。
3つ目の妥協は苦手科目から逃げることです。苦手科目はどうしてもストレスがかかります。そのため楽な得意科目ばかり勉強してしまうのです。
自分の中では「勉強しているのだから大丈夫」と正当化が行われていることもしばしば。苦手科目から逃げていることを直視できないことがよくあります。
4つ目の妥協はスマホを止められないことです。
例えば
・お昼ご飯の時間
・勉強した後の休憩時間
・トイレに行くタイミング
でスマホを触ってはいないでしょうか。
スマホは中毒性があるもの。スマホのせいで受験に集中できなかったパターンもあります。
5つ目の妥協は本気で取り組むのが遅いことです。妥協のパターンとして、受験直前になっても勉強に力が入らないことがあります。
「行ける大学に行けたらいい」
というマインドになっているのです。しかし受験は多くの人間が本気でやります。
そのため「行ける大学に行けたらいい」のマインドでは自分が予想していたよりも低い大学にいくことになるでしょう。
ここまで大学受験において妥協するポイントを見てきました。では大学受験で妥協したら後悔するのでしょうか。
結論をいうとやはり後悔はあります。妥協したということは「全力を出し切れなかった」ということです。
そのため「あの時もっと頑張れたはずなのに」という後悔に繋がりやすくなります。
ましてや大学受験は未来を左右する大きなイベントですから、後悔を感じる機会も多くなるのです。
ここでは具体的にどんな時に後悔を感じるのか解説していきます。
後悔を感じるシチュエーションの1つ目は浪人して上の大学に進学した友達を見た時です。
友達の中には妥協せずに受験を成功させて上の大学に行った人もいるでしょう。
例えばInstagramやTwitterのSNSで友達の楽しそうなタイムラインが流れてきたらどうでしょうか
・大学の前で撮った入学式の写真
・サークルの人たちと楽しそうにしている写真
・大学毎日が充実しているというツイート
これらが目入ると「俺もがんばっていたらこの大学で楽しい大学生活が送れたのに...」と後悔の気持ちがわいてくるでしょう。
後悔を感じるシチュエーションの2つ目は将来の仕事を選ぶ時です。就職においては大学名で落とされる学歴フィルターが存在します。
企業が何万人の応募者をさばくために学歴という指標を使って人数を絞るのです。
つまり「あの大学に行った友達は通ったのに、自分はエントリーシートで落とされる」ということが起きます。
そんな状況に直面したとき「あの時勉強しておけばよかった」と大きな後悔をするでしょう。
ここまで大学受験で妥協すると後悔することを確認してきました。ここでは後悔は一生付きまとうのか・時間とともになくなるのか」について解説します。
マイナビの「受験失敗した人に聞いた! すべり止め大学でも人生幸せ? 約2割が「今も後悔」によると第一志望以外に進学した人の20%は社会人になっても後悔しているというデータが出ています。
・「大学受験を妥協しなければもっといい環境で働けたのに」
・「大学受験を妥協しなければ、学歴で評価が下がることもなかったのに」
このような後悔が社会人になっても残っているのです。
大学受験がいかに人生に影響を与えるイベントかを表しているとも言えますね。
しかし第一志望に合格できなくても、後悔なく生きている人はいます。後悔がなくなった理由として多いのが、大学生活が充実していたからというもの。
第一志望ではない大学における
・友達との出会い
・サークルでの活動
・ゼミでの研究
が心の傷をいやしてくれることもあります。
大学受験に身が入らず妥協してしまっても、楽しく生きる人もいるということは覚えておきましょう。
大学受験の後悔が癒えることはあるとしても、どうせなら後悔しないほうがいいですよね。ここでは大学受験で妥協して後悔しないためにできることを解説します。
大学受験で妥協して後悔しないためにできることの1つ目は大学に実際に行ってみることです。
大学受験で妥協しないためにはモチベーションを保つことが大切です。実際に足をはこぶことで「この大学に行きたい!」という強いモチベーションを持てます。
特にオープンキャンパスには積極的に行きましょう。オープンキャンパスでは
・実際の大学生と話せる
・行きたい学部の説明を受けられる
・大学内を案内してくれる
といった体験ができます。
脳に「自分がこの大学にいる姿」をイメージさせられるのです。
大学に行ってみることで勉強がしんどい時に支えとなってくれるような強いモチベーションを得られるでしょう。
大学受験で妥協して後悔しないためにできることの2つ目は早めに勉強を開始することです。
「大学受験は三年生からで大丈夫」という気持ちはないでしょうか。
たしかに多くの人は大学三年生から受験勉強に力を入れ始めますが、実はスタートの時点で大きな差がついているのです。
例えば以下の三人がいたとします。
A:定期テストをまったく勉強してこなかった人
B:定期テストをテスト週間だけ頑張ってきた人
C:定期テストに向けて毎日勉強してきた人
この中で一番、後悔ない大学受験を送れるのは誰でしょうか。おそらくCの人ですよね。大学受験は「せーの」でスタートするものではありません。
先にスタートしていいのです。現在、既に高校三年生という人もなるべく早く勉強を始めましょう。
大学受験では事前に「この大学までならいく」と決めておくのがおすすめです。もし第一志望に落ちた場合、冷静でない状態で進路選択をすることになります。
落ち着いて考えたら第二志望でも十分よかったのに、浪人を選択してしまうこともあるのです。
ではその妥協ラインはどうやって決めればよいのでしょうか。妥協ラインは「第二志望の大学に行く」と「一年間浪人して第一志望に行く」を天秤にかけて決めましょう。
例えば「第二志望の大学に行く」<「一年間浪人して第一志望に行く」という気持ちの状態であれば一年間浪人して第一志望に行くと考えておくべきです。
しかし浪人で成績が上がる人は1割しかいない程、きびしい世界だということは覚えておきましょう。
ここまで「大学受験で妥協したら後悔するのか」について解説してきました。内容をまとめます。
・大学受験に妥協すると後悔する
大学受験に妥協して後悔しないためにできることは以下の2つ
・大学に実際に行ってみる
・早めに勉強を開始する
・大学受験における妥協ラインは「第二志望の大学に行く」と「一年間浪人して第一志望に行く」を天秤にかけて決める。
大学受験は未来を決める大きなイベントです。ここで紹介した方法を実践して妥協せずに後悔のない大学受験をしましょう。